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ポケットフラップがエレガント!【ローデシアの軍服】陸軍迷彩ユニフォーム(パラマウント社製)とは? 0463 Rhodesia ミリタリー RHODESIAN ARMY CAMO UNIFORM(PARAMOUNT)1970S

今回は、1970年代の旧ローデシア軍の迷彩ユニフォームを分析します。

以前もローデシア軍の迷彩装備を分析しましたが、メーカー毎に迷彩色調やデザインが微妙に違っていましたね。

今回のメーカーも、これまでのものとは少々違った箇所がありましたよ!

(今回のアイテムも、少々汚れがあってお見苦しい点があります。予めご了承ください。)

中古品ですが程度は良好ですよ!

   目次

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1  ローデシア陸軍迷彩ユニフォーム(パラマウント社製)とは?

少数ながら勇猛果敢かつ効果的な戦闘を行ったことから、ミリタリー界隈では、もはや伝説ともいえるローデシア軍。

 

Twitterなどでも、定期的にローデシア軍の画像や装備がツイートされていますね。

 

日本のみならず、世界中で大人気の状態が続いていますよ。

 

ローデシアの国としての歴史や盛衰は他に譲るとして、ここでは迷彩服について取り上げたいと思います。

 

ローデシア軍迷彩服の製造メーカーとしては、日本では比較的沢山輸入された「ステイルマン」社が有名ですね。

 

その他にも多数のメーカーがあったようです。

(一説には、アジアでも製造されていたとか?)

 

今回のモデルは、「パラマウント」というメーカーの製品になります。

 

「パラマウント」と聞くと、どこかの映画会社やベッドを想像してしまいがちですね。

 

でも、このメーカーは上記「ステイツマン」社と同様、数多くのローデシア軍迷彩服を納入していたようですよ。

 

さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?

 

今回はコアなローデシア軍マニアのみならず、これからローデシアの迷彩服を集めてみようと思うあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

シャツ
前面
迷彩の色調は、ベースとなるタンが少々暗いですね。
でも素敵な迷彩ですね💕f:id:akmuzifal6489:20200722151558j:image

 

背面
キレッキレの鋭い迷彩パターンが魅力ですね。
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前面裏側
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背面裏側
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襟周りのレイアウト
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サイズタグ
表記はインチですね。
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メーカータグ
「PARAMOUNT」社製(文字は刺繍です。)
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エポレット
テーパーなしのラウンドタイプです。
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胸ポケット
プリーツ付きでボタンで開閉
ポケットフラップは波型でエレガントなタイプです。
このポケットフラップが大きな識別点ですね。
(今回は、奇跡的にARMYタグ(手縫い)が残っていました。)
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ボタンはグリーン4ホールのプラスティック製
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半袖ですが、先端の縫い糸が他と違っていました。
もしかしたら長袖だったのかもしれませんね。
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背中には左右にタックがあります。
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トラウザーズ

前面
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背面
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前面裏側
少々汚れが目立ちます。
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
しかしウエスト部分は二重になっていて、4個のボタンで開閉するシステム。
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右腰の小ポケット
昔のイギリス軍風ですね。
プリーツ付きでボタンで開閉。
ロングなベルトループに注意!
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右側面
一見、小ポケットと膝ポケットしかないように見えますが…
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実は側面にスラッシュポケットがあります。
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ウエストにはサイズ調整ストラップあり。
金属製バックル
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膝ポケット
プリーツ付きでボタンで開閉
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股間から臀部には円形の補強生地あり。
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膝の補強生地
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裾にはボタンホールが。
おそらくドローコードで裾を絞るため用では?
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トラウザースのタグは、印字消失😞
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3  その特徴とは?

迷彩は、いわゆるローデシア迷彩で、タンをベースに、レッドブラウンとグリーンで雲型や長く細い植物の葉のようなパターンを描いています。

 

ところが、「STATESMAN」社のモデルに比べると、全体的に色調が暗く、沈んでいるように見えますね。

 

ローデシア陸軍迷彩戦闘服(STATESMAN社製)

 

生地は、一般的なツイルでおそらくコットン製だと思われます。

 

ローデシア軍迷彩服に共通する、上質な感じの生地ですね。

 

デザインは、シャツがエポレット付き、胸ポケット×2で、今回のモデルは半袖です。

 

ただよく見ると、袖口の糸が、本体と違うものが使用されていて、もしかしたら長袖を改造したのかもしれません。

(ローデシア軍は、半袖、短パンの迷彩服がありましたね。白人が多かったのですが日焼けは大丈夫だったのでしょうか?)

 

トラウザーズは、腰スラッシュポケット×2、膝ポケット×2、右腰前面に小ポケットという、標準的なデザインになっています。

 

やはりイギリス軍の影響を受けたデザインですね。

 

今回のモデルは、右胸に陸軍のパッチが残っていました。

 

手縫いでしっかり縫い付けられていましたよ。

 

これは貴重かもしれませんね。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1970年代

製造場所    ローデシア

契約会社    ローデシア

製造会社     〃

材  質    コットン

表記サイズ   シャツ:16?

     トラウザース:不明

       (日本人のL)

各部のサイズ(平置)

        シャツ

       着丈 約73cm

       肩幅 約46cm

       身幅 約60cm

       袖丈 約25cm

        トラウザーズ

     ウエスト 約40cm

       着丈 約106cm

       股上 約34cm

       股下 約73cm

       裾幅 約21cm

状  態   中古上品

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  3(困難)

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5  まとめ

このメーカーの迷彩色調は、やや暗いですね。

 

ローデシア軍の迷彩服は、メーカーによって迷彩の色調が違っているのが面白いです。

 

また、シャツのポケットフラップ形状に特徴があることから、最悪タグが紛失していても、こメーカーに関しては識別は容易かもしれません。

 

しかし2020年現在、本当にローデシア軍迷彩服は品薄で、見つけても小さいサイズか、とんでもなく大きいサイズしかありませんね。

 

しかも程度は悪いものが多いようです。

 

今から集めるのは、かなり困難かつ高額になる恐れがありますね。

 

実用ではなく、コレクションオンリーで購入するあなたは、海外のオークションにも注目してみましょう。

 

日本より品数が多いです。

 

でも、日本産のモデル品を当時の官給品として偽って出品している場合があります。

要注意ですね。

 

実用目的で購入を考えているあなたは、ぜひ国産(日本産)のモデル品を購入しましょう。

(東京の有名かつ老舗のS社製なら、忠実で比較的安価ですよ!)

 

今後も次第に入手困難になっていモデルです。

 

アクションは早めに起こしましょう!

(気長に待っていただけるなら、このモデルもオークションに出品する予定です。 )

 

今回は、比較的知られているメーカー製のローデシア軍迷彩服を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20231008更新)

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参考:他のローデシア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

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ローデシア軍の出来の良い国産モデル品はこちらです。⬇︎ 

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読んでいただき、ありがとうございました。

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