こんにちは!
今回は、アメリカ軍旧陸軍航空隊のA–2レザーフライトジャケットを分析します。
勿論モデル品なのですが、今回のモデルは実際には存在しないカラーですよ。
初めて観た時は「なんだこりゃ?」という印象で、またアメリカの迷走が始まったのかと思いました。
でも、見慣れると「面白い」アイテムですね。
今回は、中古の極上品ですよ!
目次
- 1 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)とは?
- 2 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の特徴とは?
- 4 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)まとめ
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1 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)とは?
第二次大戦前に開発され、その堅牢性や着易さから当時のパイロットのみならず、多くの兵士に人気だったA–2。
その人気はアメリカ軍のみならず、敵国のドイツ軍も同じだったようですね。
戦後も1980年代にアメリカ空軍がA–2の再支給を開始、日本でもブームになったりしました。
特に1990年代の日本では、大戦中のA–2復刻ブームが起こり、当時の材質・製法で忠実に再現された高級モデル品が飛ぶように売れました。
(懐かしいですね。)
そんな状況を見ていたアメリカでも、そのブームに乗ろうと多くの製品が開発されましたね。
今回のモデルは、アメリカのメーカーが製造したA–2なのですが、単に当時物を復刻せずに、新しいことに挑戦した、エポックメイキング的なモデルになります。
なんとシェルが、官給品には存在しないカラーに染められていましたよ!
いやーチャレンジャーですね。(これがヤンキー魂でしょうか?)
さてさて、それなどんなカラーのA–2なのでしょうか?
今回は、A–2マニアのみならずファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の全体及び細部写真
前面
レザーはなんとグレイに染められています。
背面
前面裏側
ライニングは、ブラックのナイロン製です。
背面裏側
襟周りレイアウト
それまでの安価なモデル品
前合わせはジッパーとホックです。
タグ①
資本はアメリカ、製造は中国のようです。
タグ②表側
タグ②裏側
襟は ダットファスナーで留めることができます。
またホックも大戦中のモデルをよく再現していますね。
エポレット
左右がしっかり縫い付けられています。
腰ポケット
ダットファスナーで開閉
袖
テーパー付きで袖口はニットです。
(ニットは化繊のようです。)
裾ニット
脇の通気孔
金属製のハトメ
裏側は革のパッチ付き
ジッパーはYKKです。
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3 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の特徴とは?
レザーは、大戦中のモデルは殆どホースハイド(馬革)、近年の再支給品はゴートスキン(山羊革)なのですが、今回のモデルはカウハイド(牛革)のようです。
また、官給品は各種ブラウンに染められていましたが、ニュートラルなグレイに染められていますよ。
見慣れると、なかなか渋いカラーですね。
デザインは、エポレット付き、腰ポケット×2で、袖、裾はニットです。
襟にはダットファスナー、襟元にはホックがあって、強い風でもバタつかないようになっているのは、他のモデルと同様ですね。
製造は中国ですが、アメリカの完成検査が行き届いているのか、正確かつ強度も十分で、好感が持てます。
かなりのハードな使用でも、大丈夫なのではないでしょうか?
4 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 中国
・契約会社 アメリカ
・製造会社 中国
・材質 カウハイド
ナイロン
・表記サイズ 42
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約64センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約62センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 民生品
・入手場所 東京の専門店
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5 アメリカ陸軍航空隊A–2レザーフライトジャケット(グレイタイプ・モデル品)まとめ
グレイのレザージャケットといえば、現用ドイツ空軍モデルが有名ですが、こうやってグレイのA–2を見ると、これはこれで新鮮ですね。
大戦中のA–2をよくコピーしているだけではなく、ライニングはナイロンに、ジッパーはYKKに、ニットは化繊に変更されているので、より耐久性が増していますね。
またレザージャケットなので、着ていると風を通しません。
中綿はありませんが、着込めば初冬くらいまでは使用できそうですね。
バイク(勿論4輪にも)の他、ファッションでも個性を発揮できそうですよ。
使えるジャケットなのではないでしょうか?
ところでこの製品は、商業的には失敗でした。
日本では官給品同様のブラウン系のA–2が人気ですし、モデル品にしては高価だったので、殆ど売れなかったようです。
(それでも国産高級モデル品より遥かに安価だったのですが……)
需要と価格のバランスが取れてなかったのですね。
だからでしょうか?メーカーのカタログからは早々に外されましたね。
(現行品はブラウンのみになっています。)
しかし今回のモデルは、まだ店頭に売れ残っているかもしれません。
交渉次第では、未使用品が安価に入手できるかもしれませんね。
またネットオークションなどでは、稀に程度の良い中古品が定価の1/10くらいの価格で出品されている場合がありますよ。
カラーにこだわらない、あなたにはおすすめです。
(私も愛用していますよ!)
今回は、メーカーが果敢にチャレンジしたモデル品のA–2レザーフライトジャケットを分析しました。
次回は、フライトジャケット繋がりでアメリカ海軍のフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:第二次大戦中のA–2(官給品)はこちらです。⬇︎
1980年代に再支給が開始されたA–2はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍モデル品A–2レザージャケットはこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました。
フェレットって賢いですね💕
アヒルのおもちゃを運び続けるフェレットの姿がたまらないかわいさhttps://t.co/54kcbZealI
— ねとらぼ生物部 (@itm_nlabzoo) 2020年10月16日
Instagram:chacha.ran.gramさんから pic.twitter.com/kkKvuMal1n
めちゃ可愛いですね😍
でも、どこへ持っていっているんでしょう?
また、アヒルさんは何羽あるのでしょう?
とても気になりました!
読んでいただき、ありがとうございました。
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