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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。狩猟、サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

アメリカの軍服 陸軍防寒パーカーとは?  0273 🇺🇸 ミリタリー

こんにちは!

今回は、アメリカ軍が第二次大戦中に開発した防寒パーカーを分析します。

のちにアメリカ空軍が採用したパーカーとは別物ですよ。

(どうも、混同されている場合があるようですね。)

今回のモデルは、超稀少品かもしれませんね!

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   目次

1  アメリカの軍服 陸軍防寒パーカーとは?

第二次大戦中の防寒着といえば、これまで何回か分析したM43フィールドジャケットが有名ですね。

これに加えて、厚いウールのオーバーコートが支給されていました。

(後日分析予定です。)

しかし、皆さんも経験したことがあると思いますが、ウールは洗濯に手間が掛かりますよね。

現代こそ、ホームクリーニングが可能な洗剤が発売されていますが、当時はドライクリーニングが主たるウールの洗濯方法でした。

しかし、前線(敵と味方がぶつかり合っている場所)ではドライクリーニングも困難で洗濯不能の状況でした。

それを打開するため、せめてシェルだけでも前線で洗濯できるようコットン製のオーバーコートを開発しました。

ただし、コットンだけでは防寒能力が低いので、ウールを用いたパイル(生地にウールを編み込んで毛羽立たせたもの)のライナーを標準装備させることで解決しました。

おそらく、1942年までには開発が終わっていたようですが、あまりにも製造工程が複雑過ぎたため、そして他の医療の製造を優先させたために、大戦中は少数の製造と支給で終わってしまいました。

今回のモデルは、その時代の物になります。

さて、どんな防寒パーカーなのでしょうか?

早速、確認していきましょう!

2  防寒パーカーの全体及び細部写真

シェル

前面

一見、空軍のM47パーカーですね。

でもフードの内側に目がいってしまいますね。

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背面

裾にチョーク(?)でサイズが書かれています。
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前面裏側

フードの裏面は、アルパカのパイル(カットパイル)が装備されていますよ。

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背面裏側
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前合わせはジッパーとボタンです。
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うなじのサイズタグ

この時代のタグは、ガーゼに白い塗料(?)のようなものを塗って作られていて、通常の洗濯で一発判読不能になっていました。

逆に、タグの状態で、本体の程度を判断できます。

今回のモデルは、極上品といえます。
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アルパカのパイル左右

これは頭部が暖かいですね。

(洗濯はシャンプーで大丈夫そうです。)
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右腰ポケットのタグ

契約年度は1943年になっています。

あきらかに第二次大戦中戦中のものです。
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右胸ポケット

角度が付いています。

ボタンで開閉

下の四角い生地は、ベルトループです。
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腰ポケット

こちらもボタンで開閉
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ジッパーは、有名な「CONMAR」のベル型で、コの字型のストッパーが付いています。

大戦中モデルの証かも。
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ジッパーは襟下までですが、フードにもボタンがあって首元を閉めることができます。
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袖はストラップとボタンで調整できます。
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背中にも長いベルトループがありますね。

ベルトは、当時のトラウザースなどに使用されていたものと同じ、カーキのコットン製金属バックル付きです。
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フード下にはライナーを装着するためのダットファスナーが付いています。

当時のミシンの性能から、生地の重なる部分をオフセットして縫製されています。
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裾にもありました。
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ライナー

前面

袖は毛布のような生地

胴体はウールのパイル(カットパイル≒ボア)です。

取り付けは  ダットファスナーで力の掛かる部分は、コットンの生地で補強されています。
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背面

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ライナーのサイズタグ

シェルとマッチしています。
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前面裏側

身体に接する部分は、全てウール生地になっています。
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背面裏側
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コットン生地と  ダットファスナー
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本体の生地アップ
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袖の生地アップ

あきらかに本体と生地が違いますね。
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袖はカーキのニットが付いています。

風邪対策ですね。

OGの生地は

ボタンループです。

シェルの袖内側にはボタンがあって、そこに留めます。
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こんな感じです。
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ライナーを付けると、厚みがあります。

また、重量もありますね。
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3  その特徴とは?

シェルはODのコットンポプリンで、柔らかく高級感があります。

もしかしたら、M41ジャケットなどと同じ生地かもしれませんね。

シェル全面にライニング(裏地)が設けてあって、シェルだけでも春・秋は暖かいですよ。

面白いのはフード内にアルパカのパイルが装備されているところです。

(のちの空軍型は、ライナーにフードがあって、フード内のパイルは廃止されていましたね。)

ライナーは、このパーカー専用でフードはなく、ウールパイル製ですが、袖は毛布生地で先端がニットになっています。

暖かくて良いのですが、シェルと合わせると、結構重量感があります。

戦闘では動きが鈍くなるか、大汗かくかのいずれかですね。

4  製造とサイズのデータ

 ・製造又は契約年度    1943年

 ・製造場所                   アメリカ

 ・契約会社                   アメリカ

 ・製造会社                        〃

 ・材質                          コットン

                                      ウール

 ・表記サイズ                M

                            (日本人のL〜XL)

 ・各部のサイズ(平置)  

                                    着丈  約98センチ

                                    肩幅  約55センチ

                                    身幅  約60センチ

                                    袖丈  約64センチ                                                                    

 ・状態                        中古極上品

 ・官民区分                 官給品

 ・入手場所                 愛知県の専門店

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5  まとめ

少ないながらも手持の資料を調べてみても、今回のモデルのパーカーに言及されている記事はなかったですね。

歴史の影に隠れたアイテムなのかもしれません。

確かに重量はあって、ベルトを使用しなければならないのも少々不便ですが、普段着ではこの重量感が頼もしく思えるのも事実ですね。

とても暖かいパーカーですし、なにより化学繊維が皆無なので、変に痒くなったりしないのが良いです。

アメリカ軍のパーカーといえば、モッズやどこかの刑事さんが着用していたM51シェルパーカーが有名ですが、むしろ性能はこちらの方が上なのでは?なんて思いました。

残念ながら、空軍型のM47パーカーでも少なくなって高価になりつつある現在、その前のモデルとなると、まず見つからないのg現状です。

絶滅危惧種なので、発見して程度が良ければ、すぐ購入しておきましょう。

同時に、M47パーカーも購入して、比べてみるのも良いかもしれませんね。

なお、今回のモデルではありませんが、M47パーカーは国産の精密モデル品が販売されています。

一般の方は、こちらを購入された方が良いようです。

  

今回は、アメリカ軍の稀少な防寒パーカーを分析しました。

次回は、タイの迷彩服を分析します。

お楽しみに!

今回のモデルと同時期のアメリカ軍装備はこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

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   ✳︎               ✳︎               ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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