こんにちは!
今回は、フィンランド軍の雪上迷彩スモックを分析します。
以前は、各国とも申し合わせたように単色でしたが、昨今は複数色の迷彩を採用するようになりました。
納得の迷彩ですよ。
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目次
- 1 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックとは?
- 2 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックの全体及び細部写真
- 3 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックの特徴とは?
- 4 フィンランド陸軍雪上迷彩スモック製造とサイズのデータ
- 5 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックまとめ
1 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックとは?
第二次大戦中の有名な「バルジの戦い」で、ドイツ、アメリカ両軍が、地元の民家から白いシーツを接収して戦車に被せている写真を見たことがあります。
積雪地における迷彩は、やはりホワイトを基調とするのが最も効果的なんですね。
事実、各国軍の個人装備においても、つい最近まで雪上(積雪地)迷彩服は、ホワイト一色でした。
(陸上自衛隊もそうでしたね。)
しかし旧西ドイツ陸軍は、1970年代からホワイトに加えて、ダークグリーンで針葉樹のようなパターンを加えた迷彩服を採用しました。
それに呼応してかどうかわかりませんが、現在は一部の国で複数のカラーを用いた迷彩服を採用しています。
今回のモデルも、二色を使用した迷彩となっていますよ。
どんなスモックなのでしょうか?
早速確認していきましょう!
2 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックの全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
裏側でも効果が高そうな迷彩ですね。
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
タグ
左側がフィンランド官給品のタグです。
胸ポケット
垂直のジッパーで開閉 内側は同じ迷彩生地です。
ジッパーはこちらも「OPTI」
スライダーの引き手は、イタリア軍のフライトジャケットに似ています。
袖口
内側にもゴムが内蔵された袖がある二重袖です。
袖裏側
フードのドローコード、ロック、ダットファスナー
ダットファスナーとロックは、ドイツ連邦のフレック迷彩パーカーと類似してます。
フード頂部には、アメリカ軍のN–3Bのように調整ストラップがありますよ。
バックルはブラックです。
フードは独特の立体裁断です。あまり見ない形ですね。
ジッパー差込口裏側
ダットファスナー裏面
刻印があります。
裾前面裏側には三角形のポケットがあって、ドローコードとロックを格納できます。
ナイスアイデアですね。
ウエストにはスリットの開いたゴムテープがあり、ボタンでウエストの絞りを調整できます。
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3 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックの特徴とは?
迷彩は、オフホワイトをベースに、チャコールグレイの小さなダットで多種のパターンを描いています。
意外とチャコールグレイの面積が広いですね。
生地は薄手で、艶のあるものです。ポリエステルの比率が多いのでしょうか?
(そういえば、雪も光っていますよね。)
デザインは、戦闘服の上に着用するスモックなので、やや大き目です。
全体的にシンプルなものになっています。
やはりポケットにはジッパーが付いています。
ちょっと気になったのは、ダットファスナーやドローコードのロックが、ドイツ連邦軍のパーカーなどに使用されているものとよく似ている事です。
もしかして、同じメーカーが作っているのかもしれませんね。
4 フィンランド陸軍雪上迷彩スモック製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2008年代
・製造場所 フィンランド
・契約会社 フィンランド
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 850(F)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約80センチ
肩幅 約54センチ
身幅 約66センチ
袖丈 約60センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 フィンランド陸軍雪上迷彩スモックまとめ
例えば、北海道上富良野演習場では積雪期であっても、いわゆる雪原は少なく針葉樹があったりした記憶があります。
積雪地は必ずしもホワイト一色ではないのですね。
とするなら、なかなか効果的な迷彩ではないでしょうか?
この迷彩を観ていると、遠くフィンランドの森や雪原が見えてくる…ような気がします。( 幻覚⁉︎)
それはともかく、このスモックは激レアさんです。
私も初めて観ました。
効果的なので悪用厳禁ですね。
積雪地での使用は、バードウォッチングぐらいが良いかもしれませんね。
今回は、フィンランドの雪上迷彩服を分析しました。
明日は、当時多くの人が待ち望んだフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:その他のフィンランド軍装備の記事はこちらです。
他国の雪上迷彩服はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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