
今回は、1990年代のシンガポール陸軍迷彩ユニフォームを分析します。
東南アジア諸国の軍隊装備品は、入手が難しいものがありますが、シンガポール軍物も少ないですよね。
他の多くの東南アジア諸国同様、ある国の影響を強く受けているようです。
今回のモデルは、フルパッチの極上品ですよ!
目次
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1 シンガポール陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・後期型)とは?


それまでイギリス領だったシンガポールは、1963年にマレーシアの一州として一緒に独立、1965年にはマレーシアからも分離して現在に至っています。
その軍隊は強力で、今やF-15やレオパルドまで装備している東南アジアでも有数の軍事力を持っていますね。
(レオパルドはちょっと観てみたいですね!)
また、徴兵制(男性のみ)を採用していることでも有名です。
そんなシンガポール軍の個人装備は、当初イギリス軍の影響を受けてたものでしたが、分離独立後はアメリカ軍の影響を強く受けているようです。
(その発端は、どうやらベトナム戦争のようです。)
今回のモデルは、現行モデル(デジタル迷彩)の一つ前のモデルで、ポケットの形状がアメリカ軍のジャングルファーティーグ型から、BDU型に修正された後期型になります。
いかにも東南アジアのジャングルで効果を発揮しそうな迷彩を採用していますよ!
さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクターは言うに及ばず、夏のフィールドでプレイするサバイバルゲーマーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
前面裏側
肘の補強生地が裏側に縫い付けられているのが珍しいですね。
迷彩は生地が薄いので、かなり透けています。
襟周辺のレイアウト
前合わせはボタンのみです。
タグ①
うなじ付近にあります。
バイオレットの生地にホワイトで「L」
タグ②
1996年度契約品です。
エポレット
テーパー付きのクサビ型です。
胸ポケット
2個のボタンで開閉

腰ポケット
こちらも2個のボタンで開閉

ウエストのサイズ調整タブ
マジックテープで調整

部隊マーク(?)と階級章
伍長さんでしょうか?
襟章
兵科でしょうか?
ネイムタグ
国籍タグ
何故か手縫い。
袖
袖口はボタンで調整・開閉

裾左右のスリット
ボタン
ダークグリーンのプラスティック製
トラウザーズ
前面

背面

前面裏側

背面裏側

前合わせはボタンのみ。

タグ①
こちらは2002年度契約品です。

タグ②
背面裏側のループ付近にあります。

ループ

右側面レイアウト

ウエストのサイズ調整タブ
ボタンで調整。

腰スラントポケット

ヒップポケット
ボタンで開閉。


膝ポケット
1個のボタンで開閉。
ポケットフラップの前縁は縫い付けられています。


膝の補強生地
中央に緩いプリーツあり。

裾
ややテーパー付き。

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3 その特徴とは?
迷彩は、ライトカーキの生地に、ブラウン、グリーン、ブラックを用いて、細い葉や雲型を描いています。
一見アメリカ軍のグリーンリーフ迷彩に似ていますが、色調、パターンとも大きく違っていますね。
生地はコットンとポリエステルの混紡で、一般的なツイルですがとても柔らかいですよ。
薄くて肌触りも良好です。
デザインは、アメリカ軍の各種BDUを参考にしたようです。
構成は、ジャケットがエポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2のコートタイプ。
(ちなみに初期型では胸ポケットに斜めの角度が付いていて、ポケットフラップも並行四辺形でした。)
トラウザーズは,腰ポケット×2,ヒップポケット×2,膝ポケット×2ですが,ヒップポケットと膝ポケットは1個のボタンで開閉です。
全体的な縫製は,東南アジアの製品にしては正確かつ丁寧で、安心感がありますね。
使える迷彩服と言えそうですよ。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1996年
製造場所 シンガポール
契約会社 シンガポール
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ L
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約76cm
肩幅 約47cm
身幅 約57cm
袖丈 約63cm
トラウザーズ
ウエスト 約40cm
着丈 約109cm
股上 約32cm
股下 約78cm
裾幅 約23cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
実際に着用してみると、ポケットも多く、普通に使い易いですね。
迷彩も写真では少々派手ですが、実際のフィールドでは、むしろ効果的と言えるようです。
リエナクトはもちろん,サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測に十分使えそうですよ。
嬉しいことに、今回のモデルは時々オークションに出品されるようになりました。
全く入手できないわけではなさそうですね。
効果的な迷彩ユニフォームなのでカモフラージュという本来の用途に適していると思います。
ぜひ入手して、ゲームの場で効果を試してもらいたいですね。
私は新型デジタル迷彩の入手を狙ってみようと思います!
(ジャケットだけなら後日入手しました!)
今回は、シンガポール陸軍の使える迷彩ユニフォームを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20250809更新)
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参考:他の東南アジア国の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.comwww.military-spec-an.com
各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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最近天気悪くて、朝のウォーキングができていません。
なので、ネコパワーが壊滅的に枯渇しています。
少しでも保たせようと、今回は過去写真を掲載してみました。
約1年前のブクくん(仮名)です。

可愛い💕(お腹が😍)
ブクくん(仮名)は家猫なので大丈夫だけど、野良のうーちゃんがちょっと心配です。
でも、暖かいのでまだ大丈夫でしょうか?
明日は午前中仕事のゆっくり出勤なので、早起きしてうーちゃんを探してみます。
読んでいただき、ありがとうございました。
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