今回は、2000年代のフィンランド陸軍迷彩トラウザースを分析します。
以前分析したジャケットと同じ迷彩ですが、メーカーが違っていました。
やはりこれもPX品のようですね。
中古品ですが、程度は極上ですよ!
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目次
1 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(斑点雲型迷彩・夏用)とは?
前回、同じ迷彩生地で作られたジャケットを分析しました。
前回のフィンランド軍迷彩ジャケットの記事はこちらです。⬇︎
独特の迷彩パターンが目を引く、とても凝った造りのジャケットでしたね。
今回のモデルは、同じ系列の迷彩生地で製造されたトラウザーズになります。
ジャケット同様、凝った作りで創意工夫も見られるものになっていますよ。
さてさて、それはどんな迷彩トラウザーズなのでしょうか?
今回はフィンランド軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
膝の部分は立体裁断・縫製になっていますね。
背面
前面裏側
ブルーの膝補強生地が目立ちますね。
背面裏側
タグその1
サイズ表記が民生品ですね。
ジャケットとメーカーが違っています。
でも上下の色調に違和感はないですね。
タグその2
材質及びランドリーデータ等を表記
前合わせはジッパーのみです。
ウエスト部裏側
ウエストにはボタンホールの空いたゴムテープがあって、ボタンで絞りを調整できます。
スラッシュポケットの記事は一見シェルと同じ迷彩生地ですが…
裏側はマルーンの滑らかな生地でした。
右側面レイアウト
ベルトループがウエストの上にせり上がるタイプですね。
腰スラントポケット
膝ポケット
マジックテープで開閉
膝には、ジャケットの肘と同様に青いナイロン生地で内側から補強されています。
裾裏側
裾にはゴムを内蔵
ボタンはイギリス軍タイプに似ていますが、フィンランド軍独特のものです。
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3 その特徴とは?
迷彩生地は、パターン、色調ともジャケットと同じです。
配色は、ホワイトの生地にダークブラウン、ダークグリーンを用いて雲型を、ライトグリーンで大きな斑点をプリントしてあります。
1960年代に開発された伝統ある迷彩ですね。
この色調から夏用だと思われます。
(同じパターンでいくつか色違いがありますね。)
記事はおそらくコットンとポリエステルの混紡でツイルです。
デザインは、腰スラントポケット×2、膝ポケット×2でシンプルです。
ポケット容量は、必ずしも大きいものではないですね。
フィンランド軍は、下半身の積載能力を重要視していないようです。
(自衛隊もそんな印象がありますね。)
特筆すべきは膝の裏側で、ジャケットの肘と同様内側に、ブルーのナイロン生地で補強されていて、裾はゴムが入っています。
ブーツの上に被せるなら、ブーツバンドが必要ないので便利ですね。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で上質な仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 2000年代
製造場所 フィンランド
契約会社 フィンランド
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ M
各部のサイズ(平置)
着丈 約114cm
ウエスト 約46cm
股下 約80cm
股上 約33cm
裾幅 約15cm
状 態 中古上品
官民区分 民生品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
この迷彩はフィンランドの、とある地域で抜群の迷彩効果があることで有名です。
日本のフィールドでも試してみたいですね。
1960年代から使用されている伝統的な迷彩ですが、2000年頃にモデルチェンジされました。
そのため、今回のモデルは今後減っていく迷彩服かもしれませんね。
現時点では、今回のモデルより古いモデルがネットオークションに時々出ています。
また大手通販サイトでも古いモデルの中古品が取り扱われていますね。
一時期デッドストックも出ていたのですが、現在は使い込まれた中古品の出品が多い状況です。
ところが今回のモデルのようなPX品は、ショップでもネットでも、あまり見かけることがありません。
運良く発見できたら、サイズと程度をチェックし、値段が適切なら買いかもしれませんね。
絶滅危惧種なので見つけたら積極的に保護してあげましょう!
今回は、PX品ながら実際にPKOで使用されているフィンランド軍の迷彩トラウザースを分析しました。
いやー軍装品て、PX品も本当に素晴らしいですね。
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240302更新)
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参考:他のフィンランド軍迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
他の北欧国軍の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
* * *
8/14日に大分で急激な河の増水によりBBQに来ていた18人が孤立したとのニュースを観ました。
赤ちゃんもいるということで心配していましたが、最終的には全員が救助されたとのことです。
よかったですね。安心しました。
実は、20年前にも神奈川県の玄倉川で同じような事例がありました。
その時も、日付は8/14で孤立人数は18人、赤ちゃんもいました。
勿論偶然ですが、ちょっと怖いですね。
(神奈川では12人が犠牲になりました。)
ゲリラ豪雨と台風との差はありますが、行事の当日だけではなく、数日前からの天気掌握も必要なのですね。
今回の事例では台風の速度が遅いと報道されたので、油断された方が多かったかもしれません。
でも台風の規模は非常に大きく、西日本が台風の雲で覆われるほどでした。
こういった場合、台風から遠く離れた場所でも、間接的な被害が出ることがあるので要注意です。
(台風通過後も油断はできませんね。)
また、時期的にお盆で「霊障」と呼ばれる現象が発生することが多く、こちらも注意が必要です。
天気もさることながら、日本に伝わる霊的な行事を無視しての行動も、控えた方が良いのかもしれませんね。
今後もしばらくは、慎重かつ安全に配慮した行動をとりましょう。
読んでいただき、ありがとうございました。
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