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色違いを入手しました!【国籍不明の軍服】迷彩ユニフォーム(ブタン系迷彩・アフガンカ・2種)とは? 0517 Unknown ミリタリー

今回は、1980年代の国籍不明軍の迷彩ユニフォームを分析します。

迷彩やデザインは旧ソ連、ロシア、ウクライナなどが使用していたものに似ていますね。

でも、どうやらそれらの国のものでないことは確かなようです。

中古並品とデッドストックを用意しましたよ!

   目次

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1  国籍不明軍迷彩ユニフォーム(ブタン系迷彩・アフガンカ・2種)とは?

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今回のモデルは、とあるSHOPで「ソ連軍迷彩服」ということで販売されていたものです。

 

でも一目でソ連軍物でないことがわかったので、取り敢えず購入してみました。

(普通は買わないですよね。この辺の精神構造が私は普通じゃないらしいです…😞)

 

ワクワクして持って帰り、細部を確認すると、やはりソ連物ではありませんでした。

 

…と言いますか、製造国を示すタグやスタンプはなく、上下にサイズのスタンプがあるのみでしたね。

 

以降ずっと調べているのですが、まだ詳細は不明のままです。

 

その後、色違いのデッドストックも入手しました!

 

さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?

 

今回は、旧東側迷彩服コレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

⑴   グリーンモデル

ジャケット
前面
全体的なデザインは、旧ソ連のアフガンカに類似しています。f:id:akmuzifal6489:20200918000711j:image

 

背面
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前面裏側
迷彩はかなり裏側に透けています。
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
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エポレットは幅広でテーパーなしのクサビ型です。
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胸ポケット
マジックテープで開閉
f:id:akmuzifal6489:20200918000612j:imagef:id:akmuzifal6489:20200918000533j:image

 

腰ポケット
こちらもマジックテープで開閉
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袖ポケット
左右にあります。
マジックテープで開閉
f:id:akmuzifal6489:20200918000655j:imagef:id:akmuzifal6489:20200918000605j:image

 

袖はテーパーが付いていますね。
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袖口はボタンで開閉
マチはありません。
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背中にはアクションプリーツ付き。
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ウエストと裾にはドローコードあり。
身体の右側で調整
その間にある迷彩生地は補修用
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内ポケット
オープンタイプです。f:id:akmuzifal6489:20200918000752j:image

 

ボタン
濃いマホガニーブラウンのプラスティック製
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トラウザース
前面
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
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サイズスタンプ
旧ソ連やロシアのサイズ表記に似ていますね。
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右側面レイアウト
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ウエストのサイズ調整タブ
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膝ポケット
マジックテープで開閉
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正面はあらかじめミシンで細く縫ってあります。
これでアイロンを当てなくても、「当てているように見える」ような工夫ですね。f:id:akmuzifal6489:20200918000817j:image

 

裾のループ
長いブーツを履く軍の特徴ですね。f:id:akmuzifal6489:20200918000550j:image

 

内側の縫い糸は、明るいグリーンでした。
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臀部にある補修用生地
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トラウザースに使用されている小さいボタン
マホガニーブラウンのプラスティック製
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おまけ
フィールドキャップもセットでした。
左斜め上部
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右斜め後方
旧ソ連タイプですね。
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頂部の生地は、下に下ろすと防寒帽になります。f:id:akmuzifal6489:20200918000821j:image

 

なんとオリーブグリーンのライニングがありました。
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サイズタグ
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⑵   ブラウンモデル

ジャケット
前面f:id:akmuzifal6489:20220718222431j:image

 

背面f:id:akmuzifal6489:20220718222822j:image

 

前面裏側
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背面裏側
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襟周りレイアウト
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前合わせはやはりボタンのみ。f:id:akmuzifal6489:20220718222719j:image

 

エポレット
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胸ポケット
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腰ポケット
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袖口
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袖ポケット
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背中のアクションプリーツ
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サイズスタンプ
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補修用生地とボタン
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内ポケット
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ウエストと裾のループ
裾はボタンホールタイプの出口
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トラウザーズ
前面
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンのみ
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右側面レイアウト
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ウエストのサイズ調整タブ
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腰スラントポケット
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膝ポケット
f:id:akmuzifal6489:20220718222741j:imagef:id:akmuzifal6489:20220718222701j:image

 

裾のループ
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前面のステッチ
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迷彩パターンとカラー
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サイズスタンプ
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ボタン
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生地裏に記入されている各種番号
チョク(チョーク?)で記入されています。
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3  その特徴とは?

