こんにちは!
今回は、アメリカ軍のHBTユーティリティジャケットを分析します。
太平洋戦争で多用されましたね。
残念ポイントがありますが、程度は良いです。
これからの季節にぴったりのジャケットですよ!
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目次
- 1 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットとは?
- 2 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの全体及び細部写真
- 3 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの特徴とは?
- 4 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットまとめ
1 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットとは?
HBTとは「ヘリンボーンツイル」の略で、直訳では「ニシンの骨織」日本の名称は「杉綾織」のことです。
一般的なツイルとは違って丈夫で、よくジッパーの生地に利用されています。
ミリタリーの衣料品にも多く使用されていることでも有名ですね。
(フランス軍の衣料には特に多いですよ。)
今回のモデルは、アメリカ軍海兵隊が第二次大戦中に採用した、一連のHBT装備のうちP43と呼ばれるのユーティリティ(汎用)ジャケットになります。
(P41、P43そして戦後のP53、P58へと続く一連のシリーズです。)
海兵隊独自の装備で、なかなか凝った面白いデザインになっていますよ。
さてさて、どんなジャケットなのでしょうか?
ミリタリー衣料コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの全体及び細部写真
前面
着丈が長く、やはりジャケットですね。
でも当時の写真を見ると、Tシャツやランニングの上から直接羽織っている場合が多いですね。
背面
前面裏側
向かって左側の四角い生地は、フラップです。
防寒とガス防御用という説があります。
(ガスフラップと呼ばれる場合もあり。)
内ポケットはありません。
ボタンのリベットが露出いていますね。
背面裏側
前合わせはボタンで。左右にボタンで開閉するスラッシュポケットがあります。
左のスラッシュポケット上には。やはりボタンで開閉するパッチポケットが。
袖はシンプルで、袖口はボタンで調整できます。
前身頃裏側にはフラップがあります。
ボタンで開閉
金属製のボタン
海兵隊の刻印
サイズスタンプ
写真が悪くて不鮮明ですが「42」という数字が見えます。
契約番号や納入年度のスタンプ
不明瞭ですが、右下に「1945」の数字が。
左パッチポケットには海兵隊のマークが。
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3 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの特徴とは?
生地は、上質な明るいオリーブドラブ(カーキードラブ?)のコットンHBTです。
この生地は、元々P41用なのですが、おそらく生地が余っていたので無駄なく使用されたのでしょう。
(面白いことにP41なのにP43の生地で製造されたHBTジャケットもありますよ。)
デザインは、アメリカ陸軍のブルーデニムのプルオーバージャケットのデザインを近代化したようなイメージです。
前身頃が全開できて、左右に胸ポケット(大きなパッチポケット)があります。
また左胸ポケットの表面には、ポケットフラップ付きの小さなパッチポケットがあります。
各ポケットは、リベット留めの金属製のボタンで開閉できて、ジーンズにも通じるヘビーデューティ感がありますよ。
袖にも金属製ボタンがあって、絞りを調整できます。
エポレット、内ポケットはなくて、とてもシンプルな反面、胸ポケットは凝った造りのジャケットですね。
4 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1945年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 42
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約73センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約62センチ
袖丈 約61センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 岐阜の専門店
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5 アメリカ海兵隊P43HBTユーティリティジャケットまとめ
なるほど太平洋地区で使用されていただけあって、春から夏では快適なジャケットです。
ただ冬はリベット留めされているボタンが冷たいですね。
(内側にリベットがあるので、夏でも素肌に触れると冷たいですよ。)
また袖はシンプルな筒ですので、腕まくりがやや困難ですね。
真夏は蒸すかもしれません。
問題はリベットのボタンで、破損すれば交換が難しいということです。
ましてや当時のボタン入手は、ほぼ無理でしょう。
(今回のモデルも、左袖のボタンが欠損していましたよ。)
ジャケットの入手を考えている方は、ネットや専門店のみならず、古着屋さんも覗いてみましょう。
もしかしたら、格安で入手できるかもしれませんよ。
今回のモデルは、プレーンな状態でしたが、多くは両袖に階級章などをステンシルを用いて塗装されている場合もあります。
できれば、プレーンを探してみましょう!
今回は、アメリカ海兵隊の古いHBTユーティリティジャケットを分析しました。
次回は、第二次大戦つながりで、ドイツの迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:第二次大戦中のアメリカ軍装備ははこちらです。⬇︎
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今日から三連休なのですが、習慣とは恐ろしいですね。
朝0400頃には自然と目が覚めました。
二度寝も考えましたが、勿体なかったので、ちょっと近所を散歩。
しばらく歩くと、近くでキジが鳴いていましたよ。
可愛いですね💕(これも早起きの得?)
以前、野生のキジと仲良しのおじいちゃん動画を見たことがあります。
私もキジさんと友達になりたいなあ!
(食べようとしている訳ではありませんよ!)
読んでいただき、ありがとうございました。
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