こんにちは!
今回は、中国共産党人民解放陸軍の特殊な迷彩服を分析します。
やはり、どこかの国の「匂い」のする迷彩服ですね。
現在では。08式迷彩版に更新されているようですよ!
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目次
- 1 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服とは?
- 2 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服全体及び細部写真
- 3 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服その特徴とは?
- 4 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服製造とサイズのデータ
- 5 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服まとめ
1 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服とは?
1980年代から、各国が採用している迷彩を研究していた、プーさん率いる人民解放陸軍。
でも、それが本当に形になったのは1990年代後半でした。
その当時作られた99式(97式、94式という呼称もあり。)という迷彩でしたが、グリーンを基調としたとても明るい迷彩でした。
なかなかの迷彩服でしたが、問題点もありました。
チベットなどの山岳地で活動するには、衣類として貧弱(薄かった)で防寒能力はなく、迷彩もむしろ目立つ色調とパターンでした。
そこで急遽開発されたのが今回のモデルです。
勿論一から作るのではなく、ある国の迷彩パターンをそっくりそのまま採用し、色調を変えて迷彩生地を制作。
デザインは中国で出回っている標準的な防寒服を参考にしました。
元の迷彩が、とても優秀だったので、今回のモデルもかなり効果的な迷彩服に仕上がっていますよ。
さて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
迷彩服コレクション初心者の貴方と一緒に確認していきましょう!
2 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服全体及び細部写真
ジャケット
前面
いかにも草の少ない山岳地で効果を発揮しそうな迷彩ですね。
背面
パターンをよく見ると、ドイツのフレック迷彩に酷似していますね。
前面裏側
迷彩は裏側にかなり透けています。
ライニングや内ポケットはありません。
背面裏側
ウエストドローコードのカバーがピンクですね。
目立ちます。
前合わせは、ジッパーとダットファスナーです。
製造諸元のスタンプ
でも、年度しか入っていませんね。
よく見ると、検定スタンプは押してありますね。
エポレット
短くてテーパー付きのクサビ型です。
右胸には何かを取り付けるホールがありました。
右袖上部には二本のループが…。
99式にもあったような…。
袖口はゴムを内蔵していますが、調整用のタブもあります。
左胸にも何かを取り付けるホールが。
左胸ポケット
ジッパーで開閉
ポケットのジッパーは、何故か「YKK」でした。?
腰ポケット
ダットファスナーで開閉
プリーツは飾りです。
ジッパーは上下から開くダブルジッパーですが…下のプルタブが大きいですね。
刻印は「HKK」です。パロディでしょうか?
ダットファスナー刻印
人民解放陸軍ではよく見るタイプですね。
襟はジッパーを上げる事で立たせる事ができます。
ポケットの内側布は、ストラップで繋がれています。
中国、韓国物に多い処理ですね。
ウエストのドローコードのど
金属製のハトメ付き
ロックは紳士服用みたいなタイプです。
トラウザース
前面
背面
前面裏側
背面裏側
トラウザースのスタンプ
こちらも年度しかなくて、検査スタンプを押されています。
前合わせはジッパーとボタンです。
右側面
ポケットは左右のスラントポケット、膝ポケット、右側のみ臀部にポケットがあります。
膝ポケット
ダットファスナーで開閉
ジャケットとは違うダットファスナー
ウエストのボタン
正面のジッパーは星の刻印が。
裾は調整タブとボタンがあります。
これは中国人民解放陸軍の伝統のようです。
股間には三角形の裁断が。
全体的な造りは丁寧なのですが、生地の端末は処理されていませんでした。
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3 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服その特徴とは?
迷彩は、タンをベースに濃淡2色のブラウン、ライトグレイ、ブラックで斑点を描いています。
色調は独特ですが、このパターンはドイツ連邦軍のフレック迷彩に似ています。…というかそのままですね。
おそらく、色調を変えてプリントしているみたいです。
この迷彩が確認できた頃(2000年くらいだったたでしょうか?)、中国製の安いフレック迷彩服がサバイバルゲーム用に出廻りました。
もしかしたら、モデル品を作る過程で、迷彩を参考にしたのかもしれませんね。
生地は、一般的なコットンとポリエステルのツイルです。
(生地はドイツと大きく違いますね。)
デザインは、ジャケットが左胸ポケット、腰ポケット×2、トラウザースが腰ポケット×2、膝ポケット×2、臀部ポケットです。
手首にはゴムが内蔵されていますが、調整用のタブもあります。
(ゴムに信頼性がないのでしょうか?)
トラウザースには裾に調整用タブがあります。
これは中国人民解放陸軍に共通したデザインですね。
(大元は米軍だったような気がします。)
また、専用の単体で着用できるライナーがあるようです。
4 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2004年
・製造場所 中国
・契約会社 中国
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明
(日本人のL )
・各部のサイズ(平置)
着丈 約74センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約59センチ
ウエスト 約47センチ
着丈 約102センチ
股上 約33センチ
股下 約72センチ
裾幅 約24センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 東京のイベント
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5 中国人民解放陸軍(PLA )山岳兵用迷彩服まとめ
迷彩がブラウン系なので、日本では使用できるフィールドや季節が限定されますね。
でも、フレック迷彩なので分裂効果もあって使える迷彩服と言えます。
サバイバルゲーム、野鳥観察、狩猟、釣りにおすすめですよ。
残念ながら、一頃は市場(?)に溢れていたこの迷彩服も、最近は品薄です。
でも、実店舗やネットSHOPでも、或いは売れ残っているかもしれませんね。
コレクターは、諦めず探してみましょう。
(気長に待っていただけるなら、後日このモデルもヤフオクに出品予定です!)
私は、今回のモデルと、ドイツのフレック迷彩を比較してみようと思います。
今回は、中国人民解放陸軍の急遽製造されたフレック型迷彩服分析しました。
次回は、イギリス軍のちょっと変わった迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の中国人民解放陸軍の装備はこちらです。⬇︎
今回のモデルが参考にしたと考えられるドイツの迷彩服はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
新型Cウイルスの影響で、私の職場もとうとうマスク常時着用指令が出ました。
そのためのマスクは職場が準備してくれますが、マスクに慣れていないので違和感がありますね。
特に、この時期屋外で使用するとメガネが曇るのには閉口します。
おまけに、近所のニャンコは、出会すやいなやダッシュで逃げるし…。
でも、ウイルスは目に見えないので、知らず知らずのうちに感染しているかもしれません。
そう思うと、ニャンコとも接する事なくて良かったです。
彼らに感染したら、大変ですからね!
読んでいただき、ありがとうございました。
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