いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーグッズのブログです。集めたミリタリーグッズを豊富な写真でゆっくり公開中!初心者コレクターの疑問点を解消します!

本サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

貴重です!【自衛隊装備品】陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット(戦車帽・後期型・おまけ付)とは?1085 🇯🇵 ミリタリー JGSDF AFV CREW HELMET 1970S

今回は、1970年代の陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットを分析します。

いわゆる「戦車帽」ですね。

区分がはっきりとしませんが、後期型のようです。

中古品ですが程度は良好ですよ!

(おまけもあります。お楽しみに!)

   目次

スポンサーリンク 

 

 

スポンサーリンク

1  陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット(戦車帽・後期型・おまけ付)とは?

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット左側面

近代的な戦車が戦場に登場したのは第一次大戦からですが、当時から戦車乗組員(戦車兵)は、他職域の兵士とは違った装備が支給されますね。

 

その中で最も違うのは、頭を守るヘルメットです。

 

一般的な歩兵とは違って、ある程度の装甲板に囲まれた狭い空間で活動する戦車乗組員には、敵弾や砲弾の破片に耐えるほどのヘルメットは必要ありません。

 

むしろ狭い車内で、戦車内の備品にぶつけて頭を怪我しないようなヘルメットが必要なのですね。

 

今回のモデルは、陸上自衛隊が戦車(装甲車等も含む)乗組員用に開発した専用のヘルメットです。

 

そのデザインから、大戦中のアメリカ軍や旧日本軍の戦車帽を参考にしているようですよ。

 

さてさて、それはどんな戦車乗組員用ヘルメットなのでしょうか?

 

今回は、陸上自衛隊装備マニアのみならず、自衛隊AFV大好きモデラーのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

全体形1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット全体形

 

前面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット全面

 

側面
片側3個(合計6個)の通気孔に注意。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット左側面

 

背面
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット背面

 

上面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット上面

 

底面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット下面

 

内部のサスペンションは2本の紐で調整するタイプ。
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットサスペンション

 

シェルの刻印
「HA」とはメーカー名でしょうか?🤔1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットシェル内側刻印

 

頭部保護パッド
額部分ですね。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット前面ヘッドパッド

 

後部パッド
後頭部を保護します。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット背面ヘッドパッド

 

内部には薄いながらスポンジを内蔵
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットヘッドパッド

 

イヤーカバー
側面のレザー製イヤーカバーは、シェル側面のダットファスナーで跳ね上げさせることができます。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット側面

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットイヤカバー閉鎖時

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットイヤカバー開放時

 

イヤーカバー内側1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットイヤカバー内側

 

チンストラップ
両サイドにダットファスナーがあって、どちら側からも外せます。
(初期型は多くのバイク用ヘルメットのように、2枚のDリングで片側からのみ取り外し可能でした。)
一般用の65式ヘルメット専用ライナー付属のチンストラップに似たバックル付き。
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットチンストラップ

 

背面3本のストラップは、ゴーグル用ストラップを固定しておくためのもの。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット背面

 

チンストラップダットファスナー表と裏1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットチンストラップダットファスナー刻印

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットイヤカバーダットファスナー裏面オクいん

 

その他のダットファスナー1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットイヤカバーダットファスナー表面

 

ヘルメットのサスペンダー取り付け用リベット1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットリベット

 

ヘルメットの通気孔1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット空気孔

 

着用時の状況
前面
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット着用時前面

 

左側面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット着用時左側面

 

右側面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット着用時右側面

 

背面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット着用時背面

 

上面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット上面

 

イヤーカバーを跳ね上げた状態1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット着用時左側面

 

おまけ
ヘッドセット(初期型)
(後期型はマイクのブームがプラスティック製に変更されて、アームもなくなりました。)
前面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン全面

 

背面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン背面

 

左側面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン左側面

 

右側面1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン右側面

 

マイク
外側1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用ブームマイク

 

内側1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンブームマイク

 

バイクブーム継手1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンブームマイク継ぎ目

 

左イヤーパッド
このままなのか、スポンジや布地のカバー有無は不明1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン右側面

