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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、オークション、ファッションの参考になります。

イギリスの軍服 陸軍軽量迷彩スモック上下とは? 0071 🇬🇧

こんにちは!

今回は第二次大戦中にイギリスで開発、採用された迷彩服を紹介します。

海外の専門誌では、「軽量ジャングルスモック」とか「SASスモック」とか呼ばれていますよ。

   目次

1  イギリスの軍服  陸軍軽量迷彩スモック上下とは?

イギリス軍の第二次大戦中に開発された迷彩服といえば、誰もが知っているデニソンスモックが有名ですが、今回のような迷彩服もありました。

デニソンスモックはこちら⬇︎

www.military-spec-an.com

薄手でデニソンスモックに比べて迷彩が暗い色調なのでジャングル用とされています。

(それにしては、グリーンが少ないような気が…)

しかし、第二次大戦中での使用は限定的で、その多くはインドシナ戦争でフランス軍に供与されたのでした。

たしかに、生地が薄いので寒いヨーロッパでは、少々使いづらいものだったのかもしれませんね。

どんな迷彩服だったのでしょうか?

2  スモックの全体及び細部写真

ジャケット

 前面

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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胸ポケット
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腰ポケット
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袖口  ボタンで調整
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腰のドローテープかなり分厚い材質です。
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フードのドローテープ薄い材質です。
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袖口裏側  
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ジャケットタグ  
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トラウザース

前面   左大腿部にポケット  イギリス軍の伝統ですね。
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背面  タグが表側にあります。
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前面裏側  スラッシュポケット用の内布が目立ちます。
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背面裏側
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ジャケットのように年代の表記がありませんね。
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左大腿部のポケット  ボタンで開閉
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垂直のスラッシュポケット
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裾は袖と同様ボタンで絞りを調整できます。
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股間には補強布が。  生地が薄いので嬉しい装備?
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官給品四つ穴皿形ボタン
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腰のドローテープはジャケットの裾と同様分厚い素材です。
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3  気になる特徴は?

迷彩はライトブラウンをベースに、マホガニーブラウンとグリーンでブラッシュパターン(刷毛で塗ったようなパターン)を描いています。

グリーンとマホガニーの重なるところは、濃いブラウンになっていますよ。

何とも言えない凄みのある迷彩ですね。

生地はとても薄くて緻密に編んである、いわゆるギャバジンです。リッチです。

デザインはとてもシンプルで、スモックはフード付きのプルオーバー(頭から被る)、4ポケットです。

トラウザースは、左右の腰にスラッシュポケット、左ヒザにフラップ付きパッチポケットという、必要最小限ですよ。

トラウザースにベルトループはありませんが、分厚いコットンのテープ(帯)があって、柔道の帯のように締めます。(やはり、本結びで運用なのでしょうか?)

以前紹介した、DPMのP-1963スモックは、このデザインがベースになっています。

DPMのP-1963スモックはこちら⬇︎

www.military-spec-an.com

4  製造、サイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     1940年代

 ・製造場所                       イギリス

 ・契約会社                       イギリス

 ・製造会社                             〃

 ・材質                              コットン

 ・表記サイズ                   5(ジャケット)

                                         1(トラウザース)

 ・各部のサイズ(平置)  ジャケット

                                     着丈  約76センチ

                                     肩幅  約65センチ

                                     身幅  約69センチ

                                     袖丈  約53センチ

                                           トラウザース

                              ウエスト 約51センチ

                                    着丈  約110センチ

                                    股下  約74センチ

                                    股上  約39センチ

                                    裾幅  約26センチ

 ・状態                        中古極上品

 ・官民区分                 官給品

 ・入手場所                 九州の専門店

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5  まとめ

細かいデジタル迷彩が主流の現代では、なかなかインパクトのある迷彩ですね。

デニソンスモック同様、迷彩パターンは大きいですが、各パーツに裁断したり服の皺等で複雑な迷彩に変化するのが魅力です。

全体的な色調がブラウン系なので、寒候期のフィールドで効果を発揮しそうですね。

じつは以前北アルプスの槍ヶ岳で、このトラウザースを登山用のニッカボッカに仕立て直し、着用しているベテラン登山家と遭遇しました。

なかなか似合ってましたし、効果的でした。(迷彩を意図したものではないと思いますが。)

こんな使い方もあるのですね。目からウロコでした。

ベトナムとフランスが戦ったインドシナ戦争に送られ、酷使されるとともに、その後のベトナム戦でも南北ベトナム軍に使用されたことにより、数も激減して現代では絶滅危惧種になりました。

見つけたら、積極的に保護してあげましょう!

 

今回は、イギリス軍の大戦中に採用された迷彩服を紹介しました。

次回は、またまたローデシア軍の迷彩服を紹介します。

なんと、デッドストックですよ!お楽しみに!

                ✳︎                  ✳︎                  ✳︎

男子高校生が万引き犯を追跡して、現行犯逮捕したというニュースがありました。

勇気ある高校生が大手柄!とマスコミは大絶賛!

警察も、警官になることを勧めているとか?

確かに、正義感に溢れるその行動は、賞賛すべきものです。

でも、万引き犯がナイフとかの武器を持っていたらどうだったでしょう?

また、武器はなくとも反撃してきたらどうだったでしょうか?

もしかしたら、この高校生が怪我をしたり、命に関わったかもしれませんね。

今回は運が良かったと思います。

各種の犯罪者を目撃したら、時間、場所、犯人の特徴、逃げた方向などを正確に記憶(できれば記録)して、迅速に通報するのが安全かもしれません。

またマスコミや警察も手放しで賞賛するのではなく、犯人を目撃した場合の行動等を指導したり、マニュアル(存在すれば)などを我々に周知させて欲しいものですね。

 

読んでいただき、ありがとうございました。