
今回は、1980年代のアメリカ軍コットン防寒アンダーウェアを分析します。
主に陸軍をはじめとする地上部隊用とされていますね。
コットン製ですが特殊な織り方の生地が特徴です。
製造過程で発生したイレギュラー品&中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 アメリカ軍コットン製防寒アンダーウェア(上下セット・生成り・地上部隊用)とは?


朝鮮戦争で韓半島の強烈な寒さを経験したアメリカ軍は、有名な防寒装備である一連のM51シリーズを開発しました。
その後も寒冷地用装備の開発は進み、1980年代にはこれも有名なゴアテックス素材を使用した「ECWCS:エキストリーム・コールドウェザー・クロージング・システム」まで発展しましたね。
ちょうどこの頃、直接身につける肌着にも新しい装備が開発されましたよ。
それが今回のモデルです。
いわゆる防寒アンダーウェアで、シャツとズロースなのですが、当時の最新鋭というだけあって、贅沢な生地が使用されていました。
そして性能もなかなかだったようですよ。
さてさて、それはどんな防寒アンダーウェアなのでしょうか?
今回は、アメリカ軍装備マニアのみならず、暖かい防寒下着をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
シャツ
前面

背面

前面裏側

背面裏側

襟周り

襟はクルーネック。

タグ
フェルトペンで消されていますが、1986年度契約品。
でも右側にイレギュラー品を示す「IRREG」スタンプあり。
製造会社名も塗りつぶされていますね。

コマンドセーター同様、各パーツを縫い合わせて構成されています。


裾の折り返しはなく端末処理されています。

独特の織り方ですね。
これなら空気を沢山保持することができそうです。

袖
緩やかなテーパー付。

袖ニット

ズロース
前面

背面

前面裏側

背面裏側

ウエストにはゴムテープを縫い付けてあります。


前立て

前立ての生地は重なっているものの オープンタイプで、ボタンやジッパーはありません。

前立ての裏側
薄い別生地で補強されています。

タグ
1988年度契約品です。
品名は「DRAWEIS(ズロース)」

股間の裁断

足首のニット表裏


生地の特殊な編み方はシャツと同じです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 その特徴とは?
生地はコットンの生成り(無漂白)で、オフホワイトです。
一般的な肌着などとは違った織り方がなされていて、まるで目の細かいセーターのようですよ。
見るからに保温力が高そうですね。
デザインは、これも各国軍のコマンドセーターのように、各パーツを製造、後にそれらを縫い合わせて一着を完成させていますね。
ポケット等はありません。
一方ズロースも生地・製造方法はシャツと同じです。
(やはりポケットはありません。)
ただ前立てはスリットになっていて、ボタンやジッパーはありません。
全体的な縫製は、意外に丁寧かつ正確で、アメリカ軍らしからぬ仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1990年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ M
(日本人のS)
各部のサイズ(平置)
シャツ
肩幅 約36cm
身幅 約44cm
着丈 約58cm
袖丈 約58cm
ズロース
ウエスト 約30cm
股上 約30cm
股下 約71cm
着丈 約105cm
裾幅 約10cm
状 態 中古上品
(シャツはイレギュラー品)
官民区分 官給品
入手場所 沖縄の専門店
入手難易度 3(困難)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 まとめ
実際にこのアンダーウェアを着用して、真冬のバイクツーリングに行ってきました。
2月でしたが、走行中は全く問題はありませんでしたよ。
しかし、とある道の駅で休憩をしていた時に部屋の中の暖房が強かった所為でしょうか?段々暑く感じるようになってきました。
もしかしたら西日本の太平洋側では、少々オーバースペックなのかもしれません。
またツーリングでは汗をかくことはありませんでしたが、もし汗をかいた場合に少々問題があるかもしれません。
何故ならコットンが水濡れした場合、ウールのように発熱することがないからです。
そんな生地の特性を理解して着用する必要がありますね。
(汗をかいてもコットン製なので、洗濯機で丸洗いできるのは楽ですが…。)


ところがこの優秀な性能のアンダーウェアは、現在入手困難となっています。
というのも、このモデルの後継がすぐに開発・支給されたからですね。
使用は意外に短い期間だったようですよ。
問題となったのは、やはりコットンの性質で、繊維として水にも火にも弱いというのが、問題だったのですね。
(特に難燃性の欠如は、近年の戦闘装備としては問題だったようです。)
また各種フリース製品の台頭も原因ですね。
それでも地味であまり人気のないアンダーウェアだったので、あるいは有名ミリタリーSHOPの片隅に売れ残っているかもしれません。
(場合によっては、投げ売りされているかも?)
探しているあなたは、実店舗やネットSHOPも含めてチェックしてみましょう!
(セットではなく、上下の単品なら入手できる確率も高いですよ。)
今回は、1980年代のアメリカ軍コットン製防寒アンダーウェアを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:各国軍の防寒シャツに関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
![]()
【中古】良好品◆実物 米軍 アンダーパンツ COLD WEATHER ワッフル生地 TAN インナー 防寒 ミリタリー アーミー アメリカ アウトドア 古着 USED
![]()
US ARMY アメリカ軍 ヘンリーネック アンダーシャツ 2ボタン IRREGULAR (DEAD STOCK)
スポンサーリンク
