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謎の多い軍装品に関して細部を知りたくないですか?このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。上級コレクターのみならず、これからコレクションを始める初心者の方も必見です。

アメリカの軍服 M51フィールドジャケットとは? 0092 USA

こんにちは!

M43から始まるアメリカ軍近代四つポケ戦闘服シリーズ(そんなシリーズでしたっけ?)も、後半に入ってきました。

今回はM50のすぐ後に開発されたM51フィールドジャケットを分析します。

印象的には、M43の要素が増えてるような気がします。

   目次

1  アメリカの軍服  M51フィールドジャケットとは?

第二次大戦後、M50フィールドジャケットを開発したアメリカ軍ですが、1950年に北朝鮮軍の奇襲で始まった朝鮮戦争では、M50の支給が間に合わず、殆どM43を主体とする旧式装備で戦闘を開始しました。

しかし、アルディンヌの森より強い朝鮮半島の寒気は、M43、M50の防寒能力の低さを露呈させるとともに、手袋使用時の使いづらさも兵士に教えました。

そんな中、戦争中でしたが前線の声を重視し、急遽M51ジャケットが開発されます。

今回のモデルは、そのM51でも中期〜後期のモデルになります。どんなジャケットでしょうか?

早速確認していきましょう!

 

2  ジャケットの全体及び細部写真

前面  一見先輩モデルと大きな違いはないように見えますね。

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背面
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前面裏側
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背面
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前合わせはジッパーとダットファスナー  ここが新しいですね。
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襟は襟裏のボタンで留めてスタンドカラーに。チンストラップはありません。
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胸パッチポケット  ダットファスナーで開閉  
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腰スラッシュポケット  ダットファスナーで開閉

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腰ポケットの中は毛布生地で、ハンドウォーマーも兼ねていますよ。。暖かそうですね。
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エポレット  M43、M50より幅広です。 ボタンで開閉
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袖口  マチ付きで2個のボタンで開閉、調整
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サイズスタンプ
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データスタンプ  正式品名は「コート」

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データスタンプ下部には謎の赤いスタンプが!(検査員スタンプでしょうか?)
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裾のドローコード
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前身頃裏側  見えているボタンはライナー用です。
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ウエストのドローコードは、何故か表側にでています。(出ていないモデルもあり。)
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袖口裏側  ここにもライナー用のボタンが。
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ジッパーはコンマーのアルミ製   殆ど使用されていないので昨日製造されたようにピカピカです。
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表に出ているウエストのドローコード
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ダットファスナーの刻印
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ジッパー差込口にもコンマーの刻印が。
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両袖に階級章、左肩口に部隊章を縫ったあとがありますが、全体的に着用感が感じられません。
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肘はM51から立体裁断、縫製になりました。
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3  その特徴とは?

生地は高級なコットンサテンに変更されています。M43と同等ですね。

生地のカラーは、M50よりODが強いです。

大きく違うのは前身頃で、前合わせがボタンからジッパーとダットファスナーに変更され、各ポケットもボタンを廃止しダットファスナーに変更されています。

これで、かじかんだ手や手袋をつけたままでも、ポケットを留められますね。

生地を変更したので、重くはなりましたが、防風性能がアップしています。

M43、M50にあった襟のチンストラップは省略されて、襟にあるボタンとボタンホールでスタンドカラーになるようになっています。

(これは陸上自衛隊のOD作業服にも採用されていました。)

今回は準備できませんでしたが、ウール製の専用のライナーと、専用の防寒フードがありますよ。

M43、M50の記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

4  製造、サイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     1955年

 ・製造場所                       アメリカ

 ・契約会社                       アメリカ

 ・製造会社                            〃

 ・材質                              コットン

 ・表記サイズ                   R–S(S–R)

 ・各部のサイズ(平置) 

                                     着丈  約80センチ

                                     肩幅  約48センチ

                                     身幅  約56センチ

                                     袖丈  約62センチ                             

 ・状態                         中古極上品

 ・官民区分                  官給品

 ・入手場所                  ヤフオク

 

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5  まとめ

私の先輩は、襟の形がキレイ、かつ前身頃のジッパーが便利なので、M51がお気に入りです。

たしかに洋服らしい戦闘服は、このM51が最後で、以降は戦闘用に特化又は簡略化していくんですよね。

古き良き時代のフィールドジャケットですが、現代でも着やすくて良いジャケットです。

袖がボタンでスッキリしているのも、いいですね。

カラーはODですが、シックで落ち着いています。

流石に今日では、官給品は数が少なくなり高価になりつつありますが、まだまだ入手可能ですよ。

今回のモデルも支給されたものですが、殆ど着用感のない極上品でした。

サイズはS–Rですが、厚いライナーを着用することを前提にしているため、M65でM–Rを着用している方でも着られますよ。

逆に表記サイズで購入すると、大きいサイズ感になるので要注意です。

購入時は、一つ下のサイズがベストかもしれませんね。

 

今回は、アメリカ軍のM51フィールドジャケットを分析しました。

次回は、世界一可愛い迷彩服を分析します。お楽しみに!

       ✳︎             ✳︎             ✳︎

昨日はクワガタさんでしたが、本日はゴマダラカミキリさんを保護しました。

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道路をあるいていたので、安全な場所に移動させようとすると、自分から羽根を広げて飛んでいきました。

クワガタさんより飛ぶことが好きみたいですね。

今日も昆虫さんにパワーをいただきました。

今日からの出張も頑張れそうです!

 

読んでいただき、ありがとうございました。