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優れた迷彩につき悪用厳禁!【ドイツの軍服】陸軍戦車兵用迷彩カバーオール(フレック迷彩)とは? 0706 🇺🇸 ミリタリー DUITSLAND AFV CREW CAMO COVERALL (FLECK CAMO)1994

今回は、1990年代のドイツ陸軍戦車兵用迷彩カバーオールを分析します。

有名な「黒い森」の迷彩ですが、当然戦車兵用の衣類もありますよ。

基本ODモデルとよく似たデザインですが、違う箇所もありました。

今回は中古ですが、極上品ですよ!

   目次

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1  ドイツ陸軍戦車兵用迷彩カバーオール(フレック迷彩)とは?

第一次大戦で敗れたものの、当時の最新兵器「戦車」の将来性、有効性に気づいたドイツ軍。

 

戦後、禁止されていたにもかかわらず密かに戦車を開発し、運用方法を研究していましたね。

 

第二次大戦では、その実力を大いに発揮し、一大戦車大国になっていました。

 

その後、ソ連戦車「T–34」ショックを経て、第二次大戦後は強力な「レポパルド戦車」を開発するなど、現在でも世界でトップクラスの戦車を製造しています。

 

そんなドイツ戦車兵の個人装備は、第二次大戦中から独特でした。

 

なんとブラックウールの上下で、兵科色はピンクという独特のものでしたよ。

(これには、エリート意識の醸成や他兵科との差別化が目的だったようです。)

 

さすがに戦後は、ODカバーオールになりましたが、それも1990年代からは現用のフレック迷彩に変更されましたね。

 

実は大戦中も一部で戦車兵用迷彩カバーオールが使用されていました。

(ツェルトバーン(テント)生地を用いたローカルメイドモデル。撮影は現代)

SScamotankerscoverall

ホビージャパン[第二次大戦ドイツ迷彩服]より引用

ある意味現代に蘇った、戦車兵用迷彩服とも言えるようです。

 

さてさて、それはどんな戦車兵用迷彩カバーオールなのでしょうか?

 

今回は、ドイツ軍マニアのみならず、野鳥観測や狩猟でも使用できる効果的な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

全体前面f:id:akmuzifal6489:20210327170945j:image

 

前面上半身
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前面下半身
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全体背面
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背面上半身
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背面下半身
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前面上半身裏側
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前面下半身裏側
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背面上半身裏側
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背面下半身裏側
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襟周りレイアウト
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襟はジッパーで立てることができます。
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前合わせはジッパーのみです。
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タグ 表・裏
ドイツ再統一後の1994年度契約品です。
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エポレットはテーパーなしのラウンド型
マジックテープで開閉
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右胸ポケット
角度が付いていて、ジッパーで開閉
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左胸ポケット
こちらも同じですが、表面にペンポケットが縫い付けられていますね。
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左胸ポケットと前見頃のジッパーの間に謎のループがあります。
用途は何でしょう?
(ヘッドセットなどのコードをまとめるループでしょうか?)
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ウエストのサイズ調整ストラップ
マジックテープで開閉
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前身頃のジッパーは上下から開くダブルジッパーです。
刻印は「RIES」f:id:akmuzifal6489:20210327170855j:image

 

腰のスラッシュポケット
ジッパーで開閉
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裾、ふくらはぎポケット、足首ジッパー  
裾はややテーパーが付いています。
ふくらはぎポケットはジッパーで開閉
足首解放部にマチはありません。
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テーパー付き
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袖口はマジックテープで開閉・調整
マチつきです。
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内ポケット
左右にあります。
マジックテープで開閉f:id:akmuzifal6489:20210327172847j:imagef:id:akmuzifal6489:20210327172854j:image

 

ウエストのドローコード
プラスティック製のロック付きf:id:akmuzifal6489:20210327173032j:image

 

レスキューハーネスの取り付け状況(背面)f:id:akmuzifal6489:20210327172704j:image

 

背中のレスキューハンドル取り出し口(外側)
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(内側)f:id:akmuzifal6489:20210327172744j:image

 

脇の通気孔

刺繍で片側6個エス。
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股間の通気孔
同じく刺繍で8個
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3  その特徴とは?

