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何故この配色?【自衛隊装備品】航空自衛隊冬整備服中衣(ライナー・1962年度契約品)とは? 0611 🇯🇵 ミリタリー

今回は、航空自衛隊の冬季に整備服の下に着用する中衣(ライナー)を分析します。

まさかこんな装備があったとは…全く知りませんでした。

でも、大きな違和感(それでいいのか感)を感じています。

中古品で汚れなどがありますが、もしかしたら貴重品かもしれませんね?

(今回も、お見苦しい写真があります。ご注意ください!)

   目次

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1  航空自衛隊冬整備服中衣(ライナー・1962年度契約品)とは?

航空自衛隊の航空機整備員の中でも、一二を争う過酷な勤務である列線整備員(通称APG)。

 

年がら年中外に出て、航空機の点検、発着、燃料補給、果ては軽整備までこなすその姿は、まさに航空機の「なんでも屋さん」そのものですね。

 

特に真夏はジェットエンジンからの排気熱、冬はプロペラ機からの後流を受けることから、暑さ、寒さも倍増します。

(逆もあるので、一概に言えませんが…。)

 

そんな列線整備員の装備は、やはり他航空機整備員とは違う、独特の物が多いですね。

 

今回のモデルは、そんな過酷な環境下にある列線整備員のために、政府が開発した防寒装備です。

 

1962年頃といえば、航空自衛隊の作業服は、M43タイプの4ポケットコートタイプでした。

(まだシャツタイプの作業服ではありませんでした。)

 

それを踏まえての、今回のモデル…。

 

考えた人も凄いですが、採用を決定した人はもっと凄いですね。

(どうやら、この辺りから「勇猛果敢、支離滅裂」な素地が生まれていたようです。)

 

さてさて、それはどんな中衣(ライナー)なのでしょうか?

 

今回は、コアな航空自衛隊マニアのあなたと一緒に確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面
少々恥ずかしくなるようなカラーリングとデザインですね。f:id:akmuzifal6489:20201220203620j:image

 

背面
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前面裏側
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背面裏側
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タグ
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襟のニット
ニットは全て化繊です。
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本当は襟元にサイズタグがあったのでは?

貸与された隊員が縫い付けた赤糸(氏名?)と後打ちスタンプの管理番号
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脇にもニットを装備

身体に密着させるためでしょうか?
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裾は緩やかなラウンドタイプ
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テーパー付きで袖口はニットです。
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3  その特徴とは?

本体は、ライトブルーの化繊キルティングで、襟、袖、脇にはスカイブルーのニットを採用。

 

頭から被るプルオーバータイプですが、脱着し易いよう、前見頃は大きく胸の辺りまで切り込みが入っています。

(そこをニットがカバーする感じですね。)

 

一方、裾にニットはありません。

(M43タイプのジャケット用なら、このデザインの方が使い勝手が良いかもしれませんね。)

 

全体的な縫製は、やはり正確かつ丁寧で、高い技術で製造されています。

 

サイズ感も、当時の1号としてはかなりゆったりした印象です。

 

新品ではないので確かなことは言えませんが、実際はもっとタイトなサイズ感だったのではないでしょうか? 

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1962年

製造場所    日本

契約会社    日本

製造会社     〃

材  質    ナイロン

        アクリル

表記サイズ   1

    (日本人のL〜XL)

各部のサイズ(平置)

     着丈 約72cm

     肩幅 約49cm

     身幅 約60cm

     袖丈 約57cm

状  態   中古並品

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  5(まず無理)

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5  まとめ

アメリカ空軍を範に装備開発を進めた航空自衛隊ですが、今回のモデルは航空自衛隊独特のデザインとカラーリングですね。

 

ジャケットのライナーなので「色なんか航空自衛隊のブルーでいいんだよ!」…と軽く考えた…かどうかはわかりませんが、今ひとつ理解に苦しむ配色です。

 

今回のモデルは、私が在籍していた1981年以降では誰も使用していなくて、後継の似たようなライナーも存在しなかったことから、もしかしたら短命な装備だったのかもしれませんね。

 

でもM43タイプの作業服しかなかった時代では、かなり暖かい装備だったのではないでしょうか?

(カラーリングやデザインはともかく、意外と使える装備だったのかもしれませんね。)

 

今回のモデルの、かなり使い込まれた感じが、その証拠なのかも。

 

お世辞にもカッコ良い装備とは言えませんが、こんなふうに試行錯誤しながら、現在の航空自衛隊装備があるのですね。

 

実際、現在の個人装備としては、まだまだ(旧軍にも劣る)感がある航空自衛隊。

 

正面装備も必要ですが、ぜひ個人装備にも目を向けて、列線整備員や他の隊員が勤務しやすい装備開発(戦闘装備も含め)を進めてほしいですね。

(デジタル迷彩作業外被(外衣)のような粗悪品は、早々に廃止した方が良いです!)

 

アメリカ軍は、正面装備と同じくらい個人装備にもお金をかけていますよ!

(航空自衛隊との差はますます開く一方ですね。😞)

 

何しろ、いつの時代にも「人は宝」なのですから。

 

今回は、航空自衛隊、古の装備である冬整備服中衣(ライナー)を分析しました。

 

いやー自衛隊装備品って、本当に面白いですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20230627更新)

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参考:他の航空自衛隊装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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Twitterで見つけました!

 最初、UMA(未確認生物)かと思いました!

 

多分、呼ばれたんでしょうね!😍

 

モッフモフが可愛いです💕

(こんなニャンコ欲しい!)

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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