今回は、1980年代の韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケットを分析します。
以前、同じ迷彩のフィールドジャケットながら、機能の一部を省略して派手な刺繍を施したパレード用を分析しました。
今回のモデルは、ごく普通の一般用になります。
残念ポイントもありますが、程度は良い方ですよ!
目次
- 1 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)とは?
- 2 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の全体及び細部写真
- 3 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の特徴とは?
- 4 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の製造とサイズのデータ
- 5 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)まとめ
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1 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)とは?
世界の国々が組織している海兵隊は、陸軍とは違った迷彩服を使用している場合が多いですね。
でも、それは海兵隊の任務を考えると必要なことなのかもしれません。
陸軍よりも早く戦場へ向い、橋頭堡の確保などを行う海兵隊。
隊員の士気を鼓舞するため、陸軍との差別化を図る必要があるのでしょうね。
中でも韓国海兵隊は一種独特の装備が支給されたり、私物を準備しています。
他にも上述のパレード用フィールドジャケットなど、他国にには類の見ない装備ですね。
でも、今回のモデルは通常の戦闘時に使用するフィールドジャケットになります。
パレード用と全く同じかと思えば、大きく違っていました。
…ということは、当時の韓国軍海兵隊員は2種類のフィールドジャケット(場合によっては戦闘服上下も?)を所持していたのでしょうか?
謎の残る装備品ですね。
さてさて、それはどんな迷彩フィールドジャケットなのでしょうか?
今回は、韓国軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の全体及び細部写真
前面
アメリカ軍のM65フィールドジャケットを基にしたデザインです。
背面
背面は大きい一枚生地なので、短い間隔で繰り返す単純な迷彩パターンなのがわかりますね。
前面裏側
ライニングは、陸軍のウッドランド系迷彩生地ですが、全体的モヤが掛かったように色調が薄いですね。
背面裏側
もちろんリバーシブル目的のライニングではありません。
(余った生地で造ったのでしょうか?)
シェルの迷彩より効果的?
襟周りレイアウト
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
エポレットはテーパーなしのクサビ型
胸ポケット
ダットファスナーで開閉
腰ポケット
こちらも ダットファスナーで開閉
前身頃のジッパーステッチは、解れて修理されていました。
ここが解れるって???
袖
緩やかにテーパーが付いています。
袖口は別パーツで構成
開閉はマジックテープです。
背中のアクションプリーツ(左側)
本来は上部と下部は、部分的に縫い付けられているのですが…
右側は縫い付けた箇所が全部外されていました。
???
ジッパー
刻印は「AAA」
胴体のライニングは、少々…かなり寸足らずです。
ウエストのドローコード
ロックも端末処理もなし。
今回のモデルは襟内部にシェルと同じ迷彩生地のフードが格納されていました。
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3 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の特徴とは?
迷彩は、カーキの生地にブラウン、ダークグリーン、ブラックを用いて大きめの葉やブロック状のパターンを描いています。
でも基本的に各色は接触していなくて、ベースのカーキを塗り残すように(周りを取り囲むように)プリントしてありますね。
そのパターンがお城などの石垣に見えることから、日本では「石垣迷彩」と呼ばれていますよ。
(今回のモデルは、迷彩各色の境目がとても細いのが特徴ですが、古い時代にはこの境目が太いものがあります。)
生地は、コットンとポリエステルの混紡で、細い糸で編まれたツイルです。
軽量で肌触りが良いですよ。
デザインは、アメリカ軍のM65フィールドジャケットを基に、一部韓国軍独自のデザインになっています。
構成は、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2で、背中にはアクションプリーツ付き。
アメリカ軍M65との相違点は袖口で、マジックテープでの開閉は同じですが、別パーツになっていますね。
(例の三角生地(手甲?)も省略されています。)
また、今回のモデルには、ちゃんと迷彩生地の簡易フードが襟内にありました。
ほぼ全面にライニングがありますが、このモデルも何故か韓国陸軍のウッドランドにも似た迷彩生地になっていますよ。
(でもリバーシブルではありません。)
全体的な縫製は、少々雑で強度も足りないようです。
生地の重なるところはしっかり縫製されていますが、そうでない部分は軽く縫ってあるだけ…そんな印象です。
(前見頃のジッパー取り付け部は、使用中に解れて修理されています。)
4 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 韓国
・契約会社 韓国
・製造会社 〃
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明(タグなし)
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約79センチ
肩幅 約52センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約59センチ
・状 態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手場所 東京のイベント
・入手難易度 3(困難)
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5 韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケット(石垣迷彩・実戦用)まとめ
今回の萌るは、パレード用に比べ華美な修飾もなく、必要な機能は全て揃っていますね。
これなら、普通にサバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測などに使えそうですね。
また、1980年代の韓国軍海兵隊を再現するヒストリカルゲームにも使えそうです。
ただし、ハードな使用や洗濯を繰り返すと、各部が破損する場合があります。
あまり汚れないようにして、つけ置き洗いくらいがベストかもしれませんね。
ところで、今回のモデルも数は少ないです。
探しているあなたは、やはりオークションやフリマを狙ってみましょう!
今回は、パレード用ではなく実戦用の韓国軍海兵隊迷彩フィールドジャケットを分析しました。
次回は、バーレーン王国軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の韓国軍装備はこちらです。⬇︎
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はてなブログではお馴染みにゃにゃにゃ工務店さん家のイケメンニャンズです。
3ニャンとも可愛いですね💕
今回は、次ニャン葉月くんの写真が多いです。😍
ニャンコとの生活、憧れますね👍
(羨ましい!)
読んでいただき、ありがとうございました。
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