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熱帯用です!【アメリカの軍服】ユーティリティーシャツ(コットンポプリン製・PX品)とは? 1062 🇺🇸 ミリタリー US UTILITY SHIRT(COTTON POPLIN・PX ITEM)1980S BVD MADE?

今回は、1980年代のアメリカ軍ユーティリティーシャツを分析します。

ベトナム戦争中からPXなどで販売されていたものですね。

有名なアメリカの下着メーカーも製造していました。

中古品ですが程度は良好ですよ!

   目次

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1  アメリカ軍ユーティリティーシャツ(コットンポプリン製・PX品)とは?

ベトナム戦争におけるアメリカ陸軍は、当初戦闘服として各種ユーティリティーユニフォームで参戦しました。

 

これは、かつて当ブログでもユーティリティジャケットユーティリティトラウザーズを分析しましたね。

 

このユニフォームは、アメリカ本土でも各種業務や訓練などで使用されていたものでした。

 

コットンサテン製で、やや厚くとても丈夫な生地だった反面、ベトナム戦争ではその通気性の悪さが問題になりましたね。

 

高温多湿のベトナムでは、明らかに不向きなユニフォームだったようです。

 

その後ベトナムでの教訓を生かし、全く新しい熱帯用の装備が開発されました。

 

それが、いわゆる「トロピカル・コンバットユニフォーム」でしたね。

 

ただし、この新型装備は最前線の戦闘部隊に優先して支給されたため、後方の砲兵などは戦争中に支給されることが少なかったとされています。

 

そこに目をつけたのがPX業者でした。

 

なんと官給品ユーティリティーシャツと殆ど同じデザインで、生地をとても薄いものに変更したシャツを開発してPXで販売しましたよ。

 

今回のモデルは、そんなPX品のユーティリティーシャツの一つになります。

(数種類かありました。)

 

おそらくアメリカでも有名なメーカーの製品だと思われます。

 

残念ながらベトナム戦争後の製品ですが、雰囲気は抜群ですよ!

 

さてさて、それはどんなユーティリティーシャツなのでしょうか?

 

今回は、ベトナム戦争中のアメリカ軍装備マニアのみならず、今年の夏に使用する快適なシャツをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面
官給品ユーティリティーシャツによく似ていますね。
これなら部隊でも普通に使用できたかも。
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背面
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前面裏側
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背面裏側f:id:akmuzifal6489:20230122163911j:image

 

襟周りレイアウト
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サイズスタタンプ
タグは切り取られていますが、ループも兼ねていたようですね。
…ということは?🤔
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別のスタンプf:id:akmuzifal6489:20230122163842j:image

 

胸ポケット
ボタンで開閉。
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ボタンは当時のアメリカ軍官給品に似ているODのプラスティック製
カラーにばらつきあり。
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ややテーパー付き。
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3  その特徴とは?

生地は、オリーブグリーンに染められたコットンポプリンで、とても薄く通気性が良いです。

デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2で、本家ユーティリティージャケットと同様、とてもシンプルですよ。

 

全体的な縫製は、少々雑で不正確ですが、見た目より頑丈な仕立てですね。

 

面白いのは、ボタンが一個だけ色調が他のボタンと違っていました。

 

縫い糸や縫い方は同じなので、製造当初からのようです。

(品質管理って…😅)

 

今回のモデルはタグが切り取られていましたが、その独特の形状からアメリカB◯D社製のものだと思われます。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1980年代

製造場所    アメリカ

契約会社    アメリカ

製造会社     〃

材  質    コットン

表記サイズ   M

      (日本人のL)

各部のサイズ(平置)

       着丈 約76cm

       肩幅 約46cm

       身幅 約58cm

       袖丈 約60cm

状  態   中古上品

官民区分   民生品

入手場所   愛知の専門店

入手難易度  2(やや困難)

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5  まとめ

今回のモデルは、近年の製品ですが当時の製品をよく再現していますね。

 

官給品ユーティリティージャケット(シャツ)に使用しているコットンサテンよりも、生地が大幅に薄くなっているため、ベトナムでも快適だったと思われます。

 

トラウザーズはともかく、シャツを今回のモデルに替えるだけでも体感温度は大きく変わってくるでしょう。

 

…ということは、日本の夏にも適しているということですね。

 

ましてや官給品ではなくPX品なら、全く遠慮なく使用できるのも嬉しいですね。

(ただし意外と汗染みが目立つので、要注意です。)

 

記録によると製造メーカーはともかく、ベトナム戦争当時から1980年代くらいまでは製造されたようですね。

 

そのため中古品は当然、場合によってはデッドストックも入手できるかもしれません。

 

探しているあなたは、ミリタリーショップのみならず古着屋さん(リサイクルショップを含む)も探してみましょう!

(勿論オークションも!)

 

また少数ですが、大手通販サイトでも取り扱われています。

 

ぜひチェックしてみてください。

 

今回は、PX品のアメリカ軍コットンポプリン製ユーティリティーシャツを分析しました。

 

いやー軍装品って、PX品も本当に素晴らしいですね!

 

それではまた、次回をお楽しみに!

(20231010更新)

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参考:他のアメリカ軍ユーティリティー装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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