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始祖の巨…シグナルミラーです!【アメリカ軍装備品】海軍エマージェンシー・シグナルミラー(ESM/1)とは?1121 🇺🇸 ミリタリー USN EMERGENCY SIGNAL MIRROR(ESM/1)1940S

今回は、1940年代のアメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラー(ESM/1)を分析します。

以前分析したパイロットエマージェンシー・シグナルミラーの始祖となるモデルですね。

陸軍航空隊用と海軍用がありますが、今回は海軍用になります。

実際に使用されていたものですが、時代を考えると程度は良好ですよ

   目次

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1  アメリカ海軍エマージェンシー・シグナルミラー(ESM/1)とは?

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

ところで鏡は古来から神話に登場することが多いですね。

 

日本では天照大神の岩戸隠れにおける八咫鏡(やたのかがみ)。

 

ギリシャ神話ではペルセウスのメドゥーサ退治(この場合は盾を鏡がわりにしたのですが…😅)が有名ですね。

いずれも起死回生の「道具」として描かれています。

 

今回のモデルは、アメリカが第二次大戦中に装備した元祖シグナルミラーになります。

 

パイロットのベイルアウト(緊急脱出)時における、味方救難機または救難艇へ自分の位置を知らせる信号を発する目的で開発されました。

(これも起死回生のために使用されることを想定していますね!)

 

開発に当たったのは、現存するジェネラル・エレクトリック社。

 

1940年代の第二次大戦中に開発・支給されました。

 

大切なパイロットを一人でも多く救出する…そんな「人命最優先」の。いかにもアメリカ軍らしい装備品に一つですね。

 

さてさて、それはどんなシグナルミラーなのでしょうか?

 

今回は、大戦中のアメリカ軍装備マニアのみならず、軍物のインテリアをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

ミラー面
中央のクロスマーク(スリット)に注意。

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

裏面
取扱説明がプリントされています。
今回のモデルは海軍型なので右上に使用方法のイラストがプリントされています。

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

右下には紐を通す穴がありますよ。

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

ミラーの断面
荒削りですが、表面が研磨されて面取り・塗装されていますね。

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

本来は厚紙でできたケースと三つ編みの紐が付属しています。

(この紐がまた少ないですね!)

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

箱にプリントしてある内容
因みに陸軍モデルは、箱に使用方法のイラストがプリントされています。

1940年代アメリカ海軍エマージェンシーシグナルミラーESM/1

 

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3  その特徴とは?

ミラー面は、中央にクロスのスリットが入っていて、右下(裏面からは左下)には専用の紐を取り付ける穴が開いています。

一方裏面は、全体的にブラックの塗装にオレンジ色で品名や取扱説明がプリントしてありますよ。

 

取扱方法のイラストがプリントされているのは海軍モデルの特徴ですね。

(◯部分のイラスト)

1940年代アメリカ海軍エマージェンシー・シグナルミラー(ESM/1)

 

参考
陸軍モデルの裏面

1940年代アメリカ陸軍エマージェンシーシグナルミラー

ZAKKA STORE TOWI:https://towi.jp/products/military-signaling-mirrorより引用



そして中央のスリット周辺には、円形の鏡面を塗り残してあります。

 

断面はガラスで手が怪我しないように研磨や面取り済みで、その上から塗装されていますよ。

(相変わらず人に優しい工芸品。)

 

使い方は、

  • 太陽の位置を確認する
  • 太陽にミラー面を向け、クロスのスリットから太陽を見る
  • スリットを通過したクロス模様の日光がどこにあるのか探す
  • クロス模様の日光をミラー裏面の円形ミラー(クロススリット周辺)に写す
  • ミラー全体の角度を調整し、円形ミラーのクロス模様、クロススリット、目標を合致させると反射光が目標に指向する。

です。

 

シンプルですが少々コツが必要ですね。

(当然太陽光がないと使用できません。😅)

 

全体的な造りは、少々荒削りですが抑えるべき箇所はしっかりしていますよ。

 

ただしガラス製なので、落として割る恐れもあります。

 

取扱は要注意ですね。

4  製造とサイズのデータ

製造・契約年度 1940年代

製造場所    アメリカ

契約会社    アメリカ

製造会社     〃

材  質    ガラス

サイズ    縦 約101mm

       横 約127mm

      厚さ 約4mm

状  態   中古良品

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  3(困難)

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5  まとめ

アメリカ軍装備品で共通する事項の一つに「人命保護を最優先する」というのがあります。

 

早くから防弾板を備えた戦闘機(たとえそのために性能が低下したとしても。)、沈みにくい設計の艦船、徹底したマニュアルが作成されている戦闘車両等々、枚挙にいとまがありません。

 

反面旧日本軍は、人命を軽視していたと思わざるべき点(思想も含めて)が多いように思いますね。

(全部がそうではありませんが…。)

 

今回のモデルは、パイロットの一装備品にすぎませんが、大海原でも「これがあれば、助かるかも!」という生きる希望を生起させるに十分なものですよね。

 

先の大戦で我が国が敗北した要因の一端が、ここにもあるような気がしてなりません。

 

将来はAI同士が戦うようになるかもしれませんが、それでも自国の兵士や民間人の生存を優先させた兵器や装備の開発をして欲しいものですね。

 

それはともかく、国内のオークションで入手た今回のモデル。

 

発見した時には、その出品価格(千円ちょっとでした。)に驚いて、思わず(!)入札してしまいましたが、なんとそのまま落札できました。

 

海外のオークション出品価格からすると夢のような出来事でしたよ。

 

こんなことがあるので、オークションはやめられません!

(…と、誰かに声を大にして伝えたい!😅)

 

希少なアイテムなので、コレクターのあなたは見つけたら(とりあえず)入手しておきましょう!

 

私は陸軍モデルの入手を試みたいと思います。

 

今回は、大戦中にアメリカ海軍が装備したエマージェンシーシグナルミラーを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それではまた、次回をお楽しみに!

(20231126更新)

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参考:他のシグナルミラー関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

他のアメリカ軍サバイバル装備に関する記事はこちらです。⬇︎

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読んでいただき、ありがとうございました。

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