今回は、1990年代のキプロス陸軍迷彩ジャケットを分析します。
以前キプロス陸軍防寒迷彩フィールドジャケット(M65型)を分析しましたね。
今回のモデルはフィールドジャケットの下に着用するベーシックな戦闘服になります。
あまり見かけないアイテムですね。
今回は中古品ですが、程度は良いですよ!
目次
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1 キプロス陸軍迷彩ジャケット(リザードパターン)とは?
元々このリザード(lizard:トカゲ💕)パターンというのは、1950年代にフランス軍が採用した迷彩です。
刷毛で乱雑に塗ったような独特の迷彩は、かなりのインパクトがあったせいか、南欧や中南米の国が挙って採用しましたね。
当ブログでこれまで分析してきただけでも、ポルトガル、ギリシャ、イラクなどがありました。
そして今回のキプロスも採用していましたね。
でもキプロスのパターンには、大きな特徴がありました。
(覚えていますか?)
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回も、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
リザード迷彩の中に、ライトグリーンの空白があるのが、キプロスリザードの特徴ですね。
それにしても目立つ空白です。
前面裏側
内ポケットはありません。
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
襟周りのレイアウト
タグ①
メーカー名でしょうか?
不鮮明ながら「JET」と読めます。
以前分析したフィールドジャケットのタグ
同じく「JET」の記載が。
タグ ②
サイズ表記もSML方式ですね。
胸ポケット
中心にプリーツがあって、ポケット下端がカットされています。
2個のボタンで開閉
腰ポケット
こちらも胸ポケットと同様です。
袖
ストレートで袖口はボタンで開閉・調整
ウエストのサイズ調整タブ
ボタンは濃いODのプラスティック製
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3 その特徴とは?
迷彩は、ライトグリーンの生地にダークブラウンとダークグリーンを用いて、例の刷毛パターンを描いています。
ところが、何故かライトグリーンの大きなプリント残し(余白?)がありますよ。
基本、ブラウンとグリーンは暗い色調ですし、短い間隔でプリントされているので、かなりこの余白が目立ちます。
(どのような意図があるのでしょう?)
生地はコットンとポリエステルの混紡で、目の細かいツイルです。
(フィールドジャケットとは、少々違うように思えますね。)
デザインは、一見アメリカ軍のBDU(バトルドレスユニフォーム)に似ていますね。
エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット×2ですが、何とポケットは中心にプリーツがあります。
またウエストにはサイズを調整するタブがあります。
全体的な縫製は正確かつ丁寧で、不安な箇所はありません。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1990年代
製造場所 キプロス
契約会社 キプロス
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ S
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約73cm
肩幅 約48cm
身幅 約57cm
袖丈 約56cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品
入手場所 大阪の専門店
入手難易度 3(困難)
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【極美品/品質保証書付】 #33565 コイン 、 キプロス 、 サラミスアイランド 、 エバゴラスアイスト 、 ステーター 、 アマトス 、 等級- show original title
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5 まとめ
何故か今回のモデルは、色調がダーク系ですね。
まるで秋から冬用のイメージがあります。
逆に以前分析した防寒フィールドジャケットは、今回のジャケットより明るく緑味が強い夏用の イメージでした。
色調が逆のような気がするのですが…。
それはともかく、迷彩は綺麗ですし、BDU型のデザインなので使い勝手も良いですね。
惜しむらくは、日本ではあまり見かけないことです。
同じくリザードパターンの戦闘服としては、ギリシャ軍のモデルが安価に入手できますし、サイズも比較的豊富なので需要がないかもしれません。
でも敢えてキプロス軍にこだわるあなたは、入手する必要がありますよ。
東京中野のE店や大阪のC店に問い合わせるか、ネットオークションなどに網を張って、気長に待ってみましょう。
私は、同じ迷彩のトラウザースを探してみたいと思います。👍
今回は、珍しいキプロス陸軍のリザード迷彩ジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240212更新)
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参考:他のキプロス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他の国のリザード迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
* * *
今朝は早番で、0415時には部屋を出て出勤しました。
途中の水田や林では、虫が大合唱していましたよ。
コオロギ、スズムシ、マツムシが確認できました💕
可愛いですね😍
ベストセラー「国家の品格」の著者である藤原正彦さんがその著書の中で、友達のイギリス人を自宅に招いたときのことを書いてます。
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なんでも虫の聲を耳にしたそのイギリス人が「何だあのノイズ(noise)は?」と藤原さんに聞いてきたとか?😎
虫の聲を「可愛いい」と思ったりするのは、日本人だけなのでしょうか?
(藤原さん自身は「こんな奴ら(情緒のカケラもない連中)との戦争に負けたのか!」と悔しがっておられましたが…😎)
ずっと虫さんの聲が聴けて、その聲を可愛いと感じる日本人でありたいですね。😃
読んでいただき、ありがとうございました。
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