こんにちは!
今回は、おそらくベルギー軍の装備と思われる迷彩服を分析します。
迷彩はドイツ系、各部のパーツはベルギー系という謎のジャケットです。
目次
- 1 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)とは?
- 2 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の全体及び細部写真
- 3 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の特徴とは?
- 4 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の製造とサイズのデータ
- 5 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)まとめ
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1 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)とは?
今回のモデルは、ネットオークションで入手しました。
ドイツ軍のスナイパージャケット(デッドストック)という触れ込みでしたが、タグやボタンがドイツ物と違うので、もしやと思い落札しました。
(誰も入札しなかったです。)
送られてきた物は、説明どおりデッドストックでしたが、やはりドイツ軍と特定することはできませんでした。
ドイツ軍フレック迷彩のパーカー記事はこちらです。⬇︎
どんなジャケットなのでしょうか?
皆さんと一緒に確認していきましょう!
2 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の全体及び細部写真
前面
着丈の長いコートタイプです。
背面
迷彩は確かにドイツ軍の「フレック」迷彩とよく似ています。
前面裏側
袖以外はライニング付きです。
背面裏側
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
デッドストックなので紙シールのタグ付き
タグ
サイズ表記とメーカーはベルギーですね。
矢印はブロードアローでしょうか?
胸ポケット
ボタン3個で開閉
この「3個」というのもベルギー軍ぽい所ですね。
腰ポケットも同様です。
ジッパースライダー
動きは滑らかでした。もしかして…
ジッパー差し込み口
生地の補強が嬉しいですね。
エポレット
テーパー付きのラウンドタイプです。
ボタンもベルギー軍タイプですね。
右袖マチ付きパッチポケット
ボタンで開閉
左袖マチ無しパッチポケット
こちらもボタンで開閉
イギリス軍のスモックみたいなデザイン。
襟の裏には、ジッパーが。中には…
何も無かったです。
フードがあると思いました。
製造ミス?
袖口はマジックテープで開閉・調整
襟はボタンでスタンドカラーになります。
襟裏にはフードを留めるボタンあり。
内ポケット
左右にあり。
かなりの容量です。
ボタンで開閉。
ウエストのドローコード
ストッパーはありません。
裾のドローコード
ゴム紐です。
ライニングは袖上部まであります。
自衛隊の作業外被みたいですね。
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3 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の特徴とは?
迷彩は、ドイツ連邦軍が採用している「フレック」迷彩に酷似しています。
殆どそっくりですが、細かく見ていくと、僅かながら違いがあります。
迷彩パターンの僅かな違い(例)
ドイツ軍フレックパターン⬇︎
今回のモデルのパターン⬇︎よく似ていますが違うところがありますね。
配色は概ね合致しています。
ドイツ軍を表す国籍マーク、スタンプ等は全くありません。
生地は、表面がさらっとしたもので、ドイツ軍の独特のゴワゴワ感がないですね。
ダットファスナー、ボタン、各部の処理の方法、タグなどは、明らかにベルギー軍のものです。
面白いのは襟にジッパーがあって、アメリカ軍のM65ジャケットのように簡易的なフードが内蔵されているのかと思ったら、何もなかったところです。
(このジッパーの用途がわかりません。)
試作品の雰囲気満々ですね。
ジャケット内側に、ライナーを取り付けるボタンやジッパーはありません。
4 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年
・製造場所 ベルギー
・契約会社 不明
・製造会社 ベルギー
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 4B
・各部のサイズ(平置)
着丈 約82センチ
肩幅 約56センチ
身幅 約68センチ
袖丈 約63センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 不明
・入手場所 ヤフオク
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5 国籍不明ベルギー製フレック迷彩ジャケット(試作品?)まとめ
ベルギーは以前から、優秀な武器や効果的な迷彩服を多数製造し、諸外国に輸出して外貨を稼いでいるところがあります。
実際に優秀なので、各国も公認なんですね。
(FALはイギリス軍で正式採用されてましたし、一時期ドイツも採用していましたね。)
今回の迷彩服は、そんなベルギーのメーカーが自国ベルギー軍の迷彩服選定に向けて制作した試作品又は、第三国向けに作られたものではないでしょうか?
うろ覚えですが、フランス軍の一部も、フレック迷彩を採用している部隊がありましたね。
(ニュースで観たような気がします。)
もう少し、この迷彩服について、調査したいと思います。
(読者のみなさんでご存知の方がいたら、ぜひ教えてください。)
因みに、同じモデルが今もネットオークションに出品されていますよ。
興味がある方は、入札されてみてはいかがでしょうか?
今回は、ベルギー製でドイツ迷彩の不思議な戦闘服を分析しました。
次回は、フランスのフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:ベルギー軍歴代空挺迷彩スモックはこちらです。⬇︎
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昨日、また彩雲が出ていましたよ。キレイですね。
ラッキーなんて思っていたら、今朝ウォーキング中にブク君(仮名)に会えました!
彩雲は本当に吉兆なんですね。
今朝は良いことがありました。
だから、ちょっとおすそ分けです。
みなさんにも良いことがありますように!
読んでいただき、ありがとうございました。
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