今回は、2000年代のフィンランド陸軍防寒迷彩パーカーを分析します。
最も新しい迷彩パターンですね。
でも冬用なので、通常の迷彩とは違う珍しいカラーを使用していました。
中古ですが、ほとんど使用感のない極上品ですよ!
目次
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 フィンランド陸軍M05迷彩防寒パーカー(残雪迷彩?) とは?
サンタクロース、ムーミンそして「冬戦争」や「継続戦争」で、日本でも大人気のフィンランド。
紆余曲折を経て、兵器や装備は旧ソ連のものを主に使用していますね。
しかし個人装備は全く独自のものを開発していますよ。
(ある意味、一種の反抗ですよね。)
特に迷彩服は、個性的かつ効果的なものが多く、世界中の迷彩服コレクターが注目していますね。
いくつか種類がありますが、今回のモデルは2000年代から使用が確認されていますね。
注目すべきはその配色で、かつての有名な戦闘集団が用いていた迷彩にそっくりです。
これはもしや…🤔
さてさて、それはどんな防寒迷彩パーカーなのでしょうか?
今回は、フィンランド軍装備マニアのみならず、日本の冬山でも効果的な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
残雪迷彩というか、雪の降りはじめ迷彩という感じの複雑な迷彩ですね。
背面
前面裏側
ライニングの主要部分はブラックで、化繊の中綿が入っています。
(アメリカ軍ポンチョライナーのイメージですね。でも中綿は厚いですよ。)
背面裏側
フードの裏はグリーンのフリースです。
これは暖かいですね。
前合わせはジッパーとダットファスナーの併用です。
タグ
2007年度契約品です。
胸のスラッシュポケット
ジッパーで開閉
北欧の装備品に多いですね。
腰ポケット
ジッパーで開閉
袖口
内側にニット袖が!
防風対策は万全です。
ジッパースライダーのプルタブはワイヤー製
メーカーは「OPTI」
ダットファスナーはフラットブラック。
現用ドイツ軍「フレック迷彩」装備のダットファスナーに似ていますね。
フードのドローコード(ゴム)とODのロックがあります。
フードは後面にサイズ調整用ストラップあり。
アメリカ空軍のN–3系に似ています。
裾内側は、ドローテープ(帯ゴム)とボタンでサイズを調整できます。
ウエストのドローコード
ロックが抜けて落ちないようになっていますね。
ダットファスナーの刻印
着用例
(一番左の兵士が着用しています。)
フィンランド国防軍
— マイナー系ミリフォトbot (@Mil_Photo_bot) 2013年10月2日
迷彩服紹介
#フィンランド国防軍 pic.twitter.com/qCthqm6QO3
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 その特徴とは?
迷彩は、ライトブラウンをベースに、オフホワイト、グリーン、チャコールグレイの小さなダットを組み合わせ、リーフというか雲形パターンを描いています。
ただしダットは形も大きさも不統一で、手書きのイメージがありますよ。
構成色のオフホワイトは、野山では少々目立つかもしれません。
でもベルギー軍ジグソー迷彩や、戦後間も無くの西ドイツ軍スプリンター迷彩のように、風景のハイライトを表現しているのかもしれませんね。
面積が大きい場合には、ちょっと降った雪のようなイメージもありますよ。
(残雪迷彩?)
デザインは北欧全般に共通する四つポケットのパーカーで、ポケットは全てジッパーで開閉します。
(スウェーデン軍ジャケットも、全てこんな感じでしたね。)
厚い中綿(おそらくポリエステル)が入っていいます。
面白いのはフード裏側にグリーンのフリース生地が縫い付けられているところですね。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、強度も十分です。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 2007年
製造場所 フィンランド
契約会社 フィンランド
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ 752 754
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約78cm
肩幅 約57cm
身幅 約68cm
袖丈 約58cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手方法 ヤフオク
入手難易度 3(困難)
スポンサーリンク
バックパック サヴォッタ ヤーカリ M 30L カモM05 SAVOTTA アウトドア 登山 リュック 迷彩柄 耐久
スポンサーリンク
5 まとめ
迷彩を見ていると色調やまとめ方が、かの「ドイツ武装親衛隊」の迷彩に似ていると思いました。
そういえば、「冬の戦い」では、ドイツ製の兵器もフィンランドに送られて、大活躍しましたよね。
やはり何か関係が残っているのでしょうか?
何処かでつながっているのでしょうか?
また、フィンランドの仇敵ロシア軍も、フィンランドとよく似た迷彩を採用したりしてます。
面白いですね。
(もっともロシア軍は、各国の迷彩をコレクションしているように、多種多様の迷彩を開発、採用していますが…。)
https://twitter.com/mil_photo_bot/status/1466366065752297476?s=21
フィンランド国防軍の整列風景#フィンランド国防軍 pic.twitter.com/Y1O09FYIZC
— マイナー系ミリフォトbot (@Mil_Photo_bot) 2021年12月2日
今回のモデルは、素敵で効果的な防寒迷彩パーカーなのですが、日本で見かけることはまず無いです。
とても稀少品かもしれません。
でも、比較的新しい迷彩ですので、入手できる可能性はあると思います。
(探しているあなたは、北欧軍の装備に強いショップを当たってみてください。)
前向きにそして地道に探してみましょう!
今回は、珍しいフィンランドの迷彩服を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20231214更新)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
今回のモデルと配色が似ている大戦中のドイツ武装親衛隊迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
フィンランド軍 M-62カモ リバーシブル フィールドジャケット 後期型 デッドストック ZJJ550NN
バックパック サヴォッタ ヤーカリ M 30L カモM05 SAVOTTA アウトドア 登山 リュック 迷彩柄 耐久
バックパック サヴォッタ ヤーカリ S 20L カモM05 SAVOTTA アウトドア リュック 迷彩柄 耐久
バックパック202 カモM05 サヴォッタ SAVOTTA リュック アウトドア 迷彩
スポンサーリンク