こんにちは!
今回は、国籍不明軍の砂漠用迷彩ジャケットを分析します。
迷彩は砂漠用DPM、デザインはアメリカ軍のM65という変わり種です。
今回のアイテムも極上品ですよ!
目次
- 1 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)とは?
- 2. 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の全体及び細部写真
- 3 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の特徴とは?
- 4 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の製造とサイズのデータ
- 5 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)まとめ
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1 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)とは?
その昔、エジプトなどの一部の国を除き、砂漠用迷彩服を支給している国は僅かでした。
でも1991年の湾岸戦争以降、特に多国籍軍(連合軍)に参加した国は、挙って砂漠用迷彩服を開発しましたね。
それは、アメリカのように専用にデザインされたものもありましたが、多くの国は既存の森林用迷彩の色調を砂漠用に替えて、迷彩生地を製造しました。
(日本、イギリス、ドイツ、ポーランド等々)
今回のモデルも通常のDPMの色調を、砂漠用に替えて臨時に製造したような印象があります。
何故か製造国を示すタグやスタンプはおろか、付いていた形跡さえ無く、詳細は全く不明ですね。
しかしとても美しい迷彩で、造りは本格的かつ好感の持てる迷彩服に仕上がっていますよ。
さてさて、それはどんな迷彩服で、どこの国の装備なのでしょうか?
迷彩服コレクターのみならず、今回はファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2. 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の全体及び細部写真
前面
デザインはアメリカ軍のM65フィールドジャケットを忠実にコピーしています。
今回は、美味しそうな色味ですね。
背面
イギリス軍のように手抜きではなく、ちゃんと4色のDPMですね。
前面裏側
ライニングもM65そっくりですね。
背面裏側
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
エポレットはテーパー付きのクサビ型
胸ポケット
ダットファスナーで開閉
腰ポケット
こちらも ダットファスナーで開閉
袖
立体裁断ですs。
袖口はマジックテープで調整
三角の生地も再現
背中にはアクションプリーツ
襟はチンストラップで立てることができます。
襟にはジッパーがあって、開けると例によってフードがありました。
フードの付け根には、キャメルカラーの伸縮性生地が。
ウエストのドローコード
腰のドローコード
ちゃんとゴムになっていますね。
チンストラップは、迷彩生地ではなく専用のテープになっています。
襟のジッパー
メインジッパー
いずれも「YKK」
ボタンはカーキのプラスティック製
おまけ
専用のライナー
前面及び背面
ベスト型です。
アメリカ軍のM65フィールドジャケットのライナーより、やや薄いですね。
前面及び背面裏側
ボタンホールがある力の加わる箇所は、ダークアースの補強生地が縫い付けられています。
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3 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の特徴とは?
迷彩は、アイボリーをベースに、タン、濃淡2色のブラウンを用いて、ハケで小さく丸く塗ったようなパターンを描いています。
通常のDPMの色調を変えた物ですが、各色の明度差を考慮して配色してありますので、メリハリが効いていますね。
ただし、砂漠で効果があるかどうかは、どうやら別の問題のようです。
生地は薄いリップストップで、おそらくコットンとポリエステルの混紡です。
柔らかくて通気性が良いです。
デザインは、アメリカ軍M65フィールドジャケットのフルコピーです。
エポレット付き、スタンドカラー(立ち襟)前提の設計、胸ポケット×2、腰ポケット×2、全面にライニング付きです。
勿論、襟中のフードもありますよ。
全体的な縫製は、少々甘いところがありますが、必要な部分にはちゃんと補強されていますね。
また、今回のモデルには、僅かながら使用感がありました。
しかし、パッチ(ワッペン)などを取り付けた形跡はありません。
4 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 不明
・製造場所 不明
・契約会社 不明
・製造会社 不明
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ なし
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約79センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約61センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 不明
・入手場所 大阪の専門店
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5 国籍不明砂漠用迷彩M65型ジャケット(4カラーデザートDPM)まとめ
あまり知られていませんが、イギリス軍は湾岸戦争前に4色のデザートDPMを完成させていました。
(しかし量産する計画はなかったようです。)
今回のモデルは、そのDPMとは大きく色調が違うので、イギリス軍物ではなさそうです。
おそらく中東かアフリカのどこかだと思うのですが、決定的な証拠がありません。
どこの国の装備なのでしょうね?
単に衣類としてみた場合、迷彩がとてもキレイでファッショナブルです。
M65をコピーしているので、機能的には何の問題もありません。
ライナーも付いて、僅かながら防寒性能もありますよ。
迷彩パターンから、秋から冬のフィールドで使えなくもないですね。
でもここは一つ、砂漠用という特殊な迷彩を活かして、ファッションで使用してみるのはいかがでしょうか?
意外と「映える」かもしれませんよ!
残念ながら、今回もモデルも品数は少ないです。
オークションでも、まず見かけることがありません。
でも、大手ミリタリーショップの片隅には、或いは売れ残っているかもしれませんね。
根気よく店を廻ってみましょう!
(気長に待っていただけるなら、今回のモデルも後日ヤフオクに出品予定です。)
今回は、国籍不明ながら素敵な砂漠用迷彩服を分析しました。
次回は、迷走していた時代のアメリカ軍迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の国籍不明の迷彩服はこちらです。⬇︎
仕方なく(?)手を抜いて製造されたイギリス軍のデザートDPMはこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
私の住んでる地方では、本日も梅雨の中休み(何回目?)でしたが、今夜からはまた梅雨らしい天気に戻るみたいです。
黄海から低気圧が(閉塞しながら)東進、梅雨前線も北上してきますよ。😎
明日も梅雨らしい天気になりそうですね。💦
また洗濯に悩みそうです。😞
あなたも、雷、大雨、突風、土砂災害に十分注意してくださいね。😃
読んでいただき、ありがとうございました💕
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