いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーブログです。初心者コレクターの疑問点を解消します!

【ドイツの軍服】武装親衛隊迷彩スモック(その1・モデル品)とは? 0024 🇩🇪ミリタリー

今回は、1940年代のドイツ武装親衛隊迷彩スモックを分析します。

勿論モデル品です!

(当時の官給品デッドストックが欲しいです!)

アメリカ製ですが、とてもよくできていますね。

それには訳がありました!

あまり使用感のない極上品ですよ!

   目次

スポンサーリンク 

 

スポンサーリンク

1  ドイツ武装親衛隊  迷彩スモック(その1)とは?

諸説ありますが、1931年にドイツ国防軍が迷彩のツェルトバーン兼ポンチョを採用したとされています。

 

これに遅れること5年の1936年(昭和11年)に武装親衛隊で迷彩スモックが支給され始めましたとの説がありますね。

 

これは、個人に貸与された量産迷彩服としては、世界初となります。

(国防軍のポンチョは、テントとの併用でした。)

 

じつは第二次大戦までは、多くの国が制服で戦闘をしていました。

 

しかし小火器や照準眼鏡の性能が向上し、肉眼で目視不可能な距離からスナイピング可能になると、階級章や記章類がむき出しの制服では、文字通り敵兵の「カモ」になる状況でした。

 

そこで考案されたのは、とにかく兵士を目立たなくするということです。

 

その方策は、

 

  ⑴  米軍型の戦闘専用服の開発

  ⑵  英軍型の甲武装のまま、制服、記章、階級章を比較的目立たない色に変更する方法。

  ⑶  ドイツ軍型の甲武装の上に着用する簡易衣類の開発

 

でした。

 

そうです。

 

ドイツのスモックには、派手な記章類を覆い隠す目的があったのです。

 

今回のモデルは、その武装親衛隊スモックの中でも「Ⅲ型」と呼ばれるもののモデル品です。

 

これは大阪の専門店で購入したもので、店員さん曰く「戦時中ドイツで武装親衛隊のスモックを製造していた人が、戦後アメリカに移住して、そっくりそのまま再現した究極のモデル品」…ということでした。

 

確かによくできている…と信じています。

 

さてさて、それはどんな迷彩スモックなのでしょうか?

 

今回はドイツ武装親衛隊マニアのみならず、日本のフィールドでも効果的な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ドイツ武装親衛隊  迷彩スモック(その1)の全体及び細部写真

前面(春夏面)

f:id:akmuzifal6489:20190417154110j:image

 

背面
f:id:akmuzifal6489:20190417154130j:image

 

前面裏側(秋冬面)
f:id:akmuzifal6489:20190417154055j:image

 

背面裏側
f:id:akmuzifal6489:20190417154048j:image

 

脇の通気孔
f:id:akmuzifal6489:20190417154122j:image

 

前合わせは本来コットンの丸紐ですが、今回のモデルはブラックの平紐でした。
f:id:akmuzifal6489:20190417154114j:image

 

ウエストにはゴムを内臓

全周にあります。
f:id:akmuzifal6489:20190417154134j:image

 

腰ポケット

ボタンで開閉  

ボタンは制服用のレプリカボタン  

表面の反射防止加工に注意
f:id:akmuzifal6489:20190417154126j:image

 

肩、背中の偽装用ループ
f:id:akmuzifal6489:20190417154118j:image

 

袖口はゴムを内臓  ヨーロッパによく見られる野良着に多いですね。袖口は、春夏面が秋冬面に回り込んでいます。

f:id:akmuzifal6489:20190417154137j:image

 

裾も秋冬側に春夏側が回り込んでいます。
f:id:akmuzifal6489:20190417154051j:image

 

ポケット内側生地

フィールドグレイのHBT生地  

リードグリーンという説もあります。
f:id:akmuzifal6489:20190417154103j:image

 

前合わせ  裏側
f:id:akmuzifal6489:20190417154059j:image

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

3  ドイツ武装親衛隊  迷彩スモック(その1)の特徴とは?

凄い迷彩パターンですね。

 

世界初の量産迷彩服にして一発目からこの迷彩パターン!

 

例えるなら、独り立ちした大工さんが初仕事で国宝級の建物を建てるようなものでしょうか?

 

この迷彩パターンの開発には、学者先生を導入したそうですよ!

 

凄いです!

 

配色は、白いコットンにライトブラウン、4色のグリーンで斑点迷彩を施した春夏面。

 

同じくライトブラウンに2色のオレンジブラウン、ダークブラウンの斑点の秋冬面があり、とても複雑なパターンを形成していますね。

 

また、両面とも裏側に若干透けていて、パターンの複雑さに拍車をかけていますよ。

 

パターンは数種類あって、中には木々の葉を模したものも存在します。

 

伝説のミリタリー雑誌「PXマガジン」での分類では、今回のモデルはFパターンになるのでしょうか?

 

全体的な縫製は少々雑ですが、逆に雰囲気は抜群です。

 

前合わせの紐さえ交換すれば、もっと官給品に近くなりそうですね。

4  ドイツ武装親衛隊  迷彩スモック(その1)の製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    不明

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約85センチ

          肩幅 約54センチ

          身幅 約72センチ

          袖丈 約68センチ

・状  態     中古極上品

・官民区分     民生品

・入手方法     大阪の専門店

・入手難易度    3(困難)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

5  ドイツ武装親衛隊  迷彩スモック(その1)まとめ

良い迷彩、効果的な迷彩は、その迷彩そのものが何かを連想させると言われています。

 

今回のモデルを見て、春夏面では森や草原を、秋冬面では枯葉を連想しましたよ。

 

とても美しい迷彩ですね。

 

素晴らしいです。

 

勿論、日本のフィールドでも充分に使用可能です。

 

モデル品なのでガンガン使えるのが魅力ですね。

 

サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、キャンプでのかくれんぼ等々、夢が拡がります。

(ただし、そのデザインと迷彩パターン故、シティユースでのファッションとしては難しく、コーディネートは超上級者向けのようです。)

 

フィールドで使用する場合は、くれぐれも注意しましょう!

 

おそらく猟師さんには見えないと思いますから。

(誤射されますよ!)

 

同様のモデル品は、他に何種類か販売されているので、集めてみるのも良いかもしれませんね。

 

今回は、モデル品とはいえ、素晴らしいドイツの迷彩服を分析しました。

次回は、世界一の規模を誇る軍隊を所有する国の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

参考:その他の武装親衛隊迷彩スモックの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

 武装親衛隊の他の迷彩服はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク


heerpoint Reproduction WWII German m42オークリバーシブルスモック(類似パターン)

スポンサーリンク

Enter Enter MISSION!

Enter Enter MISSION!

  • あんこうチーム
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes