こんにちは!
今回は、中国人民解放軍の迷彩服を分析します。
現在のデジタルパターンになる一つ前のモデルになります。
出現当時は、パレード用かな?…なんて思いましたが、実際に艦艇で使用されていました!
今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)とは?
- 2 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の全体及び細部写真
- 3 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の特徴とは?
- 4 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の製造とサイズのデータ
- 5 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)まとめ
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1 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)とは?
中国人民解放軍を英語で「PLA」と言います。
これは、「People's Liberation Army」の略で、直訳すると「人民解放陸軍」になります。
陸軍なのに海軍や空軍があるのは、何か矛盾していますよね。
それはともかく中国人民解放軍は近年、兵器や装備の改良・開発を進めつつ量産も行って、量も質も向上させてきていますね。
現在では、アメリカ、ロシアに次ぐ世界で3番目の実力を持つ軍隊に成長しています。
その発端が1990年代半ばの装備改変でした。
個人装備では、それまでの装備に比べ、目に見えて向上していましたよ。
(ちょっと恐怖した覚えがあります。)
今回のモデルは、その時期に製造された海軍向けの迷彩服になります。
当時は、海軍で迷彩?と疑問に思いましたが、現在では多くの国の軍隊が各軍(陸、海、空軍その他)で別の迷彩服を採用していますね。
中国は先見の明があったようです。
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
アジアの迷彩服コレクターのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
(今回は便宜上94式としていますが、別の呼称があるかもしれません。)
2 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の全体及び細部写真
ジャケット
前面
背面
前面裏側
胸の迷彩生地はポケット内側の生地で、なんと陸軍の迷彩生地が使用されています。
背面裏側
生地が薄いので、迷彩は裏側にかなり透けています。
前合わせはジッパーと ダットファスナーです。
データスタンプ
サイズや契約年度が記入されています。
1998年度契約品
エポレットはテーパーなしの楔形です。
ボタンで開閉
胸ポケット
やや角度が付いていてジッパーで開閉
腰ポケット
マジックテープで開閉
ポケット表面にジッパーで開閉する小さなスラッシュポケットがあります。
変わったデザインですね。
右袖ポケット
ダットファスナーで開閉
角ジッパーのプルタブ
刻印は星の中に「八ー」
裾左右にはゴムを内蔵
左袖にある2本のループ
用途はなんでしょう?
袖
袖口は ダットファスナーで開閉・調整
ダットファスナー表面の刻印
どこから読むのでしょう?
迷彩パターン
陸軍と同じパターンの色違いのようです。
トラウザース
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
データスタンプは朱印
今回のモデルは、ジャケットとトラウザースで別メーカーの別サイズでした。
右側面
ポケットは、腰にスラントポケット、臀部にパッチポケットです。
臀部のポケットは、 マジックテープで開閉
裾のドローコードはありませんが、足首付近には調整タブがあって、裾の幅を調整できます。
おまけ
ポケットに帽子(キャップ)が入っていました。
(小さくて被れませんでした…。😞)
デザインは、陸軍の帽子と同じものです。
内側はOGのナイロン製
全体的に粗末な造りです。
(1970年代レベル)
サイズ、製造所?スタンプ
後部下端はスリットがあって白いゴムバンドが内蔵されています。
前面には顎紐付
アド紐は金属製のボタンで装着
よくよく見ると、ジャケット、トラウザース、帽子で微妙に迷彩の色調が違っていますね。
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3 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の特徴とは?
迷彩は、タイトブルーの生地に、ダークブルー、ダークグリーン、ブラックで雲型を描いています。
派手な迷彩で、メリハリが効きすぎている気がします。
どちらかというと、偽装(カモフラージュ)ではなくて、存在を示すのが目的なのでしょうか?
生地は薄いポプリンに似たものですが、材質はコットンとポリエステルの混紡のようです。
現時点では固くてシャカシャカしています。
通気性は良さそうですが、冬は多く重ね着をしないと寒そうですね。
この生地は3防生地と呼ばれ、摩擦、火に強く、対赤外線機能もあるとか?
凄い生地ですね。
デザインは、ジャケットがエポレット付、胸スラッシュポケット×2、腰ポケット×4の人民服タイプ。
トラウザースは、腰スラントポケット×2、臀部ポケット×2で、裾付近がタブで調整できますよ。
全体的には、日本で市販され、工場などで使用されている、一般的な作業服のデザインに近いです。
縫製は、部分的に手が抜かれていて閉口してしまいますが、のちのデジタル迷彩服(07式)より丁寧な印象があります。
勿論、1980年代の被服とは、雲泥の差があってより上質ですよ。
4 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1977年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ナイロン
・表記サイズ M–R
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約69センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約55センチ
トラウザース
着丈 約103センチ
ウエスト 約47センチ
股上 約34センチ
股下 約70センチ
裾幅 約21センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 中国人民解放軍(PLA)海軍94式迷彩服(ブルーパターン)まとめ
今回のモデルも、インパクトのある迷彩服ですね。
でも配色はなんとなく「海」を連想させます。
明暗がくっきりしているので、全体型の分裂効果がありそうです。
だとしても、海でも山でも、勿論街中でも目立つ迷彩ですね。
人間を相手にするサバイバルゲームには向いていないかもしれません。
しかし、もしかしたら小鳥や野生動物には効果があるかもしれませんね。
今回のモデルは、その迷彩色から日本では不人気で、現在でもデッドストックが入手可能です。
それでも年々僅かながら値段が上がっているので、購入する場合は早いほうが良さそうですよ。
将来を考えている方は、高官が使用した、フルパッチの中古極上品を探してみましょう。
陸軍より少ないですが、見つけたら海外のオークションでそれなりの価格で落札されそうです。
(…だとしても日本のオークションでは人気なしですが…。)
今回は、ちょっと前の中国人民解放軍海軍の迷彩服を分析しました。
次回は、第二次大戦中のドイツ軍迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の中国人民解放軍装備はこちらです。⬇︎
他国の海軍迷彩服(海兵隊を含む)はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
最近朝が冷え込んで、ニャンズは一切姿を見せません。😭
彼らは暑さ寒さに対して敏感に反応しますね。
その代わり、イソヒヨドリのイソちゃんは元気げんき!
可愛い声で鳴いてくれます。
イソヒヨドリ
ウォーキングでは一定の距離を保って、それ以上は近付いてきませんが、私を認識してくれているようです。
(でも写真撮りたいですね。一眼レフ欲しいです。)
いつか友達になりたいですね。
読んでいただき、ありがとうございました。
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