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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。狩猟、サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

航空自衛隊装備品 作業服(セージグリーン)とは? 0089 🇯🇵

こんにちは!

今回は、航空自衛隊の二つ前の作業服を分析します。

ところで陸上自衛隊では品名が「作業服」でも通称は「戦闘服」なのですが、航空自衛隊では迷彩服でも「作業服」なんですね。

   目次

1  航空自衛隊装備品 作業服(セージグリーン)とは?

1960年代まで航空自衛隊は、陸上自衛隊と同じ四つポケットのジャケットタイプの作業服でした。

昔の陸上自衛隊作業服の記事はこちら。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

しかし1970年代に、アメリカ空軍に習ってセージグリーンの作業服に改変されました。

(当時のアメリカ空軍は、朝鮮戦争、ベトナム戦争の経験から、地上部隊のセージグリーン装備は限定使用になっていたのですが…。)

一見生地の色調以外は、陸上自衛隊のシャツ型戦闘服と変わらないのですが、細部は変更されていますよ。

また、今回のモデルは後期のBX品で、生地の材質が官給品と違う、いわゆる「ノーアイロン」で制電生地を用いたものになります。

隊員には人気の商品でしたよ。 

早速確認していきましょう!

2  作業服の全体及び細部写真

上衣

前面   フルパッチです。サブデュード前のパッチです。

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背面  

ノーアイロンは通称で、「一度アイロンを当てると、その状態を維持するためにそう呼ばれた」という説と、「洗濯して干しただけでもシワが取れていて、アイロンを当てる必要がない製品である」という説の二種類があります。
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前面裏側
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背面裏側
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襟周り  階級章(現在は廃止)が付いています。
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袖のペン差しと制電パッチ

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タグ  記名はされていません。
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胸ポケット  マジックテープ一枚で開閉  ポケットフラップは、ヘキサゴンタイプ。
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左胸ポケット上にはマジックテープが縫い付けられて、カスタム化されています。
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ジッパーは「YKK」
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袖口はマジックテープで開閉
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下衣

右側面
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左側面
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前合わせはジッパーとマジックテープ
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勿論ジッパーは「YKK」
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左側面裏側
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右側面裏側
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タグ
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左腰ポケット  マジックテープ二枚で開閉   ポケットフラップ上に、制電パッチ

本来プリーツがあるのですが、ポケット内に沢山物を入れると丸く膨れてカッコ悪いので、多くの隊員はプリーツを縫い付けていました。ここでもカスタム化されていますね。

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3  気になる特徴は?

上衣はシャツタイプで、下衣の中に入れるタイプです。

(第3匍匐以降では、下衣の中にどんどん泥が入ってきましたよね。)

しかし、陸上自衛隊の迷彩服1型などでは、ボタン留めであったポケットや下衣の前合わせが、マジックテープやジッパーが採用されていますよ。

使いやすくなっている反面、マジックテープを剥がす時の音は、夜間戦闘では致命的ですね。

ポケットフラップの形は、より洗練された形になっていますね。

アメリカ軍衣料の影響を受けているため、内ポケットは一切ありません。

シンプルです。

セージグリーンの生地は、アメリカ軍のそれと比べると、よりグレイに近いですね。

今回のモデルの生地は洗濯を繰り返していくと、だんだん黄色味を帯びてきて、L-2Bのライニングのようにシャンパンゴールドみたいな色になってくるのが特徴です。

制電パッチは、生地に静電気を溜めない工夫がしてあるらしいのですが、詳細は不明です。

(直接の改修原因は、空対空ミサイルの地上不時発射事件でしたね。)

しかし、着用している限り、冬季やPC周辺での不快な静電気のショックを感じることはありませんでした。

4  製造、サイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     1980年代

 ・製造場所                       日本

 ・契約会社                       国内会社

 ・製造会社                             〃

 ・材質                              コットン

                                          ポリエステル

 ・表記サイズ                   1

 ・各部のサイズ(平置)  上衣

                                     着丈  約68センチ

                                     肩幅  約42センチ

                                     身幅  約56センチ

                                     袖丈  約52センチ

                                           下衣

                             ウエスト  約42センチ

                                    着丈  約102センチ

                                    股下  約74センチ

                                    股上  約31センチ

                                    裾幅  約23センチ

 ・状態                        中古良品

 ・官民区分                 民生品

 ・入手場所                 関東のイベント

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5  まとめ

航空自衛隊の作業服は、偶然なのかアメリカ空軍(1947年〜)と概ね同様のカラーリングで推移していますね。

(時代は少々ずれていますが。)

この作業服の後、短い期間ではありましたが、グリーンの作業服を採用しました。

そして現在のデジタル迷彩に変わっていくのですが、カラーの主体がODやグリーンからグレイに変わってきたのは、時代の流れが感じられるところです。

あまり知られていませんが、この作業服の色調は、夜間に効果があるとの報告があります。

報告ではブラックのBDUなんかに比べると、肉眼でははるかに見え難いようですよ。

暗視装置の発達した現代でも、やはり同様なのでしょうか?

いつか試してみたいですね。

各種ミリタリーイベントでも、オークションでも人気の無いアイテムですが、バブル期を代表する航空自衛隊の作業服として、もっと評価されても良い気がします。

 

今回は、航空自衛隊のちょっと古い作業服を分析しました。

次回は、アメリカ軍がベトナム戦争中に採用した熱帯用のジャケットを分析します。

お楽しみに!

       ✳︎            ✳︎            ✳︎

大阪でG20の警備に当たっていた島根県警の警官が、拳銃等をトイレに置き忘れて、そのままその場を離れたそうですね。

すぐには信じられませんが、過度の緊張がもたらしたものでしょうか?

それとも島根県は、大阪に比べて田舎で犯罪件数が少ないので、その気持ちもまま応援警備に来たのでしょうか?

大阪では、最近も警官が襲われ拳銃を奪われた事件があったばかりです。

状況の詳細はわかりませんが、もっと緊張感を持って警備して欲しいですね。

 

読んでいただき、ありがとうございました。