いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーグッズのブログです。集めたミリタリーグッズを豊富な写真でゆっくり公開中!初心者コレクターの疑問点を解消します!

【ポルトガルの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(初期型)とは? 0115 🇵🇹ミリタリー

こんにちは!

今回は、ポルトガル軍の空挺迷彩スモックを分析します。

一見フランス軍のリザードパターンに似ていますが、別物ですよ。

   目次

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

1  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型)とは?

これまでにもポルトガル軍のアイテムは、いくつか分析してきました。

過去のポルトガル軍迷彩スモックの記事はこちらです。⬇︎

今回のモデルは、上記のモデル(中期型)の一つ前の型になります。

海外の書籍では、中期型が「1stパターン」、今回のモデルが「2ndパターン」と紹介されています。

しかし、デザイン、材質及び縫製をよく観察すると、今回のモデルが先に製造されたように思うのです。

また伝説のミリタリー雑誌「PXマガジン」にも、中期型のスモックを現役で使用している写真がありました。

(1980年代のことです。)

因みに最近のスモックはデザインが中期型を踏襲しています。

最近のポルトガル軍空挺スモックはこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

皆さんはどう思いますか?

その辺りを、早速確認していきましょう!

2  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型)の全体及び細部写真

前面  

この迷彩もなかなかキレイですね。

ポケットの配置が、アメリカ軍のM43フィールドジャケットに似ています。

f:id:akmuzifal6489:20190710132028j:image

 

背面
f:id:akmuzifal6489:20190710132031j:image

 

前面裏側  

内ポケット用と袖取付補強用の生地が目立ちますね。

ドローコードはウエストと裾に装備されています。

(ゴム紐なので現在はヘロヘロになっています。)
f:id:akmuzifal6489:20190710132054j:image

 

背面裏側    迷彩は薄っすらと透けています。
f:id:akmuzifal6489:20190710132051j:image

 

前合わせはボタンのみです。(ボタン多いですね。)
f:id:akmuzifal6489:20190710132039j:image

 

肩と上腕部に補強布
f:id:akmuzifal6489:20190710132034j:image

 

左肩エポレットの下には小さなエポレット(?)が! 用途は何でしょう?

f:id:akmuzifal6489:20190724202516j:image

 

タグ
f:id:akmuzifal6489:20190710132025j:image

 

胸ポケット  

ボタンで開閉   右ポケットはボタンの位置が少し外側に縫い付けられていました。
f:id:akmuzifal6489:20190710132042j:image
f:id:akmuzifal6489:20190710132044j:image

 

腰ポケット  同じくボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190710132023j:image
f:id:akmuzifal6489:20190710132037j:image

 

肘の補強布  渦巻き状の縫い付け。斬新です。
f:id:akmuzifal6489:20190710132019j:image

 

袖口  マチ付きでボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190710132017j:image

 

フランス軍のボタンに似ていますが、色が黒っぽいですね。
f:id:akmuzifal6489:20190710132048j:image

スポンサーリンク 

 

スポンサーリンク

3  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型)の特徴とは?

迷彩は、フランス軍のリザードパターンに似ていますね。

ライトグリーンをベースにレッドブラウンとグリーン(これも濃緑色(陸軍機用)?)を刷毛で塗ったようなパターンです。

しかしフランスのリザードパターンに比べ、一刷毛のストリークが太く短く、グリーンとブラウンが直角に交わっているところが多いですね。

また、ブラウンの色調も、より暗い感じです。

リザードパターンとの見分けは、上記がポイントですね。

生地は、これもフランス軍同様の、薄いヘリンボーンです。

デザインは、典型的な4ポケット戦闘服ですが、襟は当初からスタンドカラーですね。

迷彩パターンといい襟の形といい、やはりフランスの影響を受けていたんでしょうか?

しかし、所々にアメリカ軍の影響も受けているように感じますよ。

特筆すべきは、型と肘の補強布です。

この独特の縫い付け方が、ポルトガルスタンダードなのでしょうか?

4  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型)製造とサイズのデータ

 ・製造又は契約年度      1950年代

 ・製造場所                     ポルトガル

 ・契約会社                     ポルトガル

 ・製造会社                            〃

 ・材質                            コットン

 ・表記サイズ                  3

 ・各部のサイズ(平置) 

                                     着丈  約73センチ

                                     肩幅  約49センチ

                                     身幅  約59センチ

                                     袖丈  約60センチ

 ・状態                          中古良品

 ・官民区分                   官給品

 ・入手場所                   ヤフオク 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

5  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(初期型)まとめ

この迷彩を用いた、長袖のシャツはよく見かけますが、スモックはなかなか見つからないですね。

特に大きいサイズは、殆どないですね。

見かけて、程度がよく、サイズもジャストなら買いかもしれません。

迷彩パターンは、日本のフィールドでも十分に効果を期待できますよ。

でも、サバイバルゲームで使用するのは、少々勿体無いような気がします。

せめてコスプレ(ヒストリカルゲーム)にとも思いますが、パンツ、キャップ、靴、なにより当時の装備が入手困難ですね。

大きいサイズが入手できると、中に着込むことができるので、冬も活躍しそうですよ。

ストリートでは、まず見かけない迷彩ですので、着て歩けば目立つかもしれませんね。

購入する場合は、サイズ、程度、価格をよく確認しましょう。

(使い込んでボロボロのものも多いです。)

 

今回は、ポルトガル軍の迷彩スモックを分析しました。

次回は、旧ドイツ軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

参考:その他のポルトガル装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com 同じモデルのデッドストックはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

同時期のフランス軍空挺迷彩スモックはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

              ✳︎              ✳︎               ✳︎

今朝はウォーキング中に、ひさしぶりにブク君(仮名)に会えました。

f:id:akmuzifal6489:20190725065213j:image

元気そうで良かったです。

ブク君アタック×3で匂い付けされました。

ブク君ありがとう!

今日も頑張れそうです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。  

スポンサーリンク

スポンサーリンク

DESTINY

DESTINY

  • 松任谷由実
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
カンナ8号線

カンナ8号線

  • 松任谷由実
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Sunny day Holiday

Sunny day Holiday

  • 松任谷由実
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes