こんにちは!
今回は、フランス軍の迷彩服を分析します。
一部のマニアの間で、効果ありとの評価を受けている、比較的新しい迷彩ですよ。
この迷彩パターン、皆さんはどう思うでしょうか?
今回は中古ですが、程度は良好ですよ!
目次
- 1 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)とは?
- 2 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の全体及び細部写真
- 3 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の特徴とは?
- 4 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の製造とサイズのデータ
- 5 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)まとめ
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1 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)とは?
1950年代に、フランスは独特の迷彩服を開発し支給しました。
今も伝説になっている、いわゆる「リザード (トガゲ)」迷彩です。
しかし国内で革命騒ぎがあって、その主力が空挺部隊(リザード迷彩スモックを主に使用)だったことから、リザード迷彩=悪、暴力との方程式が完成しました。
その結果フランスは、なんと最近まで正規の部隊における迷彩服の着用は原則禁止とされていましたね。
(フランスも、よくわからない国ですね。)
でも、そんなフランス政府の方針を横目で見つつ、フランス軍は各種迷彩パターンを開発し、細々とテストしていました。
中には現用ドイツ軍のフレック迷彩に似たものや、「真面目に考えてる?」なんて思う、ふざけた(彼らにとっては真剣な?)パターンがあったりしましたよ。
しかし1990年代、諸外国の動向に鑑み、とうとうフランス政府も迷彩服の着用を認め、新しい迷彩服を開発・支給しました。
それが今回のモデルです。
(ちなみにCCEというのは中央ヨーロッパの略です。)
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
今回は、フランス軍現用装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の全体及び細部写真
前面
大まかなパターンの迷彩ですね。
背面
前面裏側
背面裏側
迷彩は裏側にほとんど透けていません。
前合わせはボタンのみです。
タグ
印字は一部消失
前面の垂直ジッパーのポケットが特徴です。
エポレットは、テーパー付きのクサビ型です。
胸ポケット
ジッパーで開閉
ジッパー
メーカー「YKK」です。
賢明な選択ですね。
右胸の糸ループ
これは勲章を付けるためのループです。
袖口
ダットファスナーで開閉・調整
胸ポケット裏側
首の生地は…
やはりガスフラップ(又はストームフラップ)が付いていました。
首回りを スカーフのようにカバーします。
裾にはゴムが入っていますよ!
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3 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の特徴とは?
迷彩は、ライトカーキをベースにオリーブグリーン、ブラウン、ブラックグレイで帯のような雲型を描いています。
そのパターンは大まかで、一時代前の迷彩のようですよ。
生地はやや厚いコットンサテンで、しっかり織られています。
軽量で、丈夫ですね。
(フランス軍が過去に採用していた単色のM64の生地に似ています。)
デザインは、フランス伝統の垂直ジッパー2ポケットですが、それまでのモデルにあった腰ポケットは廃止されています。
内ポケットはありません。
またこのモデルにも、首周りをスカーフのようにカバーするフラップが装備されています。
珍しいところでは、裾の左右にゴムが内蔵されていますよ。
4 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1996年
・製造場所 フランス
・契約会社 フランス
・製造会社 〃
・材 質 コットン
・表記サイズ 104L
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約77センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約60センチ
・状 態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 1(容易)
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5 フランス陸軍迷彩ジャケット(CCE迷彩)まとめ
このジャケットを着用してみると、なんとなく高級感がしました。
おそらく、コットンサテンの雰囲気から来るものだと思われます。
しかし日本の夏には、少々通気性が悪いので、蒸し暑く感じますね。
コットンのみの生地も、水濡れ時に乾燥が遅いです。
春、秋などのちょっと寒い季節用にはベストかもしれません。
今回のモデルは、日本でも普通に、そして安価に入手できるので、サバイバルゲームや野鳥観察にはすぐに使えそうですよ。
大まかなで明るい迷彩も、気にするほど悪くはないようですね。
でも、鳥さんの目にはどう写るのでしょうか?
興味がありますね。
(市販のバードウォッチング用迷彩パターンは、もっと細かいパターンが多いですよね。)
この迷彩パターンの衣類は、他に防寒フリースジャケット、レインスーツ、カバーオール(つなぎ)などもあります。
フランスも本気で装備を整えているようですよ。
トータルでコレクションするのも良いかもしれませんね。
注意したいのは、何故かフランス軍のコットン装備はカビが生えやすいことです。
通気をよくして、常に乾燥させるようにしましょう!
今回は、フランス軍の比較的新しい迷彩服を分析しました。
次回は、フランスつながりで、フランス陸軍の古い戦闘服を分析します。
お楽しみに!
(20210330更新)
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参考:同じ迷彩の戦闘服に関する記事はこちらです。⬇︎
砂漠用の迷彩服はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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