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東側のデザイン!【国籍不明軍装備品】空軍パイロットヘルメット・セット(スロートマイク付)とは?0992 Unknown ミリタリー

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今回は、1970年代と思われるパイロットヘルメットセットを分析します。

国籍不明軍ということで入手しました。

確かに西側と東側の特徴を有しているヘルメットですね。

中古品で少々傷んでいますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  国籍不明軍パイロットヘルメットセット(スロートマイク付)とは?

航空機の黎明期から第二次大戦くらいまでのパイロット用ヘルメットは、主に頭部の保温や無線のイヤホンを保持するのが目的とし、各国とも布や革製でしたね。

 

でも大戦後、アメリカを始めとする西側は、それまでの布・革製ヘルメットを廃止してすぐハードシェルヘルメットに移行しました。

(元々アメリカはアメリカンフットボールなどで使用する各種ヘルメットを開発していたので、その技術を転用したのですね。)

 

一方旧ソ連を主体とする東側は、それまでの革や布製ヘルメットの上に、ハードシェルヘルメットを被るという独特の方法に発展しました。

 

同じパイロットヘルメットながら、その開発は大きく二系統に分かれているのが面白いですね。

 

今回のモデルは、そんな東側のヘルメット…だと思われますが、一部に西側のデザインの特徴もある興味深いデザインです。

 

問題はどこの国の装備なのかということですが…とうとう現在までわかりませんでした。

(もしあなたがご存知なら、ぜひ教えてください。)

 

さてさて、それはどんなパイロットヘルメットなのでしょうか?

 

今回はパイロット装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  国籍不明軍パイロットヘルメットの全体及び細部写真

ライナー(内帽)

全体形

斜め前から

大戦中のドイツ空軍パイロットヘルメットに似ていますね。

額中央のフックは酸素マスク用でしょうか?

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斜め後ろから

ライナーはあまり使用感がありません。
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左側面
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右側面
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内側展開

イヤーパットは柔らかい鹿皮製

左側のコネクターはスローマイク・イヤホン用

右側のチューブは空気用
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背面

サイズ調整は紐行います。
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後頭部には空気が入る袋が。

これは保温と安定を保つためのもの。
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イヤーパット左側(外側)

シェルの頭当ての刻印と同じマーキング
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イヤーパット右側(外側)
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チンストラップ付根

ストラップはバックルで瞬時に調整可能
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反対側は大きなフックに引っ掛けます。
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スロートマイク

東側装備ではお馴染みですね。

口からの音声を拾うのではなく、喉から拾います。

(ガルパンでお馴染みですよね。)
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サイズ調整用紐

少々面倒です。
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後頭への空気流入用チューブ
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マイク・イヤホン用コネクター

4ピンですね。
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シェル

全体形

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前面
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背面

シェル内部の空気を抜くための通気口がありますね。
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右側面
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左側面
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上面

バイザーはブラウンのスモークです。
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底面

シェルにはイヤーパットはおろかチンストラップもありません。

(もちろん酸素マスクブラケットも!)

でも内部にはサスペンションがありますね。

ここは西側系のデザインです。
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バイザーを下ろした状態
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バイザーはかなり丈夫な造り。

角度を4段階に調整可能
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背面には、ヘッドバンド調整用(上)とネックバンド調整用(下)のストラップあり。
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サスペンションの当革

刻印があります。
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3  その特徴とは?

このヘルメットの1番の特徴は、まずライナー(中帽)を被ってのち、シェルを被るという二段構えなところですね。

 

そのため、通信に関する機材は全てライナーに備わっていますよ。

 

ライナーはダークグリーンのおそらくコットン製で、立体裁断ですね。

国籍不明軍パイロットヘルメットライナー

 

ヘッドホン付近は皮革製で、耳に直接当たる部分はとても良質な鹿皮が使用されていますよ。

 

頭頂部前部にはフックがあり、中央のフックは酸素マスク用のようです。

 

サイズ調整は頂部から後頭部にある紐で行いますが、これは少々面倒ですね。

 

面白いのは後頭部に空気を入れる袋があるところです。

 

機体から空気を注入し、ヘルメット全体の安定を保ったり、後頭部の保温が目的のようですよ。

 

下部には鎮ストラップや、酸素マスク用のフックがあります。

 

一方シェルは、剥き出しのスモークバイザー(ブラウン)があって、4段階に角度を調整できます。

 

バイザーフレームや、通気孔を除き、全て強化プラスティック(あるいはベークライト?)製です。

 

面白いのは、西側のヘルメットのように、内側にサスペンションとネックストラップがついているところですね。

 

この辺りは、ライナーにクッション材が付属していた旧ソ連軍用とは大きく違った設計です。

 

全体的な造りは、正確かつ丁寧で印象的にはチェコスロバキアなどの技術力のある国が製造した…そんな印象がりますよ。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1970年代

・製造場所     不明

・契約会社     不明

・製造会社      〃

・材  質     強化プラスティック

          ナイロン

          レザー

          アルミニウム

・表記サイズ    54-57

         (日本人のS〜M)

・サイズ      全高 約28センチ

          全幅 約25センチ

         奥行き 約25センチ

・状  態     中古良品

         (ライナーは極上品)

・官民区分     官給品

・入手場所     東京の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

とてもクラシカルな雰囲気を持つ、素敵なヘルメットですね。

(大きいサイズのデッドストックが欲しいです。)

 

東側のパイロットヘルメットは、最初にライナーを被りセッティングした後にシェルを被るので「二度手間」との評価もありますね。

 

また通常のマイクではなくスロートマイクを使用するというのも、激しい空中戦時にマイクの位置がずれて音声が拾えない場合があるのかもしれません。
(あまり喉に密着させると、違和感も出てきますよね。)

 

一方西側ヘルメットの多くは、シェルヘルメットにクッション材、イヤホンを装備やマイクを装備ですね。

(戦闘機などは酸素マスクにマイクがついています。)

 

どちらがより良いシステムなのか、素人の私にはわかりません。

 

でも昨今の東側空軍パイロットヘルメットを見ると、概ね西側のヘルメットのようなデザインになってきていますね。

 

やはり西側デザインが正解だったのかもしれません。

 

さてこのヘルメットですが、私も偶然入手しただけで、それ以降各ショップはおろか、オークションでも全く見掛けていません。

 

謎のヘルメットですが、いつか使用国を特定したいですね。

 

今回は、興味深い造りの国籍不明軍パイロットヘルメット・セットを分析しました。

次回は、フランス軍のバッグを分析します。

お楽しみに!

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参考:他のパイロットヘルメットに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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旧ソ連軍の航空機装備品やパイロット装備品に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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