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【自衛隊装備品】陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)とは? 0241 日本 ミリタリー

こんにちは!

今回は、陸上自衛隊の迷彩服を分析します。

ええ、いわゆる「熊笹迷彩」です。

しかし、通常のモデルとは著しい違いがありましたよ!

   目次

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1  陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)とは?

ちょっと前ですが、TVでアフリカのある国の子供達が、学校で勉強してる画像が流れました。

 

インタビュアーが、その子供たちに「みんなの宝物はなに?」と聞いたところ、ほぼ全員が差し出したものは、日本製の鉛筆でした。

 

なんでも、芯が折れることなく、書き味もよいからだとか。

 

日本の製品全般に共通する、高い品質管理のレベルを端的に表した事例ですね。

 

じつは自衛隊の衣料にも同じことが言えます。

 

過去の装備ですが、迷彩服1型もそうでした。

 

・未使用品では、表記サイズと実寸に大きな狂いがない

・縫製や材質がしっかりしていて、長持ちする

・量産品は迷彩生地の色調が同じ

 

という特徴がありますね。

(PX品で迷彩パターンの違うタイプはありましたが。)

 

これは官給品のみならず、PX(駐屯地内売店)で販売されていたPX品も同様です。

 

諸外国の戦闘服を見ていると、同じメーカーの同じ表記サイズでも実際のサイズが違っていたりしますね。

(各パーツで迷彩の色違いなども普通にあったりしますね!)

 

さて、そんな均質な戦闘服だった迷彩服1型ですが、その末期にはそれまでと違う製品がありました。

 

それは、あきらかにそれまでの官給品やPX品とは違った色調のモデルでしたよ。

 

実際に、着用して訓練しているのも目撃しています。

 

今回、偶然その幻ともいえるモデルを入手しましたので、緊急に分析してみたいと思います。

 

度重なる洗濯で褪色してはいますが、まごうかたなき「迷彩服1型」です。

 

厳正な品質管理中に発生した製造誤差でしょうか?

 

それとも一般の迷彩服1型が褪色してこうなったのでしょうか?

 

今回は、陸上自衛隊装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)の全体及び細部写真

上衣

前面

デザインは通常の迷彩服1型と変わりません。

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背面

迷彩の色調が、量産品と違いますね。

ベース色を除き、各色の色調さが少ないです。
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前面裏側
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背面裏側
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勿論、襟はボタンでスタンドカラーになります。
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エポレットは、僅かにテーパーのついたクサビ型です。

ボタンも官給品ですね。
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ポケットのデザインも、量産品と同じです。

ボタンで開閉
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袖口もボタンで開閉
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肘の補強生地が内側にあるのも変わりません。
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背中のサイズスタンプ
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上衣タグ

シンプルなタイプでPX品ですね。
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前身頃裏側

比較的日射が当たらない前身頃の生地も、あきらかに量産型とは色調が違っています。
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左胸のネームタグ跡

生地のベース色も量産型より暗い色調ですね。

ネームタグの下にあったのはブラウンですが、量産型と色調が全く違います。

(ポケットフラップの部分はマホガニーブラウンですがブラックに近いですね。)
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右襟の階級章(二等陸曹です。)跡

ここもブラウンです。

その周りはグリーンですが、とても暗いグリーンで、ブラックグリーンとも言えるくらいの色調ですね。
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下衣

前面

こちらもデザイン的には量産品と変わりません。でも…
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンです。
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腰ポケット

ボタンで開閉
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裾上げされていました。
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下衣のタグ

上衣と変わりません。
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3  陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)の特徴とは?

まず迷彩ですが、パターンは量産型と変わりません。

 

しかしベースとなるライトグリーングレイ(明灰緑色)がさらに暗いグレイグリーン、又はカーキーグレイになっています。

 

また、他の色も構成は同じですが、グリーンがブラックグリーンに、レッドブラウンがマホガニーブラウンに、マホガニーブラウンがブラックになっていますね。

 

そのため、各色の明度差が少なくなって遠目には迷彩色の判別が難しいです。

 

生地の質やデザインは量産型と全く同じです。

 

ここで一般的な量産型と今回のモデルを比べてみましょう。

一般的な量産型(背面)

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今回のモデル(背面)

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どうでしょう?

 

どうしても、量産型が洗濯や日射で、今回のモデルのように褪色するとは思えないのですが…。

 

サイズやデザインは、官給品の迷彩服1型と全く同じです。

4  陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)の製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     日本

・契約会社     日本

・製造会社      〃

・材  質     コットン

          ビニロン

・表記サイズ    1

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)上衣

          着丈  約73センチ

          肩幅  約42センチ

          身幅  約53センチ

          袖丈  約54センチ

           下衣

        ウエスト 約43センチ

          着丈 約98センチ

          股上 約31センチ

          股下 約66センチ

          裾幅    約22センチ

・状  態     中古並品

・官民区分     官給品

・入手場所     ヤフオク

・入手難易度    4(極めて困難)

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5  陸上自衛隊迷彩服1型(末期熊笹迷彩・PX品)まとめ

その昔、陸上自衛隊旭川駐屯地のすぐ近くに、自衛隊の個人装備品(使用不能品)のみを販売しているSHOPがありました。

 

そこには、ボロボロに使い古された戦闘服などが驚くほど高値で販売されていましたね。

 

何回か行ったことがありましたが、あまりの高値に何も買えずじまいでした。

(今思い出しても悔しいですね。まだお店はあるのでしょうか?)

 

そこで見た迷彩服1型は、全て洗濯で褪色していましたが、今回のモデルとは違う色調に褪色していました。

 

どうやら今回のモデルは、最初から違う色調で製造されたモデルのようです。

 

では、何故このモデルが製造されたのでしょうか?

 

迷彩服1型に関しては、以前から「迷彩としては明るすぎる」という評価がありました。

 

それを聞きつけた製造メーカーが、試験的に迷彩の色調を変更してPXのみで販売したものかもしれません。

 

詳細は不明ですが、とても面白いですね。

 

今後は、より良質なサンプルの入手と、事実の解明のために調査したいです。

(気長に取り組んでみたいと思います。)

 

今回は、陸上自衛隊迷彩服1型の違う色調のバージョンを分析しました。

次回は、スペイン軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

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参考:他の陸上自衛隊迷彩服1型の装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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この迷彩服と同時期のOD単色服はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com     ✳︎               ✳︎               ✳︎ 

読んでいただき、ありがとうございました。

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