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フランス軍リザードとは一味違います!【ポルトガルの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(初期型・リザード迷彩)とは? 0115 🇵🇹ミリタリー

今回は、1960年代のポルトガル軍空挺迷彩スモックを分析します。

一見フランス軍のリザードパターンに似ていますが、別物ですよ。

独特のデザインが特徴ですね。

中古品ですが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型・リザード迷彩)とは?

これまでにもポルトガル軍のアイテムは、いくつか分析してきました。

 

過去のポルトガル軍迷彩スモックの記事はこちらです。⬇︎

今回のモデルは、上記のモデル(中期型)の一つ前の型になります。

 

海外の書籍では、中期型が「1stパターン」、今回のモデルが「2ndパターン」と紹介されています。

 

しかし、デザイン、材質及び縫製をよく観察すると、今回のモデルが先に製造されたように思うのです。

 

また伝説のミリタリー雑誌「PXマガジン」にも、中期型のスモックを現役で使用している写真がありました。

(1980年代のことです。)

 

因みに最近のスモックのデザインは中期型を踏襲しています。

 

最近のポルトガル軍空挺スモックはこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

皆さんはどう思いますか?

 

そもそも初期型の空挺迷彩スモックとは、どんなものなのでしょうか?

 

今回は、ポルトガル軍装備マニアのみならず、リザード迷彩マニアのあなたと一緒に確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面  
この迷彩もなかなかキレイですね。
ポケットの配置が、アメリカ軍のM43フィールドジャケットに似ています。f:id:akmuzifal6489:20190710132028j:image

 

背面
f:id:akmuzifal6489:20190710132031j:image

 

前面裏側  
内ポケット用と袖取付補強用の生地が目立ちますね。
ドローコードはウエストと裾に装備されています。
(ゴム紐なので現在はヘロヘロになっています。)
f:id:akmuzifal6489:20190710132054j:image

 

背面裏側    
迷彩は薄っすらと透けています。
f:id:akmuzifal6489:20190710132051j:image

 

前合わせはボタンのみです。
(ボタン多い(8個)ですね。)
f:id:akmuzifal6489:20190710132039j:image

 

肩と上腕部に補強布
f:id:akmuzifal6489:20190710132034j:image

 

左肩エポレットの下には小さなエポレット(?)が!
用途は何でしょう?f:id:akmuzifal6489:20190724202516j:image

 

タグ
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胸ポケット  
ボタンで開閉。
右ポケットはボタンの位置が少し外側に縫い付けられていました。
f:id:akmuzifal6489:20190710132042j:image
f:id:akmuzifal6489:20190710132044j:image

 

腰ポケット
同じくボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190710132023j:image
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肘の補強布  
渦巻き状の縫い付け。
斬新ですね。
f:id:akmuzifal6489:20190710132019j:image

 

袖口  
マチ付きでボタンで開閉
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フランス軍のボタンに似ていますが、色が黒っぽいですね。
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3  その特徴とは?

迷彩は、フランス軍のリザードパターンに似ていますね。

 

ライトグリーンをベースにレッドブラウンとグリーン(これも濃緑色(陸軍機用)?)を刷毛で塗ったようなパターンです。

 

しかしフランスのリザードパターンに比べ、一刷毛のストリークが太く短く、グリーンとブラウンが直角に交わっているところが多いですね。

 

また、ブラウンの色調も、より暗い感じです。

 

リザードパターンとの見分けは、上記がポイントですね。

 

生地は、これもフランス軍同様の、薄いヘリンボーンです。

 

デザインは、典型的な4ポケット戦闘服ですが、襟は当初からスタンドカラーですね。

 

迷彩パターンといい襟の形といい、やはりフランスの影響を受けていたんでしょうか?

 

しかし、所々にアメリカ軍の影響も受けているように感じますよ。

 

特筆すべきは、型と肘の補強布です。

 

この独特の縫い付け方が、ポルトガルスタンダードなのでしょうか?

 

全体的な縫製は、かなり粗く、不正確で強度も足りないようです。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1950年代

製造場所    ポルトガル

契約会社    ポルトガル

製造会社      〃

材質      コットン

表記サイズ   3

各部のサイズ(平置)

       着丈 約73cm

       肩幅 約49cm

       身幅 約59cm

       袖丈 約60cm

状  態   中古良品

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  3(困難)

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5  まとめ

この迷彩を用いた、長袖のシャツはよく見かけますが、スモックはなかなか見つからないですね。

 

特に大きいサイズは、殆ど残っていないようです。

 

もし見かけて程度がよく、サイズもジャストなら即買いかもしれません。

 

迷彩パターンは、日本のフィールドでも十分に効果を期待できますよ。

 

大きいサイズが入手できると、中に着込むことができるので、冬も活躍しそうですね。

 

でも、サバイバルゲームで使用するのは、少々勿体無いような気がします。

 

せめてリエナクト(コスプレ)に…とも思いますが、パンツ、キャップ、靴等々、なにより当時の装備が入手困難ですね。

 

またストリートでは、まず見かけない迷彩ですので、着て歩けば目立つかもしれませんね。

(ファッションとして使用するのも面白いかもです。)

 

購入する場合は、サイズ、程度、価格をよく確認しましょう。

(使い込まれてボロボロのものが多いです。)

 

今回は、ポルトガル陸軍の空挺迷彩スモック(初期型)を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20230706更新)

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参考:その他のポルトガル装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com 同じモデルのデッドストックはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

同時期のフランス軍空挺迷彩スモックはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  *     *     *

今朝はウォーキング中に、ひさしぶりにブク君(仮名)に会えました。

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元気そうで良かったです。

ブク君アタック×3で匂い付けされました。

ブク君ありがとう!

今日も頑張れそうです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。  

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