今回は、近年のアメリカ軍フライトジャケットをモデルにしたレザージャケットを分析します。
勿論、実在しないモデルですが、これもなかなかファッショナブルなのではないでしょうか?
アメリカの有名メーカー品ですが、製造ある国の名前がありました。
中古品ですが程度は極上ですよ!
目次
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1 アメリカ空軍フライトジャケットCWU-45P(レザー・モデル品)とは?
航空機黎明期のパイロット装備には、動物の皮革が用いられることが多かったですね。
現代のように化学繊維(化繊)が発達していなかったので、どうしても防寒、暴風対策に皮革製は必要不可欠でした。
実際にシープスキン(羊革)のジャケットなどを着用してみると、風を通さずしかも暖かいですね。
(ボアはモフモフで可愛いですし💕)
また、レザーは場合によっては火気にも強かったですね。
でも量産という観点からは非効率でもありました。
いつしかナイロンや、ナイロンの欠点を補った難燃繊維製のモデルに移行して行ったのは必然だったと言えます。
ただ、軽くて暖かい化繊の装備は、何か味気ないのも事実ですね。
アメリカ空軍や海軍では、一時支給を停止させられていたレザーフライトジャケットが復活していますし、フランス軍では未だにレザーフライトジャケットを支給していますね。
こんな状況を受けて、フライトジャケットなどのアパレルメーカーやファッションブランドでは、各種化繊フライトジャケットの皮革化に乗り出しました。
今回のモデルは、そのうち日本でも有名なアメリカの「アルファ社」が開発したレザージャケットになります。
原型はノーメックス(難燃繊維)製で1970年代に開発された現在でも使用されているCWU-45Pです。
さてさて、それはどんな仕上がりなのでしょうか?
今回は、フライトジャケットマニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
モデル品ならアクションプリーツもつけて欲しかった気がします。
前面裏側
ライニングは、薄いポリエステル綿のキルトになっています。
内ポケットに注意
背面裏側
ライニングは全面に設けられています。
前合わせはジッパーのみです。
メーカー及びサイズタグ
製造、材質及びコーションタグ
なんと中共製でした。
なるほどこんなものまで、あの国に頼っているなら、そりゃ経済も混乱しますよね。
でも製品としては、ちゃんと本社が検査しているようで、造りは上質ですよ。
ジッパーはパーカライズドされたアルファ刻印
胸のネームタグも完備
胸ポケット
マジックテープで開閉
左袖のシガレットポケット
ジッパーで開閉
ペンポケットも再現
ジッパーはメインジッパー同様、アルファの刻印
袖ニット
丁寧な造りです。
裾ニット
袖は3枚のレザーで構成されています。
オリジナルモデルにはない内ポケットも装備
ダットファスナーで開閉
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3 その特徴とは?
レザーはおそらくカウハイド(牛革)で、やや厚いですが、とても柔らかいですね。
カラーは珍しくブラックです。
(アメリカ製レザージャケットはブラウンが多いですね。今回のモデルもブラウンのモデルが存在します。)
デザインは、後期生産型(アクションプリーツ省略)のCWU–47Pをよく再現していますよ。
また、原型にはない内ポケットもあって、より使いやすくなっていますね。
ライニングは薄い化繊の綿でキルトになっていて、保温力をアップさせていますよ。
これは、実用には嬉しい装備ですね。
全体的な縫製は、とても正確かつ丁寧で、中共製とは思えない仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 2010年頃
製造場所 中共
契約会社 アメリカ
製造会社 中共
材 質 カウハイド
(牛革)
ポリエステル
表記サイズ 40
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約65cm
肩幅 約44cm
身幅 約58cm
袖丈 約62cm
状 態 中古極上品
官民区分 民生品
入手場所 東京の専門店
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
コアなフライトジャケットコレクターには、邪道なモデルなのかもしれませんね。
でも実用という面では、なかなかカッコいいモデルですよ。
カラーがブラックなのも、ファッショナブルですね。
実際に冬着用してツーリングしてきましたが、首周りに風が侵入した他は、無問題でした。
シェルは基本風を通しませんし、ライニングのおかげで暖かかったですね。
柔い皮革でしたので、各種操作も問題なかったです。
使えるレザージャケットなのではないでしょうか?
調べてみると、現在大手通販サイトでも取り扱われていて、サイズも各種あり女性にもおすすめできそうです。
残念ながら、レザージャケットなので新品の価格は高価ですね。
でも購入する価値はありますよ。
(安く購入したい方は、ネットオークションで網を張って待ちましょう!)
新品で購入し、エイジングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回は、アメリカ海軍の代表的なフライトジャケットをモデルにしたレザージャケットを分析しました。
いやーモデル品も、本当に面白いですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(2024310更新)
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参考:今回のモデルの原型に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍のレザーフライトジャケット等に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍のフライトジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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