今回は、2010年代のフィンランド軍迷彩ジャケットを分析します。
何故かエストニア製でしたよ。
仕様もフィンランド製と少し違う部分もありました。
(不思議なモデルですね。)
それはともかく、今回のアイテムもデッドストックですよ!
目次
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1 フィンランド陸軍M05迷彩ジャケット(エストニアメイド)とは?
世界中の軍隊(または軍事組織)で使用されている迷彩服ですが、時々他国で製造された製品の使用例が見られますね。
例えばイギリス 軍。
官給品の不足を補うためか、旧植民地や第三国で製造された、迷彩服の着用が公式に認められていました。
(そのため同じ部隊で色調の違うDPMが混在してましたね。)
驚くことに陸上自衛隊でも、あろうことか中国製の迷彩服2型をPXで販売していた時期がありましたね。
(今も販売されているのでしょうか?迷彩パターンと色調が官給品と微妙に違っていましたね。)
しかも、実際に購入して使用している隊員もいましたよ!
(これは悪く考えれば、中国人民解放軍が陸上自衛隊のフリをしていつでも日本に侵入可能ということですよね😓)
中国で製造する業者も業者なら、ノーチェックで販売させる陸上自衛隊もおかしいですね。
それはともかく自国以外で自国の装備を製造させる(?)のは、フィンランドも行っているようですね。
今回のモデルは、フィンランドの隣国エストニアが製造したフィンランド軍迷彩服になります。
フィンランドとエストニアの関係については不明ですが、隣国なので仲が良いのでしょうか?
(そんな隣国は存在しないという説もありますが…。)
アップデートされたのか、同じ型の迷彩服ながら、何故か細部は違うところがありましたよ!
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
今回は、フィンランド軍マニアのみならず、効果的な迷彩服を探しているあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーと ダットファスナーです。
襟はジッパーで立てるとこができます。
データタグ
エストニア製で2017年度契約品です。
ランドリータグ
胸ポケット
垂直のジッパーで開閉
腰ポケット
斜めのジッパーで開閉
袖ポケット
ジッパーで開閉
袖
裏側には補強生地あり。
ウエストのサイズ調整テープ
帯ゴムにボタンホールがあってボタンで調整
ウエストのガイド
裾のドローコードとロック
端末は生地に縫い付けられています。
これならプラプラしないですね。
しかもロックは生地内に格納できます。
ジッパーはプラスティック製ですが、プルタブ裏側にはピン(◯の部分)が出ていて、ジッパーをロックできます。
おまけ
同じ迷彩生地でできたブーニーハット
全体形
上面
下面
タグ①
タグ②
側面の偽装用ループ
背面のサイズ調整用ドローコード
顎紐のロック
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3 その特徴とは?
迷彩は、フィンランド製と同じですね。
ライトブラウンをベースに、濃淡2色のグリーン、チャコールグレイで輪郭がギザギザの葉や斑点を描いています。
面白いのは、場所によっては大きく、または小さく、単調にならないように工夫しているところですね。
(とても複雑に見える迷彩です。)
生地も同じで、コットンとポリエステルの混紡で、サテンに近い生地です。
でも柔らかくて防風性能が高そうですよ。
(洗濯すると締ってくるかも。)
デザインはフィンランド製M05とよく似ていますが、メインジッパーや袖ポケットなどが少々違っていますね。
構成は、エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケットです。
ウエストはフィンランド製がドローコードなのに対し、今回のモデルは帯ゴムでボタン制御でしたよ。
微妙にフィンランド製と仕様が違っているのは、何故なのでしょうね?
全体的な縫製は正確で、まるで日本製の衣類を見ているようですよ。
(確かな技術で製造されていますね。)
勿論強度も必要十分です。
フィンランド製官給品と同様の品質ですが、部分的にはやや優れているかもしれませんね。
4 製造とサイズのデータです!
・製造又は契約年度 2017年
・製造場所 エストニア
・契約会社 フィンランド
・製造会社 エストニア
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 648
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約76センチ
肩幅 約52センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約58センチ
・状 態 デッドストック
・官民区分 官給品(PX品?)
・入手場所 東京の専門店
・入手難易度 4(極めて困難)
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5 まとめ
エストニア軍も迷彩服を採用していますが、フィンランド軍の迷彩とは似ても似つかぬものですね。
エストニア軍の最新迷彩服
(Twitterより引用https://twitter.com/gerhardbarkhorn/status/535036874218147840?s=21)
ダットが四角のデジタル迷彩ですね。
今回のモデルは、やはりフィンランドがエストニアに注文したものなのでしょうか?
(ますます2国の関係が気になります。)
今回のモデルも含めた、最新フィンランド迷彩に関しては、大戦中のドイツ武装親衛隊迷彩、イギリス軍DPM、スイス軍TAZ90、陸上自衛隊2型迷彩などと同じく、迷彩効果には定評があります。
日本でも効果が高いので、サバイバルゲームは勿論、狩猟、野鳥観測、ヒストリカルゲームには無問題で使えそうですよ。
(意外とファッションに使用しても個性を出せるかも?)
ところがこのモデルも品薄であまり見かけません。
でも、何故かフィンランド製より多く出回っているような印象があります。
探しているあなたは、ネットや大手SHOPを当たるか、海外のオークションを覗いてみましょう。
(全般的に日本より頻繁に出品される場合が多いようです。)
私は、おそらく存在するであろうトラウザースのデッドストックを探してみたいと思います。
今回は、隣国エストニアが製造したフィンランドの迷彩服を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20221019更新)
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参考:他のフィンランド軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
今回のモデルと同じ迷彩のジャケットはこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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