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デニソンスモックの親戚!【ベルギーの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(ジグソーパターン・その1)とは? 0002 🇧🇪 ミリタリー

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今回は、1960年代のベルギー軍空挺迷彩スモックを分析します。

伝統的な迷彩パターンが魅力ですね。

デザインは、有名なイギリスの空挺スモックを原型としているようです。

今回は中古品ですが、程度は良いですよ!

目次

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1  ベルギー陸軍空挺迷彩スモック(ジグソーパターン・その1)とは?

古今東西どこの国の軍隊も、空挺部隊は一般兵科と違った装備があって面白いです。

 

多くは航空機から投下され、少ない装備で敵地に乗り込む空挺隊員は、その用途に合致した特殊な装備が必要なのでしょうね。

 

また空挺隊に所属することは、エリートの証であり、装備の差別化等で士気を上げてるのかもしれません。

 

さて、そんな空挺装備ですが、その被服に共通しているのは、

 

   ・防風対策

   ・防寒対策

   ・パラシュートライン(紐)の引っ掛かり対策

 

が施されていることです。

 

今回のモデルは、実は英国陸軍が第二次大戦中に採用した通称「デニソン・スモック」を模範に作られている、由緒正しい(?)空挺スモックです。

 

迷彩パターン以外は、フルコピーと言っても過言ではないくらいそっくりですね。

 

第二次大戦中のイギリス軍デニソンスモックの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

しかしベルギー軍でわからないのは、1950〜1960年代に違う迷彩生地やデザインの空挺スモックが複数種同時に存在(混在?)していることです。

 

使用する地域や部隊によって違ったのでしょうか?

 

違うバージョンのベルギー軍空挺迷彩スモック記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

最初期の頃は、迷彩生地すらデニソンスモックのコピーだったのですが、次第にベルギー独特の改良がなされていきましたね。

 

中にはとてもエレガントなデザインのモデルもありましたよ。

 

試行錯誤していたのでしょうか?

 

バリーションがありすぎます。

(最初期型、探しています!)

 

しかし今回のモデルでは、また元のデニソン系デザインに戻っていますよ!

(不思議ですね。)

 

さてさて、それはどんな空挺スモックなのでしょうか?

 

今回はベルギー軍装備マニアのみならず、世界の空挺装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ベルギー陸軍空挺迷彩スモックの全体及び細部写真

前面  

ポケットの角度や各部のダットファスナーに注意。

テールピースは裾からやや出ています。

ポケットの下縁がラウンドなのにも注意

(スクエアのタイプもあります。)

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背面  

デニソンスモック同様のAラインですね。

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胸元のファスナー

ファスナーは胸ポケット下くらいまでしかありません。

つまりプルオーバー(頭から被るタイプ)です。
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襟にはアンゴラウールで内張されています。(無いモデルもあり)
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ファスナーのメーカー(?)は「riri」
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裾絞り用のタブ  

ダットファスナーで開閉
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テイルピース用のダットファスナー  

茶色っぽいOD色で塗装されています。

(一部剥がれています。)
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袖調整用ボタン

プラスティック製でイギリス軍のものに酷似しています。
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背面

 テイルピースの固定用ダットファスナー
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袖(脇ではなく)の通気孔

縁は刺繍で並びはデニソンに類似
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前面裏側

大戦中英軍のデニムBBより濃いグリーンですね。

胸の内ポケットに注意

裏地に表面からのプリント染みはありません。
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背面裏側
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袖裏側  

各部の力布

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テイルピース付根  

裾に巻き込まれて縫製されています。

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タグ  

とてもシンプルですね。

1969年度契約品

文字は刺繍(!)です。
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テイルピース装着用のダットファスナー
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内ポケット

スリットは上から約2/3。

 内側は当然ながら迷彩の褪色があまり進んでいませんね。
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デニソンを踏襲しているテーパーのついた大きいエポレット  

ボタンは袖と同じ。
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3  の特徴とは?

なんといってもこの迷彩生地の色彩とパターンが独特ですよね。

 

諸外国の書籍では、このパターンはジグソーパズルのピースに似てるので「ジグソーパターン」とか呼ばれています。

 

現用の一般用迷彩服や砂漠用迷彩服もこのパターンになっているので、以前のブラシュパターンは廃止されたのでしょうね。

 

所々白でプリントしてあるのが面白いです。これはミスではなく、意図的にプリントしています。

 

この迷彩パターンは、1950年代に採用されたのですが、前述の通り同じ時期に違うパターンの迷彩も採用されていました。

 

生地は、防風織したコットンのデニム生地で、これもデニソンスモックを踏襲しています。

 

一枚布ですが、本当に風を通さない造りになっていますよ!

 

デザインもデニソンスモックを踏襲しています。

 

構成は、エポレット付き、腰ポケット×2、腰ポケット×2、内ポケット×2で、テイルピース(ビーバーテイル)があります。

 

また、裾絞り用のタブ、プルオーバータイプのハーフジップ仕様、なんと襟のアンゴラウールまでデニソンスモックをコピーしていますね。

 

もちろん、左右の内ポケット、ボタンで絞れる袖口も同様です。

 

全体的な縫製は、丁寧で正確ですが、時々縫製ミスの個体も散見されます。

(今回のモデルは完璧でした。)

 

サイズ4は、アメリカ軍M65フィールドジャケットのLサイズくらいのサイズ感ですね。

4  製造、サイズのデータ

・製造又は契約年度 1969年

・製造場所     ベルギー

・契約会社     ベルギー

・製造会社      〃

・材  質     コットン

          ウール

・表記サイズ    4

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約80センチ

          肩幅 約50センチ

          身幅 約72センチ

          袖丈 約69センチ

・状  態     中古良品

・官民区分     官給品

・入手方法     ヤフオク

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

このスモックも例にもれず、一般の戦闘服の上に着用する事を前提に作られています。

 

そのため、気丈が長く身幅もゆったりしていますね。

 

現代のフリース等の防寒着と合わせると、その防風性能から寒候期に活躍しそうです。

 

迷彩パターンも、日本の植生に合致していて沢山のシーンで使用可能ですね。

 

サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測など、大いに効果を発揮してくれそうです。

 

誰も着てる人がいない(私くらいでしょうか?)のでシティユースでも目立ちますよ。

 

プルオーバーは少々不便ですが、ゆったりしているので着脱は容易ですね。

(でも暫く脱がない場所での使用がベストかもしれません。)

 

ネットオークションでは程度と価格の問題があって、誰でも気軽に入手できるわけではありません。

 

ですが、ショップを回ったり、オークションを監視したりして気長に探すのが良いかもしれませんね。

 

今回はベルギー軍の素晴らしい迷彩スモックを紹介しました。

次回は、永世中立国の迷彩服をご紹介します。

お楽しみに!

(20210910更新)

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参考:ベルギー軍ジグソー迷彩スモックの違うバージョンはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com 

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。    

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