今回は、フィンランド軍の迷彩に酷似した生地で製造された迷彩服を分析します。
この迷彩服も、どこの国のものか不明です。
ご存知の方がいらしたら、教えて欲しいところです。
今回も、デッドストックですよ！
目次
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１ 国籍不明フィンランド型迷彩戦闘服とは？
今回のモデルは、海外のネットオークションで入手しました。
出品者の商品説明によると、フィンランド軍とのことでしたが、迷彩生地以外はそれらしい特徴はありませんでした。
正体不明ながら、入手できれば儲けもの…とばかりに、軽く入札しておいたら運良く落札できましたよ。
（入札者ゼロ！おそらく、みんな警戒したのでは？）
そして送られてきた商品には、やはり製造を示すタグやスタンプはありませんでした。
乏しい知識を導入して、デザインの共通点も探してみましたが、特定には至りませんでしたが、とても興味深いユニフォームですね。
フィンランド軍（一部のロシア軍）迷彩に似ていることから、やはり北欧または東欧のどこかの軍隊の戦闘服だと思うのですが…。
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか？
今回は、フィンランド軍マニアのみならず、迷彩服コレクションベテランのあなたと一緒に、確認していきましょう！
２ 全体及び細部写真です！
ジャケット
前面
迷彩の影響で、ポケットなどが判別し難いですね。
背面
フィンランド軍同様に美しい迷彩ですね。
色調は、やはり大戦中のドイツ武装親衛隊迷彩に似ています。
前面裏側
内ポケットはありません。
背面裏側
迷彩は、裏側には殆ど透けていません。
出自を示すタグやスタンプは一切ありません。
襟はチンストラップで立てることができます。
前合わせはジッパーとマジックテープです。
左胸ポケット
角度が付いていてマジックテープで開閉。
マジックテープの使い方が独特ですね。
右胸ポケット
パッチポケットの下に垂直ジッパーで開閉するポケットあり。
袖ポケット
マジックテープで開閉。
袖
ほぼストレートです。
袖口もマジックテープで調整・開閉。
袖の補強生地下部はマジックテープがあって開放できます。
各種パットを挿入できますね。
トラウザース
前面
左右対称なデザインです。
背面
ヒップポケットはありません。
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーとボタンです。
右側面
ウエスト部左右にはゴムを内蔵。
膝のカーゴポケット
膝補強生地の下にある小ポケット
マジックテープで開閉。
臀部には四角い補強生地あり。
膝の補強生地も、下部がマジックテープで開きます。
ここには衝撃吸収のパットを挿入します。
裾にはドローコードあり。
コードを通す穴は、刺繍のボタンホールタイプ。
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３ その特徴とは？
迷彩は、ライトブラウンをベースに、濃淡２色のグリーン、チャコールグレイで斑点、葉、雲型を描いています。
一見デジタル迷彩のように見えますが、各色の縁がギザギザになっているだけですね。
生地は厚いツイルで、重量がありますが防風性能が高そうです。
（冬用でしょうか？）
デザインは、ジャケットがエポレットなし、胸ポケット×3、袖ポケット×1で、襟はチンストラップで立てることができます。
トラウザースは、左右の腰にスラントポケット、膝にカーゴポケットがあります。
ジャケットの肘、トラウザースの膝には補強生地があって、いずれも下部がマジックテープで開き、オプション（？）のパットを挿入することができます。
全体的に造りは堅牢で、縫製は丁寧でレベルの高い仕立てと言えます。
これがもしフィンランド軍の官給品とするなら、然るべきタグが全くないのは、やはりカシイでしょね。
（外した痕もなし。）
いったいどこの国のものなのでしょうか？
４ 製造とサイズのデータです！
製造・契約年度 不明
製造場所 不明
契約会社 不明
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 不明
（日本人のＬ）
各部のサイズ（平置）
ジャケット
着丈 約76cm
肩幅 約49cm
身幅 約60cm
袖丈 約59cm
トラウザーズ
ウエスト 約44cm
股上 約32cm
股下 約76cm
裾幅 約24cm
状 態 デッドストック
官民区分 不明
入手場所 海外オークション
入手難易度 3（困難）
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５ まとめ
今回のモデルは、生地は厚いものの真面目な縫製で、好感の持てるユニフォームですね。
これは使えそうです。
ただ日本の夏には少々蒸しそうですよ。
迷彩自体は、日本でも十分な効果が期待できますね。
細かくメリハリのある迷彩は、積雪期以外ではオールラウンダーと言えそうです。
サバイバルゲームはもちろんのこと、狩猟、野鳥観測、そして釣り（？）にも使えそうですよ。
惜しむらくはこの戦闘服も、日本では全く見かけないことですね。
（そもそも、製造場所すらわからないので、追跡しようがないです。）
でも今後も諦めず、調査を「ケイゾク」してサンプルを探してみたいと思います。
今回のモデルは傑作です。
もし見つけたら、万難を排して保護してあげましょう！
今回は、国籍不明ながらフィンランド軍迷彩を採用した迷彩ユニフォームを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね！
それでは、また次回をお楽しみに！
（20250614更新）
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参考：他の国籍不明迷彩服はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
＊ ＊ ＊
私の住んでる地方では、「激レアさんを連れてきた。」という番組が夕方放映されます。
本日も放映されました。
今回のゲストさんは、店員がヤンキーばかりで負債4億円のスーパーを見事に立て直した人だったのですが、その人が最後に言いました。
「いつか我々を必要としてくれる人がきっと現れる。その時のために技を磨いておけ！」
良い言葉ですね。
私には、「君のブログは今は誰にも読まれていないけど、いつかきっと必要な人に読まれる時が来る。だから腐らず内容を充実させろ！」
と言ってくれてる気がしました。
ちょっと元気がでた夕方でした。😃
読んでいただき、ありがとうございました。
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