今回は、1990年代のアメリカ海軍ウインドブレーカーを分析します。
以前カーキのモデルを分析しましたね。
でも今回のモデルはカラーも仕様も少々違っていました。
中古品ですが、程度は良好ですよ！
目次
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１ アメリカ海軍ウインドブレーカー（ブラック・PX品）とは？
海上自衛隊もそうですが、世界の伝統ある海軍で正式に採用している制服は、冬服がブラック、夏服がホワイトというモノトーンが多いですね。
どちらもある意味目立つカラーであることから、多くの兵士が整列していたりすると壮観です。
（各軍の中では、最も格好が良い制服とさえ言われていますね。）
勿論、作業服や戦闘服などは、他のカラーや迷彩を採用している場合があります。
でもブラックとホワイトは、その衣料品が海軍用であることを識別できる根拠でもありますね。
（勿論、例外もありますよ。）
今回のモデルは、アメリカ海軍のウインドブレーカーですが、カラーがブラックのモデルになります。
比較的最近のモデルで、やはり制服を補佐する簡易的な衣料品として使用されていたようです。
アメリカ軍では、陸軍、空軍、海兵隊でも同じようなウインドブレーカーの着用を承認していましたね。
（元々官給品ではありません。）
でも今回のモデルは、他軍にはない工夫が施されていましたよ。
さてさて、それはどんなウインドブレーカーなのでしょうか？
今回は、アメリカ海軍装備マニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう！
２ 全体及び細部写真です！
前面
背面
前面裏側
背面裏側
襟周りレイアウト
襟元はチンストラップで閉めることができます。
前合わせはジッパーのみ
うなじのサイズタグ
前身頃裏側のタグ
1994年度契約品？
エポレット
僅かにテーパーのついたクサビ型
胸ポケット
通常の状態では重なっていて雨などが入りにくいデザイン。
袖
テーパーが付いています。
袖口はボタンで開閉
ウエストサイドにはサイズ調整タブが！
裏側にはしっかり力ボタン付き。
背面の肩口は生地が2枚になっています。
袖はライニングが付いていますね。
内ポケット
オープンタイプです。
前身頃裏側は生地が二重になっていますね。
確かに風には強いかも？
専用のライナーを取り付けるためのマジックテープがあります。
ジッパーはYKK
正しい選択ですね。
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３ その特徴とは？
生地はブラックの薄いコットンとポリエステルの混紡で、軽量かつ丈夫です。
（やや硬い印象があります。）
水濡れ時の乾燥も早いですね。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2で、チンストラップと、ウエスト部にサイズ調整タブがあります。
前部と背面肩口は生地が2枚になっていて、僅かながら雨や風に耐性があるようです。
特筆すべきは、専用のライナーが取り付けられるようにマジックテープが縫い付けられているところですね。
（これは他軍のウインドブレーカーや、カーキモデルにはありませんでした。）
最初、個人でカスタム化したのかな？…とも思ったのですが、造りを見ると縫製の前に予め縫い付けられていたようです。
じつは、専用のライナーも付属していたのですが…今回も特別外出しているようです。
帰ってきたら、アップします。😓
全体的な縫製は正確で強度も十分ですね。
ただ、生地がブラックでやや硬いせいか、洗濯を繰り返すと角や生地の重なった部分が退職し、目立つようになってきます。
エイジングとして楽しむには少々コントラストが強くなってきますね。
４ 製造とサイズのデータです！
製造・契約年度 1994年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ 40R
（日本人のL）
各部のサイズ（平置）
着丈 約64cm
肩幅 約45cm
身幅 約56cm
袖丈 約64cm
状 態 中古良品
官民区分 民生品
入手場所 東京の専門店
入手難易度 3（困難）
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５ まとめ
なかなか渋いジャケットです。
ブラックの衣類というと、過去にはドイツ戦車兵がウールの上下を採用していたのを思い出します。
また特殊部隊や警察のSWATなども、上下ブラックだったりしますね。
エリートの証だったり、対峙する者に畏怖の念を抱かせる効果もあるようです。
また、ファッションにおいては、ベテランからビギナーまで使用できるカラーですよね。
（一説にはビギナーはモノトーンでコーディネートするのが良いとか？）
ジーンズやチノパン他にも合わせられそうです。
衣類としては、気温が下がってくる（…と思われる）これからの季節には、ピッタリのジャケットと言えるでしょう。
ただし、人気があるのか今回のモデルは、やや品薄です。
見つかっても小さいサイズが多いですね。
（逆に女性にはベストかも。）
今回のモデルはサイズが「40」インチのレギュラーなのですが、入手までに時間を要しました。
面白いことに、一般的なミリタリーショップのみならず、古着屋さんでも取り扱っている場合がありますよ。
探しているあなたは、諦めず思い当たるお店の全てを当たってみましょう！
今回は、渋いアメリカ海軍のインドブレーカー（ブラック）を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね！
それでは、また次回をお楽しみに！
（20240304更新）
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参考：他のウインドブレーカー系衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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