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熱帯用です!【ポルトガルの軍服】陸軍迷彩シャツ(DPM・半袖タイプ)とは?0888 🇵🇹 ミリタリー

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今回は、1990年代のポルトガル陸軍迷彩シャツを分析します。

ポルトガル軍といえば、リザード迷彩が有名ですね。

でも今回のモデルはDPMになります。

なんとデッドストックですよ!

   目次

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1  ポルトガル陸軍迷彩シャツ(DPM・半袖タイプ)とは?

洋の東西を問わず、軍隊や軍事組織における熱帯衣料の開発には少々頭を悩ませる国が多いようです。

 

素人的には「暑ければ薄い生地で半袖・半ズボンにすればいいでしょ!」なんて考えてしまいますが、実はそう簡単にはいきません。

 

確かに半袖・半ズボンは製造コストが抑えられ、通気性も確保できることから身体の放熱も可能ですね。

 

しかし腕や足がむき出しで、ちょっとしたことでも損傷を受けやすいです。

(熱帯雨林などでは害虫の存在も無視できません。(虫だけに…😓))

 

何よりせっかく迷彩服を着ているのに効果が半減されますよね。

(肌が露出するのは、赤外線暗視装置対策でも問題ありです。)

 

そのため、多くの軍隊では砂漠用や熱帯用でもいわゆる「長袖・長ズボン」を標準装備としています。

 

でも比較的気温が高く乾燥している国では。意外に半袖・半ズボンを支給している場合が多いですね。

 

ポルトガル軍も以前から(少なくとも)半袖の迷彩シャツを支給していました。

 

今回のモデルは、そんなポルトガル軍が近年に支給したDPM迷彩シャツになります。

 

それまでのリザード迷彩の次に採用された一連の迷彩装備の一つですね。

 

さてさて、それはどんな迷彩シャツなのでしょうか?

 

今回はポルトガル軍装備マニアのみならず、DPMマニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  迷彩シャツの全体及び細部写真

前面

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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襟周りレイアウト
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前合わせはボタンのみ。
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タグ
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エポレット

テーパーなしのクサビ型
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胸ポケット

ボタンで開閉

中央にプリーツ付
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襟元から脇の下にかけて独特のステッチ。
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背面上部に水平のステッチ
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ポルトガル軍官給品ボタン

ODのプラスティック製
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迷彩パターン

DPMなのですが、本家イギリスのパターンとは僅かに違っていますね。
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生地はリップストップです。
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3  その特徴とは?

迷彩はイギリス軍発祥のDPMです。

 

でもオリジナルとは一部迷彩パターンが違っていますね。

(製造誤差かもしれません。)

 

配色は、タンの生地にグリーン、ブラウン、ブラックを用いて、刷毛で丸く塗ったようなパターンをプリントしています。

 

生地はコットンとポリエステル混紡ツイルのリップストップですね。

 

細い糸で編まれていてとても肌触りが良ク丈夫でね。

 

軽量で通気性がよく、水濡れ時の乾燥も早そうですよ。

 

デザインはエポレット付き、胸ポケット×2、半袖ですが、襟から脇下にかけて独特の縫製がされています。

 

全体的な縫製はとても正確かつ丁寧でレベルの高い仕立てですね。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1990年代

・製造場所     ポルトガル

・契約会社     ポルトガル

・製造会社      〃

・材  質     コットン

          ポリエステル

・表記サイズ    42

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約76センチ

          肩幅 約47センチ

          身幅 約62センチ

          袖丈 約26センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     京都の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

とても着やすいシャツですが、やはり半袖なので蚊や毛虫の多い日本のフィールドや山岳地帯では少々難がありそうです。

 

迷彩効果は定評のあるDPMなので、防虫に工夫して夏場のサバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、登山、キャンプなどに使用できそうですね。

 

でも危害予防の観点から、むしろ街中でファッションとして使用するのがベストかもしれません。

(見ようによっては「アロハシャツ」や「かりゆしウェア」に見えなくも…ないでしょうか?)

 

ところがこのブログを始めた頃は大手通販サイトでも取り扱っていましたが、現在はハットやトラウザーズを残し、全て売れてしまったようです。

(残ったアイテムも小さいサイズですね。)

 

現在では、大手通販サイトどころかオークションやフリマでも見当たりません。

 

コレクションしたいあなたは、大手SHOPの片隅や古着屋さんを探してみましょう!

 

私は同じ迷彩生地の空挺スモックを探したいと思います。

 

今回は、珍しいポルトガル軍の熱帯用迷彩シャツを分析しました。

次回は、イギリス軍のジャケットを分析します。

お楽しみに!

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参考:他国の半袖迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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他のポルトガル軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

🇵🇹ポルトガル(Portugal) カテゴリーの記事一覧 - いつだってミリタリアン!

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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