今回は、1990年代のアメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1のモデル品を分析します。
アメリカ海軍G–1といえば、2022年5月「トップガン マーベリック」が公開予定ですね!
楽しみです!
(今回はG–1の出番は少ないようですね。)
それはともかく、中古品ですがパッチが多く派手な一品ですよ!
目次
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1 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(モデル品その2)とは?
1903年にライト兄弟の「ライトフライヤー」が初飛行して以降、パイロット用のフライトジャケットは各種皮革で製造されることが多かったですね。
皮革は、防風、防寒、そして万が一の事故からもパイロットを守ってくれる便利な天然素材だったので当然ですよね。
(当時は、現在のように難燃素材、浸透素材、衝撃吸収素材などの皆無でした。)
航空先進国のアメリカでも、陸軍と海軍航空隊のために、各種皮革製のフライトジャケットを製造・支給していましたよ。
しかし航空兵力の増強、ナイロンをはじめとする新素材の開発により、生産効率の悪い皮革製装備は開発、支給が中止されていきました。
ところがアメリカ海軍は、一時支給を中止していた時期もありましたが、概ねパイロットを中心にレザーフライトジャケットを支給し続けていましたね。
それが有名な「G–1」です。
じつは、このブログでも過去にG–1を記事にしました。
今回は、別のメーカーのモデル品になります。
しかし、アメ横なんかで販売されているものと少し違うようですよ。
また、前のオーナーがカスタム化していました。
トップガンのマーベリックほどではないですが、普通にカッコいいです!
さてさて、それはどんなG–1なのでしょうか?
今回は、アメリカ海軍マニアのみならず、レザージャケットコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
各部に艶が出てきて、良い感じに仕上がっていますよ。
背面
当然、背中にはアクションプリーツがあります。
パッチはプリーツを避けて縫い付けられていますよ。
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーのみです。
タグ①とメーカーのパッチ
もう一つのタグ②
襟のムートンは取り外しできません。
ムートンは化繊タイプです。
左腰ポケット
ボタンで開閉
(ここが賛否両論、意見が分かれるところですね。)
左ポケットだけに、タイトなペンポケットがあります。
右袖のパッチ
実在する航空機部隊のパッチ付き。
左袖パッチ
背中のパッチ
ジッパーは「IDEAL」のゴツいタイプです。
襟はチンストラップでスタンドカラーにできます。
ですが、ボタンなので手袋をつけたままでは、難しいですね。
左胸には内ポケットが。
ダットファスナーで開閉
ストームフラップはジッパーの内側に付いています。
ライニングはナイロンで、内側のプリーツも再現
このメーカーの市販品は、ジッパーはブラスそのままのはずなのですが、ブルーイング(黒染め)されていました。
左胸にはネームタグを剥がした跡が。自分のネームタグを付けたいですね!
襟はチンストラップでスタンドカラーに。
めちゃ暖かいです。
右袖ニットの破損箇所(修理済み)
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3 その特徴とは?
G–1で一番目につくのは、襟のボアですね。
朝鮮戦争からベトナム戦争くらいまでのモデルは、天然のムートンでした。
しかし、後期のモデルは化繊に変更されていますね。
(天然物は使用にともない、次第に明るいブラウンになっていきます。それが魅力だったりします。)
今回のモデルも勿論化繊です。
また、アメリカのフライトジャケットの特徴として、袖、腰(場合によっては襟も)ニットを使用してる場合が多いですね。
破損しやすいので、取り扱いは要注意です。
(今回のモデルもニットで、残念ながら袖が一部破損していました。)
レザーはゴートスキン(山羊皮)のようですね。
デザインは、アクションプリーツ付き2ポケットで、他に内ポケットがあります。
(内ポケットって便利ですよね。)
同じサイズではA–2より着丈がやや長いように感じます。
全体的な縫製は、一時荒れていたクーパー社ですが、その時代を避けた製品なのか、とても丁寧で正確です。
4 製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材 質 ゴートスキン
ナイロン
・表記サイズ 40R
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約62センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約56センチ
袖丈 約62センチ
・状 態 中古上品
・官民区分 民生品
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
アメリカ海軍は、パイロットたちが所属していた部隊のパッチを、フライトジャケットに貼り付けることを認めています。
それも一種類ではなく、所属していた部隊全種類です。
そのため、フライトジャケットを見るだけで、パイロットの履歴がわかったりしますよ。
(空軍と全く違うのが面白いですね。)
今回のモデルも、実際に使用されているパッチを縫い付けて個性を出していますね。
(トップガンのトムクルーズが着ていたG–1も、ベタベタ貼っていましたね。あれはちょっと…😓)
さて、そんなG–1ですが、設定温度帯がMA−1などと同じなので、これからの季節には重宝すること請け合いです。
ファッション的にも、パッチ付きなら目立ちますよね。
(賛否両論ではありますが。)
サバイバルゲームではフィールドまでの移動間に、野鳥観測では、G–1の上に迷彩スモックを着用で如何でしょうか?
バイクにも、車にも似合うG–1ジャケットでこの冬を彩りましょう!
今回は、アメリカ海軍伝統のレザーフライトジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20211214更新)
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参考:他のG–1に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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