こんにちは!
今回は、イタリア海軍のカバーオール(つなぎ)を分析します。
ちょっと生地が厚めですが、年間を通して使えるカバーオールですね。
今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 イタリア海軍水兵用カバーオールとは?
- 2 イタリア海軍水兵用カバーオールの全体及び細部写真
- 3 イタリア海軍水兵用カバーオールの特徴とは?
- 4 イタリア海軍水兵用カバーオールの製造とサイズのデータ
- 5 イタリア海軍水兵用カバーオールまとめ
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1 イタリア海軍水兵用カバーオールとは?
かつて「パッとしない海軍」の代表であったイタリア海軍でしたが、戦後は量と質の拡充に努め、冷戦時代にはNATOの中核とまで言われる海軍に成長しました。
現在では、(限定された艦載機ではありますが)空母まで保有する世界有数の海軍となっています。
(ゆくゆくは、日本同様F–35のVTOL(垂直離着陸)型を装備するとか…。これは凄いですね。)
今回のモデルは、そのイタリア海軍で水兵の各種作業から戦闘にまで用いられるカバーオールになります。
最近、ネットショップやリアルショップでもよく取り扱われるようになったアイテムですね。
面白いことに、デッドストックは多いのですが、中古品はまず見掛けません。
これにはどんな意味があるのでしょうか?
そもそもどんなカバーオールなのでしょうか?
ミリタリーマニアのみならず、ファッションアイテムや実用的な作業服を探しているあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 イタリア海軍水兵用カバーオールの全体及び細部写真
全体前面
前面上半身
前面下半身
全体背面
背面上半身
背面下半身
前面上半身裏側
内ポケットやライニングはありません。
また、ライナーを付けるボタンなどもありません。
前面下半身裏側
背面上半身裏側
背面下半身裏側
襟周り
丸襟ですが、パイロット用ではありません。
例の星は、賛否両論ですね。
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1999年度契約品です。
エポレットはテーパー付きのクサビ型
マジックテープで開閉
左胸ポケット
マジックテープで開閉
ウエストのサイズ調整ストラップ
珍しくマジックテープです。
腰のフラップ
これは…
ポケットではなくてスリットです。
ガバっと開きます。
制御するマジックテープやボタンはありません。
膝ポケット上の細長いポケット
左右にあります。
マジックテープで開閉
何を入れるのでしょう?
膝ポケット
こちらも左右にあります。
角度が付いていてマジックテープで開閉
裾はジッパーで開閉
マチも付いています。
靴をはいたままでも、着用できそうですね。
脇は、アメリカ海軍G–1のようなデザインです。
袖
単純な筒で、手首は マジックテープで調整できます。
角ジッパー
刻印はありませんでした。
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3 イタリア海軍水兵用カバーオールの特徴とは?
生地は、ネイビーブルーのコットン製で、やや目の粗いサテンのような織り方がされています。
未使用のデッドストックなので、現時点ではやや固いですが、肌触りは良好ですね。
(これからの洗濯によるエイジングが楽しみかも!)
デザインは、エポレット付き、胸ポケット、左右の腰スリット(フラップ付き)、左右の膝ポケット×4で、足首にジッパー付きです。
手首やウエストはマジックテープで調整できるようになっています。
今風ですね。
全体的な縫製も、イタリアにしては正確で、強度もありますよ。
同じようなデザインのドイツ海軍カバーオールより、手が混んでいるような気がしますね。
使えるカバーオールのようです。
4 イタリア海軍水兵用カバーオールの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1999年
・製造場所 イタリア
・契約会社 イタリア
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 46
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約154センチ
肩幅 約50センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約57センチ
ウエスト 約42センチ
股下 約76センチ
裾幅 約20センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 イタリア海軍水兵用カバーオールまとめ
今回のモデルは、表記サイズが「46」で、これは日本人男性のSサイズ相当になります。
でも実寸は、とても大きく作られていることから、通常の衣類(場合によっては制服も?)の上に着用するスモック的な使い方をするようですね。
私の場合(170センチ、胸囲100センチ)では、下着の上に直接着用できてジャストフットです。
でも、腰のスリットにボタンやマジックテープがないので、腰を屈むと大きく開いて下着が丸見えになりますね。
(女性の場合は要注意です。マジックテープを追加すれば良いかもしれませんね。)
カラーもネイビーブルーでシックですし、デザインもスタイリッシュですね。
ただ襟の星は、デザイン的に賛否の分かれるところ(イタリア軍ものは全てそうなのですが…)で、取り外して販売されているところもあります。
(単に縫い付けてあるだけなので、慎重に剥がせば、誰でもカスタムは可能ですよ。)
さすがに生地がネイビーブルーなので、用途は限られると思いますが、作業服やファッションにいかがでしょうか?
(夏のバイクにも着けそうですね。)
現在では、普通にデッドストックが入手可能です。
もしかして、イタリア本国では難燃繊維製の新しいモデルに変わったのかもしれませんね。
先の中古品が出ていない原因ですが、もしかしたらユーザーが気に入って手放さないか、若しくはモデルチェンジして、払い下げ始めて間もないからでしょうか?
…だとするなら、チャンスかも!
おすすめですよ!
今回は、イタリア海軍の使えるカバーオールを分析しました。
次回は、南ベトナム軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のイタリア海軍装備はこちらです。⬇︎
同じような用途の現用ドイツ海軍カバーオールはこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com 他国の単色カバーオールはこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
プーさん(64、天安門事件)率いる中国にある「三峡ダム」が決壊するかもしれないと話題ですね。
既に、ダム本体が変形しているとか?
このダムの下流には、多くの原子力発電所や新型Cウイルスの発生地である武漢もあって、 水害以外でも大きな被害が懸念されています。
なんとかプーさんの人民解放軍をフルに導入して、止めて欲しいものです。
ところで…
何故か、ダムに関する動画を「YouTube」にアップした人が逮捕されているとか?
そんな場合ではないと思うのですが…。
なんとか最悪の事態は避けて欲しいですね。
読んでいただき、ありがとうございました。
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