こんにちは!
今回は、アメリカ軍のフライトジャケットMA–1を分析します。
以前、A社の1968年復刻モデル品を分析しましたが、今回は同メーカー製造の官給品になります。
程度の良いMA–1だったのですが、購入動機は別のところにありましたよ!
(今回のアイテムは中古品で、一部お見苦しい写真がございます。🙇♂️)
目次
- 1 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)とは?
- 2 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の特徴とは?
- 4 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造)まとめ
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1 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)とは?
長くコレクションを続けていくと、節目節目で記念的なアイテムに出会うことがあります。
それは、時に探していた迷彩服だったり、偶然遭遇したレアアイテムだったりしますね。
でも私はそれらの他に、ある暗号を持っていて、その暗号に沿ったアイテムを入手することにしています。
その暗号とは…あなたはもうお気付きですね。
それは「1963」(昭和38年)です。
実は、私の誕生年なんですよね。
やや中途半端な年代ながら、「同い年」に何故か親近感を感じてしまいます。
特に自衛隊やアメリカ軍のアイテムは、かなり正確に製造年または契約年度が表記しているものがあり、つい見つけて程度が良ければ購入してしまいますね。
今回のモデルも、製造は1963年、契約年度は1964年でしたよ。
この頃は、いわゆるベトナム戦争の初期に当たります。
まだまだ、アメリカが輝いていた頃のジャケットですね。
1950年代から使用されているMA–1としては、5番目の型になります。
さてさて、同い年のMA–1とは、どんなMA–1なのでしょうか?
今回は、フライトジャケットマニアのみならず、1963年(昭和38年)生まれのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の全体及び細部写真
前面
A社のMA–1は丸いフォルムが特徴ですね。
背面
前面裏側
経年変化でしょうか?
内ポケットカブが中央に寄っていますね。
背面裏側
コットン/ウールのインナーライニング(中綿)のせいで、モコモコで重量があります。
前合わせはジッパーのみです。
ストームフラップのステッチはジグザグです。
(ストレートも欲しいですね。)
襟周りレイアウト
A社の製品は、襟ニットが極端に短いものがありますね。
胸ポケット
ダットファスナーで開閉
ポケット内部の生地は、起毛したグレイのウール製?
タグ
1963年製造、1964年度契約品です。
ダットファスナー
ブラス製でグレイの塗装
左袖のシガレットポケット
袖
ややテーパー付き?
袖のニット
やはり破損していますね。
でも、ニットは個別に販売されています。
(修理もできますよ!)
裾ニット
裾ニットは、後部が破損していました。
背中のステッチもあります。
三角形のパッチ(ワッペン)を縫い付けていた跡がありました。
アメリカ本土防空で使用していたF–102またはF–106の部隊でしょうか?
肩の縫い後から、佐官クラスが使用していたようですね。
内ポケット
ダットファスナーで開閉
前面裏側、ストームフラップ付近のステッチ
かなり雑ですね。
ジッパー
表裏で使用できるタイプ
刻印は「CC」
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3 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の特徴とは?
シェルは、セージグリーンのナイロン製で、最初期型などから比べると、かなりグリーンが強いですね。
(モデルによっては、オリーブグリーンのシェルもあるようですよ。)
ライニングは、オレンジで一応リバーシブルですが、オレンジ側には袖ポケットがないなど、不完全リバーシブルですね。
インナーライニング(中綿)は、ウールとコットンで、分厚く、重量があります。
(ここは賛否の分かれるところですね🤔)
デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2、内ポケット×2、袖ポケットで、襟、袖口、裾にはウール製のニットを装備しています。
もはや日本では定番のデザインですね。
胸ポケットの中は、起毛した生地で、ハンドウォーマーも兼ねています。
(モデルによっては、毛布生地が使用されていますよ。)
全体的な縫製は、かなり雑でステッチの線などは揃っていないところもありますが、とにかく頑丈です。
過酷な使われ方をして、袖などが擦り切れる場合もありますが、
反面、破損しやすいウール製ニットは、何とかしてもらいたい所ですね。
4 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造品)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1963年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ M
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約59センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約60センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 名古屋の専門店
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5 アメリカ空軍フライトジャケットMA–1(8279D・1963製造)まとめ
アメリカ軍に各種衣料品を納入しているメーカー製なのですが、かなり雑な造りに驚きますね。
「とりあえず、頑丈だったら良いんだよ!」
そんな製造者の声が聞こえてきそうです。
(でも、軍装品はそんなものなのかもしれませんね。)
やはりニットの破損がありました。
(購入する場合は、よくチェックしましょう。修理もできますが…。)
ところで、1963年後暫くしてから、ベトナム戦争は激化・泥沼化して アメリカは次第に暗くなっていきましたね。
そういう意味では、今回のモデルは、まだアメリカが「古き良きアメリカ」だった頃の証人なのかもしれませんね。
ぜひニットを修復し状態を回復させ、これからの人生を共に生きていきたいジャケットです。
因みにアメリカ軍でいうところの1963アイテムは、M51シリーズになります。
また、フライトジャケットではL–2B、N–2B、N–3B、WEP、G–1、などがありますが、まだまだ集まっていません。
今後も積極的に収集して、いつかブログで紹介したいですね。
同い年…大好きです!
今回は、自分と同い年のアメリカ空軍のフライトジャケットMA–1を分析しました。
次回は、ちょっと趣向を替えてアメリカ軍の時計を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のアメリカ空軍フライトジャケットはこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
Twitterで見つけました💕
チューリップや花で時間を過ごして眠りにつくカヤネズミと呼ばれる妖精 pic.twitter.com/sOXYZNK1wj
— 癒しチャンネル (@iyashichannel_) 2020年12月19日
勿論、あなたの周りにも、きっといますよ!
(優しい視線を投げかけているかも!)
いつか会いたいなあ!😍
読んでいただき、ありがとうございました。
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