迷彩は量産型のフレック(斑点)迷彩ですね。

 

ブラックグリーンの生地に、濃淡2色のグリーン、グレイグリーン、レッドブラウン、チャコールグレイの斑点を描いてあります。

 

場所によって密集させたり分散させたりして、近くではバラバラに、離れると大きな塊に見えるというふうに、適切な分裂効果を発揮する…そんな特徴がありますね。

 

生地は、コットンとポリエステルの混紡で、サテンにも似た独特の織り方です。

 

少々厚いですが、柔らかく軽量ですよ。

(難燃繊維は用いられていません。)

 

デザインは、アメリカ軍のパイロットスーツを参考にしているようで、基本的にはOD生地のカバーオールと変わりません。

www.military-spec-an.com

構成は、エポレット付き、胸ポケット×3、腰スラッシュポケット×2、内ポケット×2で、胴体にはレスキューハーネスがあります。

 

背中にはジッパーで開くスリットがあって、ここからレスキューハンドルを取り出すことができる…というのは、昨今の戦車兵用オーバーオールの一大特徴ですね。

 

他国のカバーオールのように、トイレ用のジッパーなどはありません。

 

全体的な縫製は丁寧かつ正確で、堅牢な造りはさすがドイツ製といった感じです。

 

今回は準備できませんでしたが、本来専用のライナーがありますよ。

(入手次第追記します。)

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1994年

製造場所    ドイツ

契約会社    ドイツ

製造会社     〃

材  質    コットン

        ポリエステル

表記サイズ   185–195/100

      (日本人のL〜XL)

各部のサイズ(平置)

       着丈 約161cm

       肩幅 約49cm

       身幅 約55cm

       袖丈 約65cm

     ウエスト 約50cm

       股下 約75cm

       裾幅 約22cm

状  態   中古極上品

官民区分   官給品

入手場所   大阪の専門店

入手難易度  2(やや困難)

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5  まとめ

 今回のモデルのサイズは、少々私には大きい物ですが、実際に着用すると少々ダブついて「みっともない!(奥(神)様談)」らしいです。

 

でもバイクに乗って買い物に行ったりしましたが、シートや椅子に座るには、腰回りに余裕があった方が動き易いですね。

(身体にピッタリのカバーオールを着て椅子に座ると、お尻がキツくなったりします。)

 

何より着ると何故か自信が湧いてくる、面白いカバーオールですよ。

(気のせいという説も…😓)

 

サバイバルゲーム…は勿論ですが、狩猟や野鳥観測で、最も効果を発揮しそうな迷彩カバーオールですね。

 

元々ドイツの「黒い森」用の迷彩ですので、日本でも効果が期待できそうです。

 

さて、今回のモデルですが、一時期大手通販サイトでも時々見かけたものの、現在はオークションや大手ショップに在庫するのみとなっています。

 

入手は可能でしょう。

 

ただ数が少ないせいでしょうか?ショップによっては意外に高価格に設定している場合があります。

 

注意しましょう!

 

今回は、迷彩効果の非常に高い、現用ドイツ陸軍戦車兵用迷彩カバーオールを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20230925更新)

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参考:各国の戦車兵用カバーオール&スーツに関する記事はこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

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他のドイツ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  *     *     *

Twitterで見つけました。

このアニメに出ているジオン軍士官学生の着ている迷彩服は、今回のモデルと同じようなフレック迷彩でしたね!

カラーもパターンも、よく再現しているように見えました。

 

もしフレック迷彩だったら、実在する迷彩が表現された世界初のアニメかもしれませんね。👍

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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