いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーブログです。初心者コレクターの疑問点を解消します!

当時の官給品です!【アメリカの軍服 】陸軍航空隊 A-2レザーフライトジャケット(ラセットブラウン)とは?0050 🇺🇸ミリタリー

f:id:akmuzifal6489:20211004071526p:plain

今回は、1940年代のアメリカ陸軍航空隊レザーフライトジャケットを分析します。

日本では、忠実に再現されたモデル品が大人気ですね。

でも今回は、残念ながら(?)当時の官給品です!

時代を考えると、程度は良好ですよ!

   目次

スポンサーリンク 

 

スポンサーリンク

1  アメリカ軍陸軍航空隊 A–2レザーフライトジャケット(ラセットブラウン・官給品)とは?

それ以前にも、海外ではモデル品がありましたが、我が国で超忠実なレザーフライトジャケットのモデル品が発売され、ブームになったのは1990年代中期でした。

 

その火付け役になったモデルが、今回紹介する「A–2」です。

 

前作のA–1欠点を改良して進化したA–2は、当時のアメリカ軍のみならず、敵国であるドイツ軍にも賞賛されるほどでした。

(実際に着用して、MP44を射撃しているパイロットの写真は有名ですよね!)

 

第二次大戦中から、諸般の事情により生産は中止されましたが、1980年代前半から復活しました。

 

また新たな伝説を刻み続けています。

 

今回のモデルは、1940年代中期に製造されたと思われる官給品で、とても貴重なものですよ。

 

さてさて、それはどんなジャケットでしょうか?

 

今回は、アメリカ軍旧陸軍航空隊マニアのみならず、レザージャケットファンのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  陸軍航空隊 A–2レザーフライトジャケットの全体及び細部写真

前面  

表面の革はとても薄くかつ滑らかで、とても70年以上前の製品とは思えません。

f:id:akmuzifal6489:20190513081510j:image

 

背面  

適度な使用感とエイジング(経年変化)がたまりませんね。
f:id:akmuzifal6489:20190513081505j:image

 

前面裏側  

当時のライニングがこの状態で残っているのは奇跡かもしれませんね。
f:id:akmuzifal6489:20190513081425j:image

 

背面裏側  タグは最初から紛失しているようでした。

残念ですがメーカー名がわかりません。

(だからこそ、この状態で残っていたのかも!)

腰のニットは、当時または、かなり以前に交換されています。
f:id:akmuzifal6489:20190513081513j:image

 

前合わせはジッパーのみ  ストームフラップは表に装備
f:id:akmuzifal6489:20190513081501j:image

 

腰ポケット フラップはダットファスナーで開閉

適度なシワと光沢がたまりませんね!
f:id:akmuzifal6489:20190513081444j:imagef:id:akmuzifal6489:20190513081525j:image

 

ポケット内にサイズタグが!(両ポケットにあり)
f:id:akmuzifal6489:20190513081452j:image

 

脇の通気孔
f:id:akmuzifal6489:20190513081421j:image

 

袖口  もしかしてレッドのニット?
f:id:akmuzifal6489:20190513081433j:image

 

ジッパー お馴染みの「TALON」ニッケル?  

リアルマッコイズにそっくりです!(こちらがオリジナル!)
f:id:akmuzifal6489:20190513081437j:imagef:id:akmuzifal6489:20190513081529j:image

 

襟のボタンダウン用ファスナー
f:id:akmuzifal6489:20190513081457j:image

 

襟のフック  

日本のモデル品は、本当によく再現していますね。
f:id:akmuzifal6489:20190513081448j:image

 

わかりづらいですが、ANの検査スタンプがこんな所に押してあります。
f:id:akmuzifal6489:20190513081417j:image

 

何かのスタンプ
f:id:akmuzifal6489:20190513081428j:image

 

タグの縫製跡  
f:id:akmuzifal6489:20190513081532j:image

 

元の持ち主が記入した文字
f:id:akmuzifal6489:20190513081441j:image

 

元の持ち主の名前と認識番号  士官のようです。パイロットだったのでしょうか?
f:id:akmuzifal6489:20190513081521j:imagef:id:akmuzifal6489:20190513081517j:image

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

3  その特徴とは?

