今回は、1970年代のアメリカ海軍フライトジャケットを分析します。
有名なCWU-45P…になる前の段階のジャケットですね。
(シリーズ2番目のモデル、かつ空軍仕様なのですが…😅)
CWU-45Pは、元はそんな型式番号なんてなかったんですよね。
それはともかく、今回のアイテムは中古ながらパッチの残った極上品ですよ!
目次
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1 アメリカ海軍フライトジャケットJ-CWFS(83388A)とは?
世界初の難燃繊維で製造されたフライトジャケットとして有名なCWU-45P。
材質は勿論のこと、デザインも秀逸でしたね。
さすがに現在は、後継モデルにその席を譲っていますが、その実力はご承知の通りです。
また、CWU-45Pには根強いマニアがいることでも有名ですね。
そんなCWU-45Pですが、じつは多くの(?)CWU-45Pマニアが血眼になって探しているモデルがあります。
それが今回のモデルです。
なんと、CWU-45PがまだCWU-45Pでなかった時代のモデルですよね。
(「J-CWFS」とは「ジャケット、コールドウェザー、フライトシステム」の略です。)
後の初期型CWU-45Pにはない、面白い付属品があるのが特徴ですよ。
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回は、CWU-45Pマニアのみならず、フライトジャケットコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
初期型の特徴であるアクションプリーツがあります。
前面裏側
向かって左側のポケットに注意
背面裏側
前合わせはジッパーのみです。
タグ
どこにも「CWU-45P」の文字がありません。
1975年度契約品です。
どうやら開発完了は、ベトナム戦争中だったようですね。
胸ポケット
マジックテープで開閉
裾ニット
袖ポケット
ジッパーで開閉
袖
ややテーパーが付いています。
袖口はニットを装備
(テンションが強いです。)
背中のアクションプリーツ
プリーツ内外の色調差は殆どありませんでした。
ジッパー
刻印は「SEABAL」
見かけないメーカです。
ブルーイングが殆ど残っていることから、使用頻度は少ない要ですね。
ストームフラップ(ウインドシールド)の上端は四角い形状ですね。
4本ある縦ステッチにも注意
内ポケット
マジックテープで取り付けられています。
開閉もマジックテープです。
中にはエマージェンシーレスキュークロス(マーカー)が入っています。
拡げるとかなり大きいですね。
(右のCWU-45Pと比べてみてください。)
しかも裏側が透けるくらい薄いです。
空軍の軍団パッチ
空軍の部隊パッチ?
階級章
この階級章の取り付け方法(ナイロンのケースごと縫い付け)は空軍独特のものでしたね。
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3 その特徴とは?
材質はセージグリーンの総アラミド製で、後の中期型や後期型に比べて、色調がやや暗く、縦線が見えます。
(初期型独特の生地ですね。)
デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2、袖ポケットですが、前面裏側にはマジックテープで取り外しできるポケットが付属していますよ。
このポケットの中には、不時着時などで救難機に自分の位置を知らせる、レスキュークロス(マーカー)が入っています。
(後に廃止)
また、袖や裾にはニットを配し、冷気の侵入を防いでいます。
全体的な縫製は、やはり少々雑ですが、強度は十分なようです。
今回のジャケットのサイズは「M」ですが、ゆったりしたサイズ感で、体感的にはMより僅かに大きいようです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1975年
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 アラミド
表記サイズ M
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約63cm
肩幅 約48cm
身幅 約63cm
袖丈 約64cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 4(極めて困難)
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5 まとめ
アメリカ海軍が開発したジャケットですが、今回のモデルには、アメリカ空軍のパッチ(ワッペン)や階級章が縫い付けられていました。
空軍でテストしたモデルでしょうか?
真相はわかりませんが、今回のモデルは使用頻度も少なく、時代を考えると奇跡的なジャケットと言えます。
アクションプリーツの付いた初期型は、元々数が少ないのですが、J-WFSはさらに少ないですね。
だからこそ、マニアのあなたには入手して欲しいアイテムですね。
残念ながら2022年現在、程度の良いJ-WFSは、とんでもなく高い価格で販売されています。
また、多くは内ポケットやレスキュークロスが紛失していることが多いです。
購入時には、破損、修理、ひどい汚れに注意するとともに、付属品の有無をしっかり確認しましょう。
(使用頻度の目安は、ジッパーのスライドタブをよく確認しましょう。)
私は、さらに前の型式である「83388」を探してみたいと思います。
今回は、アメリカ海軍フライトジャケットCWU-45Pの前身で、貴重なJ-WFSを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240304更新)
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参考:他のCWU-45Pに関する記事はこちらです。⬇︎
その他のアメリカ軍難燃繊維製フライトジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍のフライトジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました!
もうニュースでもご存知ですね!
【速報】宮城・大崎市 東北道で多重事故 ホワイトアウトか pic.twitter.com/xau8RMggvc
— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) 2021年1月19日
皆さんも冬の高速道路には、十分注意してくださいね。
読んでいただき、ありがとうございました。
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