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軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーブログです。初心者コレクターの疑問点を解消します!

【アメリカの軍服】M50フィールドジャケット(末期生産型)とは? 0645 🇺🇸 ミリタリー

今回は、1950年代のアメリカ軍フィールドジャケットを分析します。

これまでもいくつか分析してきましたね。

でも今回のモデルは、これまでのものと大きく違った箇所がありましたよ!

それはともかく、今回のアイテムはデッドストックです!

   目次

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1  アメリカ軍M50フィールドジャケット(末期生産型)とは?

第二次大戦後半にアメリカ軍が開発した傑作戦闘服であるM43フィールドジャケット。

 

戦後各国(アメリカの影響を受けた国々)がそのデザインを参考にした装備を開発しましたね。

(自衛隊も参考にしました!)

 

でもM43フィールドジャケットは、分厚いライナーを着て、その上に着用するように設計されていたため、表記サイズより2サイズほど大きいのが特徴でした。

 

また、そのライナーは単体で着られる暖かくて優秀なものでしたが、ウールシャツの上にライナーを着て、その上にまたM43フィールドジャケットを着なければならず、二度手間感が半端なかったようですね。

 

そこで、そんな不具合(?)を改良したのが、今回のM50フィールドジャケットでした。

 

特徴は、専用のライナーをジャケットに装着できるようにしているところですね。

 

しかし今回のモデルは、一般的な型とは違った、特殊なモデルですよ!

 

さてさて、それはどんなM50フィールドジャケットなのでしょうか?

 

今回は、アメリカ軍フィールドジャケットコレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  アメリカ軍M50フィールドジャケット(末期生産型)の全体及び細部写真

前面

デザインは一見M43&M50フィールドジャケットと変わりませんね。

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背面

でもシェルのカラーがオリーブグリーンになっています。
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前面裏側
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背面裏側

タグが3枚もありますよ。
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襟周りレイアウト
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襟はチンストラップで立てることができます。

この辺りはM43から継承されていますね。

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タグ①
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タグ②
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タグ③

1951年度契約品です。

なんとMIL–SPECが付されていますよ!
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エポレットはテーパーなしのクサビ型です。
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胸ポケット

ボタンで開閉
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腰ポケット

こちらもボタンで開閉
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腰ポケットの内側は生成りです。

腰ポケット内にタグはありません。

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前合わせのボタンホール部には、ライトブラウン(カーキではなく)の薄い生地で補強してあります。
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かなりテーパーが付いています。
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袖口はボタンで開閉・調整

シェルと同じ生地でマチがあります。
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袖の裏側にはライナー装着用のボタンあり。

前身頃にもありますが、この裏側のボタンがM43フィールドジャケットとの相違点ですね。
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前身頃裏側のライナー装着用ボタンとウエストのドローコード

ライニングはポプリンのようです。
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追記(20210205)

M50ジャケット専用のフードが見つかりました。

形状はM43フィールドジャケットに似ていますが、少々簡略化されていますね。

右側面

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左側面

フード前縁に内蔵されているドローコードの出口に。補強の皮革がないですね。
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左側面裏側
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右側面裏側
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タグ

ちゃんとM50になっていますね。

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データステンシル
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サイズはMですが、38〜42までカバーしているようです。
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裏側は一部で色調の違う生地が使用されていました。

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M43との色調比較

大きく色調が変わっていますね。

左:M50用(オリーブグリーン)

右:M43用(オリーブドラブ)
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3  アメリカ軍M50フィールドジャケット(末期生産型)の特徴とは?

今回のモデルは、シェルのカラーがなんとOD(オリーブドラブ)からOG(オリーブグリーン)に変更されていました。

(どちらかというと、M51フィールドジャケットの生地に近いですね。)

 

生地の織り方も少々違っているようです。

 

通常のモデルと今回のモデルの生地色調と織り方の違いは以下のとおりです。

 

生地の織り方

左:通常のモデル

右:今回のモデル

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生地の色調

左:通常のモデル(オリーブドラブ)

右:今回のモデル(オリーブグリーン)
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デザインはM43フィールドジャケットから継承されているものですね。

 

構成は、エポレットあり、胸ポケット×2、腰ポケット×2ですが、ジャケット裏側の前身頃と袖口に専用ライナーを装着するためのボタンを増設しています。

(ここがM43とM50の識別点ですね。)

 

全体的な縫製は、丁寧かつ正確で、部分的にはM43よりも丁寧ですね。

 

サイズは現代のようにSML表記に変更されていますが、M43フィールドジャケットのように大きくはなくて、精々1サイズ程度大きいサイズ感です。 

4  アメリカ軍M50フィールドジャケット(末期生産型)の製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1951年

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    S–R

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)  

          着丈 約79センチ

          肩幅 約49センチ

          身幅 約60センチ

          袖丈 約63センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     ヤフオク

・入手難易度    4(極めて困難)

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5  アメリカ軍M50フィールドジャケット(末期生産型)まとめ

M50フィールドジャケットは、その採用年に始まった朝鮮戦争にも一部投入されましたが、極寒の朝鮮半島では不十分な性能であったようです。

 

何故なら、1951年には新しいM51フィールドジャケットが開発・採用されたからです。

 

しかしM50フィールドジャケット自体は、どうやら1951年度まで生産されていた…というのが今回のモデルのタグから判明しました。

 

考えたら当然なんですが、新しい装備は、すぐに全て取り替えられるわけではなくて重複する期間がありますね。

 

軍装備品の製造も、あるいは同じなのかもしれません。

 

さて、今回のモデルですが末期生産型ということで、貴重なM50の中でも、さらに貴重な逸品と言えますね。

 

しかもデッドストックなのも貴重です。

(今回、こうやって記事にできて私も嬉しいです。)

 

入手困難だと思いますが、それでも大戦中の武装親衛隊迷彩スモックやA–2フライトジャケットA–2に比べると、まだ手に届く価格で販売されています。

 

アメリカ軍のフールドジャケット史に欠かせないジャケットを、あなたもぜひ入手してみてください!

 

私は、フルパッチ(ワッペン)の中古極上品を探してみたいと思います。

 

今回は、貴重なM50フィールドジャケットの中でもさらに貴重な末期生産型を分析しました。

次回は、久々に国籍不明の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

(20210602更新)

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参考:他のアメリカ軍フィールドジャケットはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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