こんにちは!
今回は、タイ王国軍の迷彩ジャケットを分析します。
以前分析したモデルの後に採用されたもので、新型デジタル迷彩の一つ前のモデルになります。
このモデルから、仕立てがとても良くなってきましたね。
今回のアイテムは中古品ですが、多くのパッチが付いていますよ!
目次
- 1 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)とは?
- 2 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の全体及び細部写真
- 3 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の特徴とは?
- 4 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の製造とサイズのデータ
- 5 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)まとめ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)とは?
赤道に近いタイ王国ですが1年を通しての平均気温は29℃らしいですね。
まさに熱帯!
(日本は平均15℃前後)
そんな気候を考慮したタイ王国軍の迷彩服は、生地や迷彩パターンもベトナム戦争当時のアメリカ運を参考にしているようですね。
以前分析したモデルは、生地がリップストップ(解れ防止処理生地)でした。
でも今回のモデルは、熱帯では少々蒸しそうな生地に変更されて、前見頃のデザインも変更されていましたよ。
さてさて、それはどんな迷彩ジャケットなのでしょうか?
今回は、サバイバルゲーマーや迷彩服コレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の全体及び細部写真
前面
遠目に見ると、新型デジタル迷彩のパターンとよく似ていますね。
背面
前面裏側
肘の補強生地が一周分あるのがタイ王国軍の特徴ですね。
背面裏側
前合わせはジッパーとマジックテープです。
リップストップタイプと大きく違っていますね。
襟周りレイアウト
エポレットはテーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
2個のボタンで開閉
腰ポケット
こちらも2個のボタンで開閉
左袖ポケット
下部の形状が独特ですね。
上にループもあります。
袖
ストレートの筒で、袖口はボタンで開閉・調整
右袖ポケット
マジックテープで開閉
ウエストにはピストルベルト(弾帯)用のループとウエストのサイズ調整用のタブがあります。
ピストルベルト用ループは、マジックテープで開閉
ボタンはOGのプラスティック製でアメリカ軍タイプ
ジッパー
刻印は「VENUS」
右胸の紀章
何かの資格でしょうか?
襟の階級章
軍曹さんでしょうか?
襟の紀章
部隊章でしょうか?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の特徴とは?
迷彩は、ライトグリーンの生地に、ダークグリーン、ダークブラウン、ブラックで細い葉や雲型を描いています。
一見、アメリカ軍のリーフ迷彩に似ていますが、パターンや色調も別物ですね。
リップストップのモデルとも少々迷彩の色調が違うようです。
生地はコットンとポリエステルの混紡で、一般的なツイルです。
コットンのみのモデルよりも、水濡れ時の乾燥が早いようですが、熱帯では少々通気性が悪そうですね。
デザインは、アメリカ軍が1980年代に開発したBDU(バトルドレスユニフォーム)を原型としているようです。
構成は、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2ですが、肘の補強生地(裏側にあります。)、ウエストのピストルベルト用ループにタイ王国の工夫が活かされています。
また、今回のモデルは前合わせがジッパーのみでした。
カスタム化している感じではないので、オリジナルなのでは?
(この迷彩生地にジッパーなら、素人的には蒸すような気がしますが…。)
全体的な縫製は正確で、日本製品と大きな差はありません。
このモデルから仕立てがとても良くなっていますよ。
でもこの時期のモデルには、サイズを表すタグやスタンプが一切無いのは何故でしょう?
4 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 タイ王国
・契約会社 タイ王国
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ なし
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約74センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約44センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 大阪の専門店
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 タイ王国陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・ノンリップ)まとめ
リップストップのモデルもそうでしたが、今回のモデルも熱帯雨林(?)で効果を発揮しそうな迷彩ですね。
日本でも梅雨前から秋くらいまでは効果を期待できそうです。
サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、渓流釣りなど、用途は沢山ありそうですね。
ただ、やはり入手は困難です。
(むしろ新型デジタル迷彩の方を見かけることが多いですね。)
探しているあなたは、大阪の「C店」に問い合わせてみましょう。
(東南アジア物に強いお店です。)
比較的小さく細いサイズが多いので、購入する場合はしっかりサイズを確認しましょう。
何度も書いていますが、タイ王国では民間人が迷彩服を着用することが禁じられています。
現地買付や観光を行うミリイタリーマニアのあなたは、十分注意してくださいね。
今回は、タイ王国の比較的新しい迷彩ジャケットを分析しました。
次回は、アメリカ軍の防寒作業服を分析します。
お楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:他のタイ王国装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
私の地方は、雲が増えた時間帯もありましたが、まずまずの天気でした。
でも明日は秋雨前線が北上してくるので、西日本から東日本で天気が崩れるところがありそうですね。
前線近傍や前線南側の地域では、一時強く降ったり雷や突風にも注意が必要ですね。
(前線は明後日にかけて、さらに北上してくる見込みですよ!)
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
スポンサーリンク