 

左イヤーパッド
構造的には左右同じですね。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用用イヤホン左側面

 

左イヤーパッド外側の検査スタンプとメーカー刻印1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホン検査スタンプ

 

内蔵されているイヤーホン1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンとイヤーパッド

 

マイク用ブーム取り付け部
黒い強化プラスティック製1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用ブームマイクアーム

 

コードコネクター表と裏
二種類あります。
(後期型では1個で円柱状のコネクターに変更されましたね。)1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンコードコネクター

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンコードコネクター

 

コネクター部分は2穴と3穴タイプの2種
コネクターの固定具はなく、どこかに引っ掛けてすぐに外れてしまうのが欠点でしたね。
1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用イヤホンコードコネクター

 

ヘッドアーム1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメット用用イヤホンヘッドアーム


戦車乗組員用無線スイッチボックスセット(初期型)
全体形前面
ストラップがカーキなのが初期型の特徴で、後期型からは濃いODに変更されました。)
1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチセット

 

全体形背面1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチセット

 

スイッチボックス本体前面1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ

 

背面
1963年度契約品で有名メーカー製ですね。1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ

 

スイッチボックス各種文字1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ

 

スイッチボックス上面
ヘッドホンのコネクターに対応していますね。
後期型では1個の丸いタイプに変更されました。
1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ上面

 

右側面1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ右側面

 

左側面1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチセット左側面

 

下面
車体側からの電源差し込み口ですね。
これも後期型では丸い円柱のタイプに変更されました。
1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ下面下面

1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチ下面コネクター差し込み口

 

ストラップ用金具 表と裏
大戦中のアメリカ軍M1ヘルメットのチンストラップ金具に似たデザイン。1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチストラップ金具

1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチストラップ金具

 

サイズ調整用バックル1970年代陸上自衛隊戦車兵用無線スイッチストラップバックル

 

戦車乗組員用ヘルメット専用迷彩カバー
タグはなく造りも場当たり的であることからローカルメイド品(私物)かも。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

 

迷彩は、官給品の迷彩生地(1型迷彩)です。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

 

ボタンホールのようなスリットが合計9個開いています。1970年代陸上自衛隊戦車乗組員用ヘルメットカバー

 

着用例
レシーバーとマイクは後期型ですね。1980年代陸上自衛隊戦車帽着用例

KKワールドフォトプレス発行 ワイルドムック52 自衛隊1982ユニフォーム・個人装備より抜粋

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

3  その特徴とは?

シェルは、65式鉄帽(ヘルメット)の中帽(ライナー)と同じ強化プラスティック製で、内装・耳当て・チンストラップはレザー製、サスペンションはオリーブグリーンのナイロン製ですね。

シェル上部には合計6個の空気孔がありますが、これは第二次大戦中にアメリカ軍が支給した戦車兵用ヘルメットを参考にしているようです。

 

第二次大戦中のアメリカ軍戦車兵用ヘルメット(モデル品)

pin.it

でも、全体的なデザインは旧日本軍の戦車帽がベースになっているようですよ!

 

旧日本軍戦車帽(モデル品)

旧日本軍戦車帽精密再現高級レプリカ

旧日本軍戦車帽(高級モデル品)楽天商品より引用

その構造上、銃弾や砲弾の破片に耐性は殆どありません。

 

特筆すべきは耳当てで、最も外側の一枚はダットファスナーを使用して跳ね上げさせることができます。

 

これで無線のレシーバーを無理なく使用することができますね。

 

チンストラップは、両側にダットファスナーがあって、左右いずれからでも取り外すことができます。

 

初期型がバイク用ヘルメットのように、2本のDリングとストラップで取り付けるタイプだったので、ずいぶんリファインされていますね。

 

ヘルメット内部のサスペンションは、2本のコードで制御するタイプです。

 

全体的な造りは、とても丁寧かつ正確で、日本製ということを痛感します。

 

ただ、今回のモデルではタグやタグ跡がありませんでした。

 

もしかしたらPX品なのかもしれません。🤔

4  製造とサイズのデータです。

製造・契約年度 1970年代

製造場所    日本

契約会社    日本

製造会社     〃

材  質    強化プラスティック

        レザー

        ナイロン

表記サイズ   不明

    (日本人のM〜L)

各部のサイズ(平置)

       全長 約cm

       全幅 約cm

       高さ 約cm

状  態   中古良品

官民区分   官給品?

