今回は、1980年代のアメリカ海軍ユーティリティシャツを分析します。
一般的にはシャンブレーと呼ばれる水兵用のシャツですね。
シンプルでカラーも軍物らしくない(?)ことから、日本でも人気があります。
今回も中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 アメリカ海軍ユーティリティシャツ(シャンブレー・半袖タイプ)とは?
戦場を徒歩や車両で移動しながら戦う陸軍の兵士と違って、艦艇を住処とする水兵の個人装備は独特ですね。
我が国では女子中高生の制服として、一部で採用されているセーラー服も元はセイラー(水兵)用の制服でした。
勿論、アメリカ軍もセーラー服を支給していますが、それは下士官や兵の制服(サービスドレス)としてですね。
一般的な作業や戦闘においては、海軍のユーティリティ装備を着用します。
中でも最も有名なのが、今回のシャンブレーシャツとデニムトラウザースの組み合わせですね。
その使用は、第二次大戦期に遡ります。
シャンブレーシャツ着用例(Twitterから引用)
最近イギリスの軍拡がすごいからアメリカならアメリカ海軍の水兵やりたい
— ランボー卿@🇺🇸GUY.G.JOE🇬🇧 (@M4Shermanto) 2019年11月10日
作業服をそのまま戦闘に使うの良い pic.twitter.com/Varq5o4HiP
今回のモデルは、そのシャンブレーシャツの中でも、近年の半袖タイプになります。
ネイムタグが縫い付けられていて、実際に水兵さんが使用していたものですね!
さてさて、それはどんなシャツなのでしょうか?
今回は、アメリカ海軍マニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
裾はカッターシャツのようなデザインです。
前面裏側
背面裏側
襟周りレイアウト
サイズスタンプ
胸ポケット
ボタンで開閉
ボタンはブルーグレイのプラスティック製
袖
ややテーパー付き?
データスタンプは、左裾前面に打たれていますが、ほぼ消失しています。
辛うじて1985年度契約品と読めました。
大きく認識番号(?)が濃くステンシルされていますね。
ネイムタグと同じ人物のステンシルも記入されていましたよ。
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3 その特徴とは?
生地は、アメリカのワークシャツなどにもよく用いられているシャンブレーと呼ばれるものです。
今回のモデルは、縦にブルー、横にホワイトのコットン糸を用いた平織の生地ですね。
軽く通気性が良いのが特徴です。
デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2のシャツタイプで、通常は裾をズボンに入れて使用します。
今回のモデルは、ポケットにポケットフラップが装備されています。
でも第二次大戦中のモデルには、このフラップがありません。
(ポケット本体をボタンで留めるタイプです。上記Tweetで対空砲を操作している兵士が大戦中のモデルを着用しています。)
ここが新旧モデルの識別点ですね。
シャンブレーシャツには、勿論長袖もあって、戦闘時には長袖を着用します。
(危害予防ですね。)
全体的な縫製は、やはり少々雑で不正確な場合があり、左右で襟の形が違う…なんというのは日常茶飯事です。
(作業服だと考えれば、それもアリでしょうか?)
サイズの32という数字は、長袖時の裄丈(ゆきたけ:うなじから手首までの長さ)を表しています。
つまり半袖ですが、長袖時のサイズを表記してあるのですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1985年
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ M32
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約76cm
肩幅 約44cm
身幅 約56cm
袖丈 約25cm
状 態 中古良品
官民区分 官給品
入手場所 名古屋の古着屋
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
最早日本でも夏用のシャツとして、確固たる地域を築いているシャンブレーシャツ。
様々なファッションブランドや量販店などでも多くの種類が製造・販売されていますね。
でも、元々は水兵さんやアメリカ労働者のシャツでした。
(今回のシャツやブルージーンズ(デニム)など日本で流行しているものが、元は「軍衣料品」というのも面白いですね。)
ところで、この種のシャツを着用する際、若者は裾をズボンの外に出す場合が多いですね。
でも今回のモデルの場合、SPECなどをプリントした部分が表に出るので、裾の外出しは何か違和感を感じることがあります。
(新しいモデルはタグになっているので、目立ちますね。ワンポイントという説もありますが…。)
ファッションなので個人の自由ですが、TPOに合わせた着こなしが必要のようです。
さて、このシャンブレーシャツですが、勿論現在でも入手は可能です。
中には生地がやや厚い「DPSC(ディフェンスパーソナルサポートセンター)」製モデルもあって、肌寒い季節でも使用できそうですよ。
流石に大戦中のモデルはお高いですが、近年の中古品ならとても安価に入手できる場合があります。
またネットオークションやフリマでは、デッドストックが思わぬ価格で販売されていることも!
探しているあなたは、要チェックですね。
今年の夏のアイテムに加えてみてはいかがですか?
(さりげない軍物アピールが可能ですよ!)
今回は、アメリカ海軍水兵さん用のユーティリティシャツを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240331更新)
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参考:他のアメリカ海軍ユーティリティ装備はこちらです。⬇︎
この夏に使える各国の半袖装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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