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謎の多い軍装品に関して細部を知りたくないですか?このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。上級コレクターのみならず、これからコレクションを始める初心者の方も必見です。

イギリス軍装備品 最新鋭迷彩スモックとは? 0076 UK

こんにちは!

今回は、イギリス軍が長年愛用してきたDPMの代わりに採用した、全く新しい迷彩服を分析します。

一見したところ、アメリカ軍の採用したマルチカムに似ていますよ。

   目次

1  イギリス陸軍 MTP迷彩スモックってこんな迷彩服

まだまだ記憶に新しい2012年のロンドンオリンピックですが、ミリタリーマニアが驚いた光景がありました。

それは、開会式に参加していたイギリス軍兵士が、全員最新鋭のMTP迷彩服(おそらくシャツタイプ)を着用していたからです。

DPM大好き中年の私は、同じく驚くとともに、とてもがっかりした覚えがあります。

MTPというのは、「マルチ・テライン・パターン」の略で、直訳すると「多用途模様(迷彩)」とでも言うのでしょうか?

アメリカ軍のマルチカムと同じように、この迷彩一本で全ての地域に対応しているということなのでしょうね。

どんな迷彩服なのか、早速確認していきましょう!

2  スモックの全体及び細部写真

前面  フードは前縁にワイヤー(銅線)が入っています。これまでのSASスモックと同じですね。

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背面  とても複雑な迷彩です。どうやってプリントするのでしょうか?

ブラウンのボカシが効いています。
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前面裏側   上半身にはネット  ライニングはハーフライン  

腰ポケットは起毛でハンドウォーマーも兼ねています。 裾の予備ボタンに注意
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背面裏側   左右のドローコードに注意  内ポケットはありません。
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前合わせはジッパー  とマジックテープ  じつは…
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タグ  メタボな私でも着用できるよう、身幅は大きめです。
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左裾付近の小タグ
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胸ポケット    折り返してボタンで開閉  ボタンは全てテープで留めるカナディアンタイプ
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胸ポケットの横にジッパー  で開閉するスラッシュポケットが。
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腰ポケット  ボタンで開閉
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腰ポケットの外側には、もう一つポケットがあって、ハンドウォーマーになっています。でも…
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左胸ポケットにはボタンホールの開いた、小ポケットが。用途は?
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袖ポケット  左右にあります。マジックテープで開閉
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袖口  マジックテープで開閉
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裾のドローコード  ブラックのゴム紐  ロック付き
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脇の通気孔  ダブルジッパーで開閉
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フードのループ用途は?
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フード後ろのボタンでフードを使用しない時、ロールアップしておくもの。
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ハンドウォーマー   見るからに暖かそうな生地です。でも夏は?
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前合わせのジッパーもダブルジッパーで、上下でスライダーの形が違っています。これは下側のスライダー
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前合わせジッパーメインのスライダー  いずれも無刻印
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胸ポケットのスライダー
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前合わせジッパー差込口裏側
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メインジッパーの裏の刻印  もしかしてYKK製?
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左袖に付ける国籍マーク  ユニオンジャックの色調を抑えてありますね。
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3  気になる特徴です。

迷彩は、ライトブラウンをベースに、濃淡2色のカーキグリーン、タン、マホガニーウンで細い葉のような模様をプリントし、同時に所々ブラウンとグリーンでエアブラシ(スプレー)でボカシを加えた塗装をしたような複雑なパターンとなっています。

全体的にはブラウンの印象がある迷彩ですよ。デザート系とも言えます。

生地の材質は、コットンとポリエステルの混紡で、軽量で速乾性がありますね。

デザインは、基本的にDPM末期のスモックと変わりませんが、用途不明な小ポケットが左胸にあります。

特筆すべきは、腰ポケットの外側にもう一つポケットがあって、中が毛布生地になっています。

ハンドウォーマーも兼ねているようです。…ですが、角度が垂直なので使いづらいですね。

また、内側上半身にはメッシュを装備して通気性を確保しています。

しかし、前合わせのマジックテープが時々くっついて、とても煩わしいです。

至れり尽くせり=使いやすいとは限らないのですね。

勉強になりました。

4  製造、サイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     2000年

 ・製造場所                       イギリス

 ・契約会社                       イギリス

 ・製造会社                            〃

 ・材質                              コットン

                                          ポリエステル

 ・表記サイズ                   170/104

 ・各部のサイズ(平置) 

                                         着丈  約80センチ

                                         肩幅  約56センチ

                                         身幅  約60センチ

                                         袖丈  約60センチ                             

 ・状態                             中古極上品

 ・官民区分                      官給品

 ・入手方法                      ヤフオク 

 

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5  まとめ

DPMも手が込んでいましたが、MTPはパターン再現にさらに拍車がかかっています。

やはり、プリントローラーでプリントするのだとは思いますが、エアブラシのようなボカシはどうやって再現するのでしょうか?興味あります。

この迷彩も、日本のフィールドでどのような効果があるのか確認したいですね。

細かい迷彩で、濃淡もはっきりしているので、バードウォッチングには向いているかもしれません。

材質は変更されていますが、防風、防水性能はなかなかのものです。

気軽に羽織れるスモックですが、着丈が長いのでバイカーには向かないようです。

(風でバタつくかも。)

まだまだ着用している人が少ないので、シティユースでは目立ちますよ。

イギリス製の官給品は、何故か最近品薄ですが、中国製のモデル品が東京の老舗ショップから販売されています。

比較的安価に入手できそうです。 

でも、私はやっぱりDPMの方が好きですね。

 

今回はイギリス軍の最新迷彩服を分析しました。

次回は、アメリカ海軍の最新迷彩を分析します。

 

読んでいただき、ありがとうございました。