こんにちは!
今回は、フランス空軍のユーティリティジャケットを分析します。
1960年代から1970年代にかけて使用されていました。
とてもシンプルなジャケットですよ!
目次
- 1 フランス空軍ユーティリティジャケットとは?
- 2 フランス空軍ユーティリティジャケットの全体及び細部写真
- 3 フランス空軍ユーティリティジャケットの特徴とは?
- 4 フランス空軍ユーティリティジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 フランス空軍ユーティリティジャケットまとめ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 フランス空軍ユーティリティジャケットとは?
多くの国は、自国軍隊の個人装備を整えるときに、兵科(職種、特技)を考慮している印象があります。
例えばベトナム戦争当時のアメリカ陸軍。
最前線の歩兵には、優先的に通称「ジャングル・ファーティーグ(トロピカルコンバットユニフォーム)」という熱帯専用の衣類が支給されていました。
でも、後方で勤務していた砲兵などは、戦争中ずっとユーティリティユニフォームという、厚い生地の衣類で過ごしましたね。
限られた予算内で装備を支給する場合、優先順位を考えるのは当然なのでしょう。
一方アメリカ空軍でも同様でした。
選ばれた精鋭たるパイロットは、至れり尽くせりの最新装備や衣類が支給されます。
しかし航空機整備員などは、場合によっては一昔前の衣類だったりしていましたね。
他の国でも大同小異のようです。
今回のモデルは、フランス空軍が「パイロット以外」の兵士の為に開発・支給した、言わばユーティリティジャケットになります。
(地上兵のみならず、パイロット以外の空中勤務員でも使用例がありますね。)
でも、生地やデザインには、空軍独自の工夫がなされていますよ。
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
ミリタリーマニアのみならず、今回もファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 フランス空軍ユーティリティジャケットの全体及び細部写真
前面
胸ポケットのみのシャツタイプです。
背面
前面裏側
内ポケットはありません。
背面裏側
襟周りのレイアウト
タグ①
昔のフランス軍独特のシンプルな表記方法ですね。
サイズ表示も特徴的です。
タグ②
1970年契約品です。
タグ①周辺にあったスタンプ
どうやらサイズのようです。
右胸ポケット
水平のジッパーで開閉
向かって右側には、ペンポケットあり。
(左右とも)
袖
かなりテーパーが付いていますね。
袖口は合計3個のダットファスナーで開閉
ダットファスナーレイアウト
昔のフランス軍独特のダットファスナー(裏)
10個の穴が特徴的ですね。
ジッパー
あまり見ないメーカーです。
刻印は「AILEE」
本来なら、プルタブが付いていた?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 フランス空軍ユーティリティジャケットの特徴とは?
生地は、ダークグリーンのコットンツイルで、目が細かくゴワゴワしています。
(あまり使用されていないせいかも?)
この生地は、戦後フランス空軍が採用したM47ジャケットに酷似しているフィールドジャケットと同じ(カラーも)ですね。
デザインは、通常襟のエポレットなし、胸ポケット×2のシャツタイプです。
着丈が短いですね。
でもフランス軍が大好きな、裾の絞りはありません。
特筆すべきは袖のカフスで、ボタンではなく ダットファスナーが採用されていますよ。
ボタン一個でも落として、航空機のジェットエンジンが吸い込んでしまうと、瞬時に壊れるのでその対策ですね。
縫製は確実で安心感がありますが、やはり生地の硬さが気になります。
でも、サッと羽織れる気軽なデザインですね。
4 フランス空軍ユーティリティジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1970年
・製造場所 フランス
・契約会社 フランス
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 104 M
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約70センチ
肩幅 約51センチ
身幅 約56センチ
袖丈 約56センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 岐阜県の専門店
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 フランス空軍ユーティリティジャケットまとめ
同じような感じのジャケットで、フランス陸軍ライダースジャケットもコレクションしていますが、襟が普通なので普段でも合わせやすいですね
Tシャツの上に羽織ると、少々肌触りが悪いですが、この季節でもついつい着てしまうジャケットです。
カラーがダークグリーンなので少し躊躇するかもしrませんが、 ファッションの素材として使ってみるのも面白いのでは?
残念ながら、2020年現在ネットもSHOPも見かけませんね。
私も偶然見つけたものです。
(現在は、そのお店も閉店していますね。)
お仲間情報では、ワークジャケットとして古着屋さんで販売されているのを見たとか?
あなたも古着屋さんをあたってみましょう。
今回は、フランス空軍の珍しいジャケットを分析しました。
次回は、ベトナム戦争中の韓国軍迷彩服を分析します。
お楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:他のフランス空軍装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
東京で、新型Cウイルスの感染者数がまた増えたようですね。
https://twitter.com/i/events/1278560748017315840
とうとう100名を超えたとか?
関東方面の方は、十分注意してください。
でも、いつまで感染者数で計算するのでしょう?
また、日本人とそうでない人の割合も知りたいですね。
いずれ来る新型インフルも、もっと情報がほしいところです。
何が本当なのか、しっかり見極目ながら、対処していきましょう😎
(怖れず、侮らず…。)
読んでいただき、ありがとうございました。🤗
スポンサーリンク
スポンサーリンク