入手場所   東京のイベント

入手難易度  4(極めて困難)

スポンサーリンク


ふるさと納税】【自衛隊装備品モデル】(偵察オートバイ隊員用)マップケース 「MIシリーズ」Made in MIZUSAWA&ISAWA[AP004]

スポンサーリンク

5  まとめ

私事ですが、かつて上富良野演習場で当時の主力戦車である74式戦車に乗せてもらったことがあります。

 

いやー狭かったですね。

 

慣れないと脱出するにも苦労する狭さでした。

 

内部には装甲板直付けで、ペリスコープ(潜望鏡)などがあって、頭をぶつけそうでしたよ。

 

ここでは一般的なスチールヘルメットは必要ないな…と思いましたね。

(勿論、車外で戦闘する場合は必要です。)

 

そういった意味では、今回のモデルは最適なデザインかもしれません。

 

ただし戦車乗組員…特に戦車長は、敵の狙撃対象なのでもう少し防弾/防破片対策が欲しい気もしますね。

 

また無線機のレシーバーも最初から装着しておくべきなのでは?…なんて思いました。

 

でも最新型の戦車帽では、そんな懸念事項は解消されているようです。

 

新型戦車用ヘルメットを被り、10式戦車に搭乗する岸田総理

10式戦車に搭乗する岸田総理大臣

新型を間近で見たり触ったことはありませんが、どうやらシェルがライニングと分離できるタイプのようですね。

 

レシーバーもライナー(?)に直付けできて機能的のようです。

カッコ良いですね!

(いつか入手したいですね。)

 

ところで今回のモデルですが、当然一般隊員のヘルメットより生産数は少なかったようです。

(空挺ヘルメットとどちらが多かったのでしょうね?🤔)

 

そのため入手はとても困難ですね。

 

私もイベントで偶然見つけて購入したに過ぎません。

 

でもコアな陸上自衛隊マニア以外は、敢えて入手するアイテムではなさそうですね。

 

探してるあなたは、東京の自衛隊に強いショップを当たってみましょう。

 

ところで、あなたは今後自転車乗車時にヘルメット着用が必要になってくることをご存知ですか?

 

現在は努力義務ですけど、そのうち義務になるかもしれませんね。

 

…今回のモデルは、その時に必要になるかもしれません!

(個性が発揮できそうなヘルメットですね!😃)

 

今回は、古い陸上自衛隊の戦車乗組員用ヘルメットを分析しました…

 

いやー自衛隊装備品って、本当に素晴らしいですね!

 

それではまた、次回をお楽しみに!

(20240213更新)

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

参考:このヘルメットと同じ時代の陸上自衛隊装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

  ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク


日本陸軍 戦車兵 夏用戦車帽 ヘルメット 鉄兜 複製品 サバゲー

 


ふるさと納税】 【自衛隊装備品モデル】(衛生隊員用)メディバッグ 「MIシリーズ」Made in MIZUSAWA&ISAWA[AP001]

 


ふるさと納税】【自衛隊装備品モデル】(MCV隊員用)MCVバッグ(可変型)「MIシリーズ」Made in MIZUSAWA&ISAWA[AP003]

 


ふるさと納税】【自衛隊装備品モデル】(水陸両用作戦隊員用)マリンバッグ 「MIシリーズ」Made in MIZUSAWA&ISAWA[AP002]

 


ふるさと納税】陸上自衛隊規格 戦闘飯ごう2型 D20-07 【最長6ヶ月】を目安に発送 はんごう 飯ごう 飯盒 ソロキャンプ 2合 炊飯 炊飯器 キャンプ カレー 飯盒炊飯器 復刻 メディアで話題 ごはん

 

 

 

スポンサーリンク

story

story

  • 前島麻由
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
紙一重

紙一重

  • Uru
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
escalate

escalate

  • Aimer
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
アルカンシェル

アルカンシェル

  • 花たん
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Grand symphony

Grand symphony

  • 佐咲紗花
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes