こんにちは!
今回は、アメリカ海軍のレザーフライトジャケットを分析します。
勿論、G–1なんですが、ベトナム戦争ロットになります。
残念ポイントもありますが、なかなかキレイに年齢を重ねていますよ!
目次
- 1 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)とは?
- 2 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の特徴とは?
- 4 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)まとめ
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1 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)とは?
1940年代末に採用され、一時期支給を中断されていたG–1。
でも再支給され、マイナーチェンジを繰り返しながらも現在まで使用されているのは、皆さんもご存知の通りです。
その間、いくつかの戦争を経て来ました。
当然ながら、ベトナム戦争も経験していますよ。
気温の高いベトナムでしたので、その数は少なかったですが、しっかりとG–1は使用されていましたね。
ちょうどこの頃から、海軍パイロットの間でジャケットにパッチ(ワッペン)を多く貼り付けることがブームになったようです。
ベトナム戦争参加パイロットの間で何があったのでしょうね?
当時は、「空母又は基地、所属部隊、搭乗機種、ネームタグ」の4枚のパッチを貼るのが基本でした。
今回のモデルも基本に忠実にパッチを貼り付けていますが、ネームタグはありません。
さてどんな雰囲気なのでしょうか?
ジャケットの状態とも合わせて、早速確認していきましょう!
2 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の全体及び細部写真
前面
襟は化繊タイプです。
これくらいのパッチなら、違和感なく着用できますね。
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーのみです。
タグ
1971年契約品です。
メーカーはブリル・ブラザースです。G–1の納入メーカーでは有名ですよね。
腰ポケットは、いつものボタンで開放タイプです。
一説には修理が容易にできるからとか。
FODを重視している空軍のA–2とは、考え方が全く違いますね。
勿論左ポケットには、タイトなペンポケットが。
内ポケットも標準的に。
「USN」のパンチングは横書きです。
アクションプリーツも当然あります。
内側もしっかり作り込み。
袖のニット
よく擦れる所がピカピカですね。
袖裏側です。
ジッパーはスコービルのゴツいタイプです。
襟は当然チンストラップでスタンドカラーになります。
左肩には空母(レンジャー)のパッチが。
右胸には所属部隊のパッチが。
実在する有名な攻撃機の部隊ですね。時代も合っています。でも…
右袖のパッチはF–8クルセイダーになっています。
これは…
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3 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の特徴とは?
レザーはおそらくカウハイド(牛革)だと思います。
ゴートスキンより少々硬めで革が厚いですよ。
でも各部の動きを阻害するものではありません。
ずっと大切に使用されていたのでしょうか、傷はほとんどなく、各部にはツヤが出てきていますね。
(ピカピカになってきていますよ。これからが楽しみです!)
デザインは、 オーソドックスなG–1スタイルで、概ね大戦中から続く3桁ナンバーのレザーフライトジャケットを踏襲しています。
内容は、ムートンの襟、ジッパーのフロント、左右にボタン留めのポケット、背中にアクションプリーツ付き、袖と裾はニットです。
ちょうどこのモデルくらいから、襟のムートンが化繊に変更されましたね。
今回のモデルには購入当初から、合計3枚のパッチが縫い付けてありました。
(この3枚だけでも、派手と感じる方がいらっしゃるかもしれませんね。)
アメリカ海軍と海兵隊は、支給しているG–1に貼るパッチの数を制限していません。
パイロットは自分の乗ってた空母、所属していた部隊のパッチを一着のジャケットに全部貼っている場合もありますよ。
(フライトジャケット=履歴書みたいですね。)
4 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1971年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 カウハイド
ナイロン
・表記サイズ 42
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約63センチ
肩幅 約45センチ
身幅 約56センチ
袖丈 約61センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
5 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(ベトナム戦争参加)まとめ
今回のモデルは、レザーの状態も良く、丁寧にパッチが貼られていて好感が持てます。
これからも育てていけるレザージャケットと言えるでしょう。
でも一点、大きな誤ちがあります。
空母、部隊のパッチは問題ありませんが、機種のパッチは、全くあり得ないものが貼られていますね。
なぜならVA–25はベトナム戦争当時、当初A–1スカイレーダーを、後にA–7コルセアに機種改編して戦い抜きました。
つまり攻撃機の部隊だったのです。
そんな部隊が戦闘機F–8クルセイダーを使用する訳がありません。
今回のモデルは、プレーンで状態の良いG–1に後からパッチをつけたもののようです。
おそらく、アメリカ海軍にあまり詳しくない業者が作ったのでしょう。
惜しいですね。
でもジャケットも当時の官給品ですし、パッチも全て当時物のようです。
あとは、機種パッチさえ当時のコルセアに交換すれば、問題は解決します。
(既に海外から入手予定です。)
時間はかかりますが、これからあるべき姿へ戻したいと思います。
さて、G–1の暖かさはこれからの季節に重宝します。
バイカーにも人気のジャケットですよね。
(映画「トップガン」でも主人公がG–1を着て、バイクをかっ飛ばしていました!)
パッチの有無はともかく、貴方も一着入手して映画館へ着ていきませんか?
(来年「トップガン2」が来年封切りということですよ!)
今回は、惜しいことに一点だけミスのあった、アメリカ海軍のフライトジャケットを分析しました。
次回は、アメリカつながりで、やはりフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:過去のG–1に関する記事はこちらです。⬇︎
その他の国レザーフライトジャケット関連記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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