迷彩は、グリーンモデルがカーキの生地にダークグリーン(海軍機色?)とマホガニーブラウンで、雲やアメーバのようなパターンを描いています。

 

一方ブラウンモデルは、カーキの生地にグリーンとレッドブラウンという配色の他は、グリーンモデルと同じです。

 

いずれも全体的にはやや暗いものの、メリハリの効いた迷彩ですね。

 

一見ブタン迷彩に似ていますが、ブタン迷彩とはグリーンとブラウンの配色が反転しているようです。

 

生地は、おそらくコットンの平織りで、ガサガサしています。

 

やや粗末な感じがしますね。

 

でも通気性は良さそうです。

(夏用なのかもしれません。)

 

デザインは、旧ソ連軍がアフガニスタン進行時に使用した、4ポケット戦闘服(いわゆるアフガンカ)とほぼ同じデザインです。

 

構成は、ジャケットがエポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2で、ウエストと裾には片持ち式のドローコード、背中にはアクションプリーツがあります。

 

トラウザースは、腰スラントポケット×2、膝ポケット×2で、ウエストにはサイズ調整タブがあります。

 

また、裾にはループが縫い付けられていますね。

 

全体的な縫製は、少々雑でグリーンモデルは所々解れたりしています。

 

中古品はかなり使用されたたものなので、仕方がないところもあるかもしれませんね。

 

デッドストックのブラウンモデルは、特に問題ありません。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1980年代

製造場所     不明

契約会社     不明

製造会社      〃

材  質     コットン

表記サイズ    52-3

         54-5

      (日本人のL)

各部のサイズ(平置)

       グリーンモデル

        ジャケット

       着丈 約66cm

       肩幅 約52cm

       身幅 約57cm

       袖丈 約53cm

        トラウザース

     ウエスト 約39

       股上 約30cm

       股下 約68cm

       裾幅 約21cm

       着丈 約95m

 

       ブラウンモデル

        ジャケット

       着丈 約76cm

       肩幅 約52cm

       身幅 約59cm

       袖丈 約61cm

        トラウザース

     ウエスト 約46cm

       股上 約31cm

       股下 約80cm

       裾幅 約22cm

       着丈 約110cm

状  態   中古並品

       デッドストック

      (ブラウンモデル)

官民区分   官給品

入手場所   沖縄の専門店

入手難易度  3(困難)

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5  まとめ

今回のモデルは、そのデザインや迷彩パターンから、旧ソ連の衛星国の装備品ではないかと推測しています。

 

それでも、なかなか国籍が特定ができませんね。

(あなたがご存知なら、ぜひ教えて欲しいところです。)

 

今回のモデルを一着の迷彩服としてみた場合、なかなか効果的な迷彩なのではないでしょうか?

 

日本でも無雪地では通年で使えそうな迷彩で、個人的にはとても気に入っています💕

 

さてひと頃ミリタリー雑誌の広告でも、よく見かけたこの迷彩服は、2020年現在全く見かけなくなりました。

(おそらく小国の装備品で生産数も少なく、すぐにモデルチェンジされた物だったのではないでしょうか?)

 

探しているあなたは、ネットオークションやフリマに網を張って、気長に待ってみましょう。

 

私はグリーンモデルのデッドストックを探してみたいと思います。

 

今回は、国籍不明ながら、旧ソ連軍戦闘服の特徴を踏まえた面白い迷彩ユニフォームを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それではまた次回をお楽しみに!

(20231225更新)

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参考:他の国籍不明軍の装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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  ✳︎     ✳︎     ✳︎

Twitterで興味ある実験を見つけました。

これをみて、アメリカ海軍戦闘機グラマンF–11タイガーが、自機が発射した機関砲弾に撃墜されるという事件(事故)を思い出しました。

(F–11は自衛隊のFX候補機でしたが、F–104が採用されて良かったかも?)

 

それはともかく、何かの問題解決にも使える考え方かもしれませんね。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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