薄くしなやかな、でも丈夫なマスタングハイド(馬革)で作られていて、袖、腰はニットを装備。

 

前合わせはジッパーで着脱を容易にしています。防風対策は万全です。

 

襟も革で、強い風でばたつかないよう、ダットファスナーでボタンダウンできますよ。

 

ライニングはコットンですが、パイロットによってはレッドシルクに張り替えた例もありますね。

(当時は、カスタムがOKだったのですね。)

 

このモデルは、ラセットブラウンという、やや赤みがかったブラウンです。

 

モデルによっては黒に近いシールブラウンという色もありました。

 

全般的には、とても70年以上も前の製品とは思えないくらい洗練されたデザインが特徴ですね。

 

70年以上前に製造されたジャケットですが、現在でも問題なく着用でき

4  製造とサイズのデータ

・製造年又は契約年度 1940年代

・製造場所      アメリカ

・契約会社      アメリカ

・製造会社       〃

・材  質      ホースハイド

           コットン

           ウール

・表記サイズ     42

・各部のサイズ(平置)

           着丈 約62センチ

           肩幅 約49センチ

           身幅 約57センチ

           袖丈 約64センチ

・状  態      中古良品

・官民区分      官給品

・入手方法      ヤフオク

・入手難易度     4(極めて困難)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

5  まとめ

国産の高級モデル品は、その殆どが一番上等な部位を使って、丁寧に造られていますね。

 

普段着には最高でしょう。

 

でも、それはやはり「あくまでモデル品」なんですね。

 

実物(当時の官給品)に比べたら、迫力で三歩劣るような気がします。

 

このジャケットを入手して痛感しました。

 

私は貧乏な小心者なので、このジャケットは普段着用していませんが、何かのイベントに参加する機会があったらぜひ着てみたい一着です。

 

おそらく、実物を知らない方は、その革の薄さに驚くと思いますよ。

 

タグは紛失していますが、これからも大切にしたいですね。

(でも普段使いには、モデル品を着用しましょう!)

 

ところで、映画「メンフィスベル」の影響でしょうか?

 

A–2は、パイロットやナビゲイターしか着用できないと言う説がまかり通っていますね。

 

でもこれは誤りで、下士官でも着用できたようです。

 

以下の画像は、実際に当時の「メンフィスベル」搭乗員が表彰されている写真です。

f:id:akmuzifal6489:20210214222725j:plain

ライブドアニュースより引用

全員がA–2を着用していますね。

 

つまり、パイロットのみならず機銃手や通信手でも、作戦の気温や行事によってはA–2を着用することができると言うことです。

(映画メンフィスベルでも、機上整備士はA–2でしたね。)

 

逆にパイロットやナビゲイターなのどの士官も、高高度ではB–3を着用していましたよ。

(あなたは巷に流布されている、偽情報には惑わされないようにしましょうね。)

 

参考:The Memphis Belle: A Story of a Flying Fortress - YouTube

youtu.be

 

今回は、アメリカの有名なレザーフライトジャケットを紹介しました。

次回は、再びイギリスの空挺DPMスモックを紹介します。

モデル品ですが以前紹介したモデルより、よくできていますよ。

お楽しみに!

(20211004更新)

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

参考:第二次大戦中に活躍したフライトジャケットはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

 1980年代に再支給されたA–2はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

ところであなたは「頭上の敵機」という映画、観たことありますか?

 

主演グレゴリーペック。

 

第二次大戦中のイギリスに駐屯するアメリカ軍の爆撃機部隊を、立て直す指揮官を描いた素晴らしい映画でした。

(副官が素敵でしたね。)

 

この映画が封切られたのが1950年代だったので大戦中の機材が多く残っていたのか、驚くことにB–17も実機を胴体着陸させてましたね。

 

しかも俳優さんの衣装も、その殆どが当時の官給品でした。

(残念ながら、主役のペックが着ていたジャケットは衣装でしたが…。)

 

その映画で、指揮官に横柄な態度を取る飛行隊長が着ていたA–2ジャケットが、めちゃカッコ良かったのを覚えています。

 

参考としてぜひご覧ください。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク


【送料無料】初期 WW2 AIR ASSOCIATES A-2 レザー ジャケット【中古】アメリカ古着 メンズ カジュアル ヴィンテージ アウター コート 40s 第二次世界大戦 ブラウン エアアソシエイツ社 スペシャル


MORGAN MEMPHIS BELLE TYPE A-2 ホースハイド AFマーク付 【中田商店】 MG-523-DK

スポンサーリンク

Binary Star

Binary Star

  • SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes