今回は、ちょっと趣向を変えて、航空自衛隊の各種パッチ（ワッペン）を分析します。
本来ならコレクション全部を分析したいところですが、膨大な量になりますので今回は一部の抽出したものになります。
全て未使用品ですよ！
目次
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１ 航空自衛隊の各種パッチ（ワッペン・モデル品も含む）とは？
戦後、航空自衛隊発足に大きく関与したのは、あなたもご存知の通り、他ならぬアメリカ空軍でした。
発足後も航空機や衣類は言うに及ばず、当初はその考え方や一部の文化風習すら指導を受け、そして受け継いでいましたね。
そのうち文化風習の多くは、時代とともに淘汰されていきましたが、現在も残るものとして「パッチ（ワッペン）」文化があります。
これは第二次大戦前からアメリカ陸軍航空隊（戦後アメリカ空軍として独立）内において培われたものでした。
（アメリカ海軍にもパッチ文化がありましたよ。）
例えば同じ部隊などで共通したパッチを付け、士気を鼓舞したり団結を促したりしました。
戦後航空自衛隊を指導したアメリカ空軍は、このパッチ文化もしっかり伝えたのですね。
以来、細々と伝承されていきましたが、戦技競技会が開始されるようになると、大々的に広まり種類も多くなりましたね。
現在、以下のようなパッチが現職航空自衛隊員の間で使用されています。
⑴ 航空自衛隊パッチ
⑵ 基地パッチ
⑶ 部隊パッチ
⑷ 機種パッチ
⑸ 航空祭記念パッチ
⑹ 行事参加パッチ
⑺ コースパッチ
⑻ 飛行時間パッチ
⑼ チーム記念パッチ
⑽ 戦技競技会パッチ
さてさて、それらにはどんなパッチなのでしょうか？
今回は、航空自衛隊マニアのあなたと一緒に（ごく一部ですが）、確認していきましょう！
２ 航空自衛隊の各種パッチ（ワッペン）の写真（例）
⑴ 航空自衛隊パッチ
50周年と60周年パッチです。
デザインも関係していますが、緻密さに進歩が見られますね。
⑵ 基地パッチ
那覇基地の例
沖縄のデイゴがデザインされていますね。
⑶ 部隊パッチ
九州宮崎県新田原基地の新田原救難隊パッチ
サブデュード（低視認性）ですね。
九州鹿児島県沖永良部分屯地の航空警戒部隊パッチ
離島の部隊のパッチは珍しいです。
203飛行隊パッチ
⑷ 機種パッチ
岐阜基地飛行開発実験団の研究機用パッチ
話題になりましたね。
同じく研究機用パッチ
懐かしいですね。
F–4ファントム戦闘機用パッチ二種
日の丸がアレンジされています。
初の国産支援戦闘機F–1の運用期間を表した退役記念パッチ
F–1の247号機専用パッチ
機付整備員も装着？
⑸ 航空祭パッチ
山口県防府北基地航空記念パッチ
⑹ 行事参加パッチ
国宝姫路城修復完了記念フライト（ブルーインパルス）パッチ
⑺ コースパッチ
F–4戦闘機の武器課程教官パッチ
2003年防大生パイロットコース「B」のパッチ
皆さん首尾良くパイロットになれたでしょうか？
2008年航空学生パイロットコース「D」のパッチ
皆さんお元気ですか？
⑻ 飛行時間パッチ
F–4搭乗1000時間達成パッチ
⑼ チーム記念パッチ
1994年
三沢基地アメリカ空軍アクロバットチームと共演記念パッチ
2004年版
ブルーインパルスの機種がT–2からT–4に替わっていますね。
ブルーインパルスチーム用パッチ（モデル品）
⑽ 戦技競技会パッチ各種
1986年
この頃は射撃競技会でしたね。
1992年
1997年
1998年
1999年
2000年
2004年
最後に航空自衛隊…ではなくて、アメリカSFTVドラマ「宇宙空母ギャラクティカ」の戦闘機搭乗員用パッチ
（勿論、ジョークですよ！）
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３ その特徴とは？
多くはコットンや化繊の少々硬い専用生地に刺繍されています。
（諸外国のようにフェルトなどに刺繍するものは、あまり見かけません。）
当初、アメリカ軍のパッチを参考にして部隊パッチなどを作っていました。
でも大雑把な図案は日本人には馴染まなかったようですね。
そこで隊員が緻密な日本らしい図案を考え、業者へ持って行ったりしていました。
それがあまりに細かいものだったので、逆に業者の刺繍技術も向上させたようですよ。
（今でも、アメリカ各軍のパッチの多くは、日本製との情報もあります。）
現在も年々進化していますね。
記念的な意味を持つパッチには、基地名、所属、年代などが記載されていている場合が多いです。
パッチは、1970年代くらいまでは、そのままジャケットなどに縫い付けられていました。
しかし1980年代からは次第にマジックテープが多用されるようになり、パッチ側にも最初からマジックテープが縫い付けられるようになりました。
現在は、多種多様なパッチが隊員によって運用されていますね。
部隊パッチや基地パッチは、同じパッチを数年使用する場合もあり、ある程度の数が製造されるので入手は比較的容易です。
でも戦技競技会パッチやコースパッチは、関係者しか配布しない場合が多く、入手は困難な場合が多いですね。
４ 航空自衛隊各種パッチ（ワッペン）の入手方法
航空自衛隊の基地内売店などでは、部隊パッチなどが普通に販売されています。
（平均1500円くらいでしょうか？）
また、各基地で実施される航空祭や基地祭、分屯地祭などでは、記念パッチや部隊パッチを入手することも可能ですね。
（業者の中には、過去に売れ残った貴重なパッチを販売している場合もありますよ！）
入手が困難なパッチは、ネットオークションやフリマに出品されている場合があります。
（一部は大手通販サイトでも取り扱っている場合があります！）
しかし、中にはプレミア品と称して、高額で出費している場合があるので要注意ですね。
（同じパッチでより安価なものが出品されているかもしれないので探してみましょう！）
また、そっくりのモデル品もありますが、場合によっては隊員さんもモデル品を付けている場合もありますので、大らかに考えた方が良いようです。
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５ まとめ
今回のパッチは、戦技競技会をメインにごく一般的なものを数枚準備しました。
これ以外でもとても凝ったデザインで、芸術性を感じるものもありますね。
パッチによっては世相を反映させていたりして、眺めているだけでも面白いですよ。
勿論、当時の隊員が日本のために一致団結して訓練していた息遣いを感じることもできます。
勿論、製造されたパッチ全てをもれなくコレクションすることはできません。
でも入手可能なものや、自分の気に入ったものを集めるだけでも楽しいですよ。
中でも戦技競技会のパッチは、コレクターズアイテムとしても有名です。
（優先して集めるべきアイテムですね。将来、あなたを助けてくれるかもしれませんよ！）
幸いなことに、今後も多くのパッチが製造されるはずですので、コレクションには事欠かないようです。
今後もできる範囲で集めていきたいですね。
今回は、航空自衛隊の各種パッチを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね！
それでは、また次回をお楽しみに！
（20240128更新）
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参考：航空自衛隊のパッチが装着される主な衣類はこちらです。⬇︎
＊ ＊ ＊
航空自衛隊パッチではありませんが…こんなパッチも有名ですね。
これはアメリカ軍のパッチです。
東日本大震災で日本のために尽力してくれた「トモダチ作戦」に参加したアメリカ兵が付けてしていました。
有り難かったですね。
これからも本当の友達でいたいですね。
読んでいただき、ありがとうございました。
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