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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。狩猟、サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

【旧東ドイツの軍服】陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)とは? 0518 DDR ミリタリー

こんにちは!

今回は、旧東ドイツ軍の迷彩オーバーパンツを分析します。

以前スモック(パーカー)は分析しましたが、今回はそれとセットで使用するべき物になります。

過去記事:旧東ドイツ陸軍迷彩スモック

今回は、奇跡のデッドストックですよ!

   目次

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1  旧東ドイツ陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)とは?

東ドイツ軍といえば、レインドロップ(雨だれ)パターンの各種装備が有名ですね。

でも第二次大戦で迷彩服大国となったドイツ軍の血は東ドイツでも生きていたようです。

 

その証拠に、1950年代には以下のようなパターンの迷彩装備を採用していました。

 

アメーバ型迷彩スモック

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リーフ型迷彩ツェルトバーン兼パルカ(パーカー)

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 (上2枚ともJ.F.Borsarello著「CAMOUFLAGE  UNIFORMS of European and NATO Armies 1945 to the Present」より引用)

 

そして1960年代には、それまでにない全く新しい迷彩を採用しましたよ。

 

それが今回の迷彩です。

 

海外では「ノコギリのような葉」パターンと言われています。

 

さてさて、それはどんなオーバーパンツなのでしょうか?

今回は、コアな東ドイツ軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  旧東ドイツ陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)の全体及び細部写真

前面

迷彩が鮮明ですね。

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
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ウエスト背面裏側になるサイズタグ
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データ及びサイズスタンプ
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生地のナンバリング
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右側面レイアウト
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腰にはボタンで開閉するスリットが。
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腰スラントポケット

2個のボタンで開閉
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ボタンは縫い付けではなく、ボタンホールにボタンを通してリングで留めています。
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膝ポケット

2個のボタンで開閉
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膝の補強生地

縦に長いヘキサゴンタイプ
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股間には円形の補強生地
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裾はボタンとタブで絞りを調整

ボタンは反射防止加工を施したグレイのプラスティック製
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勿論ボタンはリングで留めるタイプ
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サスペンダー用Dリング

ウエストに三箇所設けられています。
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前合わせボタン

濃いブラウンのプラスティック製
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3  旧東ドイツ陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)の特徴とは?

迷彩は、ライトグレイの生地にダークブラウン、グリーン、ターコイズブルーでギザギザした葉や雲型を描いています。

よく見ると、各色は殆ど他の色に接触していませんね。

 

全体的には、緑っぽく見えるメリハリの効いた迷彩です。

 

生地は、おそらくコットンの平織りで薄く軽量です。

肌触りも良いですね。

 

やはり、防寒を目的としたものではなく、あくまで迷彩や偽装目的のパンツのようです。

 

デザインは、腰スラントポケット×2、腰スリット×2、膝ポケット×2です。

ウエストにはサスペンダー用のDリング×3、裾はタブで絞れるようになっています。

 

やはり各ボタン(グレイタイプ)は、糸ではなくリングで留められていますね。

 

全体的な縫製は正確で、強度も十分です。

でも生地が薄いので、ハードな使用では破損しやすいかもしれません。 

4  旧東ドイツ陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)の製造とサイズのデータ

 ・製造又は契約年度    1964年

 ・製造場所                   旧東ドイツ

 ・契約会社                   旧東ドイツ

 ・製造会社                         〃

 ・材質                          コットン

 ・表記サイズ                52

                                   (日本人のXL)

 ・各部のサイズ(平置)  

                             ウエスト  約59センチ

                                    股上  約40センチ

                                    股下  約74センチ

                                    裾幅  約26センチ

                                    着丈  約108センチ

 ・状態                        デッドストック

 ・官民区分                 官給品

 ・入手場所                 沖縄の専門店

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5  旧東ドイツ陸軍迷彩オーバーパンツ(ブルメン迷彩)まとめ

結局一部を除き、このブルメン迷彩装備は、1970年代にゆっくりレインドロップ迷彩に置き換えられていきました。

(惜しいですね。今後どう発展していったのか観たかった気もします。)

 

それはともかく、今回のデッドストックには、まずその色調に驚きました。

(それまで褪色した中古品しか観たことがなかったからです。)

 

またツェルトバーン(テント)、マガジンパウチ、バックパックなどのキャンパス生地のブルメン迷彩とも色調が僅かに違っているのが確認できたのも嬉しい発見でした。

(製造誤差かもしれませんが…でもこうなってくると、スモックのデッドストックも欲しいところです。)

 

今回のモデルは、一本のオーバーパンツとしてみた場合、生地が薄く防寒性能は殆どありません。

また、スモックにあった防水コーティング(?)は、なされていないような気がします。

 

それでも必要な場所の補強は完璧なので、いろんなシチュエーションで使用できそうですよ。

(下に着込めば冬でも大丈夫ですね。)

 

でもこの迷彩パターンのアイテムは、スモックやオーバーパンツのみならず、全て絶滅危惧種になっていますよ。

 

そのため官給品を見つけたら、まず保護してあげましょう!

(特に衣類やツェルトバーンは優先的に保護が必要です。)

そして、大切に保管しておきましょう。

 

問題は、ヨーロッパで販売されていた(日本にも一部入荷していました。)モデル品です。

 

2020年現在、このモデル品も貴重ですが見た目そっくりなので騙されないようにしなければいけませんね。

(メーカーはドイツの「MIL–TEC」だったような気がします。)

 

私はサイズ50のスモックとオーバーパンツのデッドストックを探してみたいと思います。

あと、この迷彩服も!

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(J.F.Borsarello著「CAMOUFLAGE  UNIFORMS of European and NATO Armies 1945 to the Present」より引用)

 

今回は、希少な旧東ドイツ軍の迷彩オーバーパンツを分析しました。

次回は、アメリカ軍のフライトジャケットを分析します。

お楽しみに!

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参考:他の旧東ドイツ軍装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

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ところで、あなたは「ラドウェザー」という時計メーカーをご存知ですか?

安くて高性能の各種腕時計を販売していることで有名ですね。

 

釣りが好きな私の会社の所長は、このメーカーの「タイドグラフマスター」というモデルを使用していました。

(なんでも潮の満ち引きなどが表示できるものだそうです。)

 

 ラドウェザー・タイドグラフマスター

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ところがウレタンのバンドが破損(ウレタンの一大欠点ですね。)したため、ネットで交換用バンドを探したところ、メーカーにも在庫していませんでした。

(しかも取り付けるシャフトも錆びて固着。破損してしまいました。)
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そこでネットで交換用のバンドを入手して修理することに。

 

ところが元のバンドの取り付けが、一般的なバネ棒ではなくてマイナスネジのボルトのような特殊なシャフトだったので、見つけるのに苦労しましたね。

 

やっと見つけたのがフィンランドの時計メーカー「スント」の替バンドです。

(交換にはマイナスドライバーが2本必要ですよ。)

 

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スント(SUUNTO) 交換ウレタンストラップ コア対応 フラットブラック

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包装と取扱説明書

(日本にも代理店がありますが説明書に日本語表記はありませんでした。)

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ただこれも問題があって、元の時計の取り付け部の幅が約12ミリでしたが、新しい時計は20ミリでした。

 

そのまま取り付けるとグラグラ動くので、応急的に古いバンドの取り付け部を切り取ってスペーサーを作って取り付けましたよ。

(後日、もっとちゃんとしたスペーサーを作らなくては。)

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これでなんとか使用できるようになりましたね。

 

オリジナルの雰囲気を壊さない良いバンドです。

 

今回のラドウェザー製モデルには、スントの替バンドがシャフトも含めて使用できました。

 

バンドが入手できなくて困っているあなたは、スントでの交換をお勧めします。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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