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マリリンも着用!【アメリカの軍服】陸軍防寒ウールシャツ(OG–108・初期型)とは?0210 🇺🇸 ミリタリー

アメリカ朝鮮戦争時代の切手

今回は、1950年代のアメリカ軍防寒シャツを分析します。

その毛布のような生地から、兵士は「ブランケット(毛布)・シャツ」と呼んでいました。

現在は、廃番になっているようですね。

でも、今回のアイテムはデッドストックですよ!

   目次

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1  アメリカ陸軍防寒ウールジャケット(OG–108・初期型)とは?

1950年から始まった朝鮮戦争ですが、国連軍(主にアメリカ軍)を悩ませたものに、朝鮮半島の寒気があります。

 

アメリカ軍は、第二次大戦のヨーロッパにおけるドイツ軍との闘いで、ベルギーやドイツの寒さは経験していました。

 

しかし、そんな彼らでも朝鮮半島の寒さは度を超えていたようですね。

 

それまで保有していた防寒装備は、質、量とも満足のいくものではなく、前線から寄せられるのはクレームと要望の嵐でした。

 

そんな状況を鑑みて、開発されたのが一蓮のM51シリーズです。

 

勿論それだけでは万全ではなく、それを補う装備も開発されましたよ。

 

その一つが今回のシャツです。

 

無骨な外観に似合わず、とても暖かい装備となっていますよ。

 

さてさて、それはどんなシャツなのでしょうか?

 

今回は、ミリタリーマニアのみならず、この冬使える暖かいシャツをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  アメリカ陸軍防寒ウールジャケット(OG–108・初期型)の全体及び細部写真

前面

毛布みたいな生地…ではなく、モロに毛布ですね。

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背面

2本のタック(?)が入っています。

これでウエスト付近もスッキリ!

背中上部で生地がX型に交差しているのが初期型の特徴です。

(1960年代の後期型では廃止)

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前面裏側
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背面裏側
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型の補強生地
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右胸ポケット

ボタンで開閉
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左胸ポケット
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こちらはポケットフラップにスリットがあって、ペンが差せます。

(2本くらい差せそうです。)
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ポケットの中にはペンポケットが。
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袖口

マチなしでボタンで開閉

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プリントされたタグ

一部消失していますが、辛うじて読めますね。

1953年度契約品です。

モデルによっては、赤文字もありますよ。(暗視装置対策?)
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3  アメリカ陸軍防寒ウールジャケット(OG–108・初期型)の特徴とは?

生地は、OG(オリーブグリーン)のウール+ナイロン製の厚い生地でできています。

 

デザインは、当時のアメリカ軍のユーティリティジャケットとよく似ていますね。

 

エポレットなしの、胸に2ポケットです。

 

裾はストレートタイプ。

 

肩の補強生地の裁断が変わっていて、肩をすっぽりと覆うとともに、背中で交差させて縫製されています。

(これが一大特徴的ですね。)

 

また、前から見ると首辺りから腕の付け根にかけて、斜めのラインが入っているのも特徴です。

 

全体的な縫製は意外にラフで、襟の形が左右で違う…なんていうのは普通でした。

 

要は、保温さえできればOKだったのですね。

4  アメリカ陸軍防寒ウールジャケット(OG–108・初期型)製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1953年

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材質       ウール

          ナイロン

・表記サイズ    M

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約69センチ

          肩幅 約47センチ

          身幅 約57センチ

          袖丈 約61センチ

・状態       中古極上品

・官民区分     官給品

・入手場所     愛知県の専門店

・入手難易度    2(やや困難)

5  アメリカ陸軍防寒ウールジャケット(OG–108・初期型)まとめ

後にアメリカ軍は、各部の寸法とボタンを変更するとともに、裁断も簡素化された後期型を採用します。

 

でもこの後期型を最後に、支給は停止されたようですね。

 

理由は不明ですが、各種セーター類が充実してきたこと、化学繊維の防寒素材(アクリルやポリエステルのフリースなど)が台頭してきたからでしょうか?

(実際にこのシャツを見ればわかりますが、とても重厚かつ贅沢な造りで、製造は手間が掛かりそうですよ。)

 

さて、実際にこのシャツを着用してみると、肌触りが良くてとても暖かいです。

 

トレーナーなどの上に羽織ると、さらに暖かいですよ。

 

何よりファーストコンタクトがコットンのように冷やっとしないのが良いですね。

 

また、フィールドジャケットをこのシャツの上に着用すると、真冬でもなんとかなりそうですよ。

 

サバイバルゲーム、野鳥観測では迷彩服の下に、バイカーの皆さんはA–2やG–1の下に着用してみてはいかがでしょうか?

(勿論、秋春は単体でもおすすめです。)

 

ところで、今回取り上げた初期型に関しては、最近数がめっきり減ってきました。

 

それでもまだ、デッドストックが販売されていたりしていますよ。

(購入する場合、初期型はステンシル消失の度合いを参考にしてくださいね。)

 

ところで、このシャツは朝鮮戦争中に現地を慰問したマリリン・モンローが着用していたことで有名です。

彼女はこのシャツについて、どんな印象を持ったのか、いつか聞いてみたいですね。

(いつ?) 

 

今回は、アメリカ軍の暖かい防寒ウールシャツを分析しました。

次回は、旧ソ連軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

(20210926更新)

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参考1:朝鮮戦争中に現地へ慰問に行ったマリリン・モンロー

 

今回のモデルと同じウールシャツ(の女性版)を着ています。

(特徴ある肩のステッチで判別できますね。)

 

ネームタグを外した跡があるので中古品でしょうか?

 

パンツも官給品の女性用ウールトラウザースです。

 

大戦中に採用された、レギンス一体型のサービスシューズを履いていますよ。

 

小粋に襟を立ててるあたりが素敵ですね💕

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(ELLE Japanより引用)

 

参考2:この時代のアメリカ軍フィールドジャケット関連記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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