こんにちは!
今回は、スロバキア軍の迷彩服を分析します。
隣国チェコと同じような迷彩ですが、大きく違うところがありますよ!
目次
- 1 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)とは?
- 2 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)の全体及び細部写真
- 3 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)その特徴とは?
- 4 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)の製造とサイズのデータ
- 5 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)まとめ
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1 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)とは?
チェコスロバキアが「チェコ」と「スロバキア」に分かれたのは、1992年でした。
両国とも翌年1993年には、早くも国連に参加していますね。
旧チェコスロバキア時代は、第二次大戦でドイツに併合されたり、戦後は共産圏に組み入れられたりしましたね。
(プラハの春も酷かったですね。)
大国に蹂躙される小国を助けよう!…そんな気持ちがあったのかもしれませんね。
(それとも何かしら利権があったのでしょうか?)
今回のモデルは、そんなスロバキアがPKO活動のために製造した迷彩服になります。
チェコスロバキア時代は、戦史に残る優秀な兵器や装備を開発していましたが、現在はどうでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)の全体及び細部写真
前面
迷彩パターンは違いますが、イギリスやチェコのように2色迷彩ですね。
背面
何となくシルエットが丸いのは、中綿が沢山入っているからです。
前面裏側
前面にライニング(内張)があります。
いわゆるフルラインですね。
左の内ポケット(2個)に注意
背面裏側
袖はラグラン袖です。
ライニングはポリエステルのようです。
前合わせはジッパーと ダットファスナーです。
右胸ポケット
マチ付きでボタンで開閉
腰ポケット
胸ポケットと同様ですが、角度が付いています。
左胸ポケット
予めネームタグ用のマジックテープが縫い付けられています。
ポケット上の四角い生地は?
こちらもマジックテープで開閉します。
用途は何でしょう??
襟はジッパーとチンストラップでスタンドカラーに。
でも、どちらか一方で良いのでは?
スロバキアの国籍マーク
袖口
二重袖で内側の袖は、ゴムを内蔵
外側の袖は、ストラップで調整できます。
ストラップはボタンで調整
襟裏
ジッパーとマジックテープが目立ちますね。
このジッパーの中には…
シェルと同じ生地でできたフードが内蔵されていました。
内ポケット①
単純なパッチポケットです。
内ポケット②
ジッパーで開閉
迷彩生地の裏側が見られました。
薄ら透けていますね。
ウエストのドロータグ
先端と長さ調整用のロックも完璧ですね。
裾は左右にゴムが内蔵されています。
完璧な防寒対策ですが…。
内袖裏側のゴム
タグは意図的に印字が消されていました。
滲んで見えますが、どうやって消したのでしょう?
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3 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)その特徴とは?
まず、一番の特徴は、ライニング内にポリエステルの中綿が沢山内蔵しているところです。
そのため、モコモコ感が半端ないです。
分厚いジャケットですが、予想以上に軽量です。
迷彩は、スロバキアオリジナルで、同様の迷彩であるチェコやイギリスとは違うものになっています。
デザートピンクにやや濃いブラウンで雲型を描いています。
生地はコットンのツイルですが、薄くて軽量です。
全体的な軽量化に寄与しているようです。
デザインは、何となくチェコスロバキア時代のジャケットに似ています。
袖ポケット無しの4ポケットタイプですが、腰ポケットはスラントポケットになっていますね。
左胸ポケット上には、用途不明の生地があります。
伝統って生きているのですね。
4 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
(のあさん情報では2004年製造)
・製造場所 スロバキア
・契約会社 スロバキア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明
(のあさん情報ではL)
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約83センチ
肩幅 約52センチ
身幅 約76センチ
袖丈 約65センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 スロバキア陸軍砂漠用迷彩防寒ジャケット(デザートパターン)まとめ
実際に着用してみると、中綿の影響でしょうか、とても暖かいです。
真冬でもアウターに使用できるほどですね。
逆に、砂漠でこれほどまでの防寒性能が必要なのか?…と思いました。
袖や裾の防寒対策も万全です。
迷彩は、残念ながら日本では使用できる場所や季節が限定されそうです。
でもホルスタインのような柄と、スロバキア国籍マークのポップさからシティユースで使えるかもしれませんね。
(個性的なファッションが完成しそうです。コーディネートが難しいかもしれません。)
できれば、通常の戦闘服も探してみたいです。
今回は、スロバキア軍の暖かい砂漠用迷彩服を分析しました。
次回は、ベルギー軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:隣国チェコ軍の迷彩服はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com 旧チェコスロバキアの通常迷彩服はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com 各国の砂漠用迷彩服はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
出張で兵庫県に行ってきました。
帰りに、本町高架下にあるミリタリーショップ「イカリヤモトコー店」さんへお邪魔しました。
お店の入口
看板下のウールブランケットシャツ(後期型)に注意
小さなお店でしたが、雰囲気は抜群でした。
奥に、テンションの上がる小部屋がありましたよ💕
マニア必見です!
珍しいアイテムを入手したので、後日分析しますね❤️
アクセスはこちらです。⬇︎
JR神戸元町駅の高架下にあります。
一旦歩道に出て北上すると、また高架下への入口があります。
そこから直ぐです。
近所にもう一軒の「イカリヤ元町店」さんがあるらしいのですが、時間がなくて行けませんでした。
次回は必ず行きたいですね!
読んでいただき、ありがとうございました。
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